生き辛さ感じる全ての人に読んで欲しい!軽やかに生きる為の108の言葉【大徳寺・泉田老師の誌上初説法】

5月20日(土)刊行『軽やかに生きる』

世界文化社より5月20日(土)京都・大徳寺の主僧である泉田玉堂老師の初説法『軽やかに生きる』を刊行いたします。
生き辛さを抱えて生きる現代人のために、禅語を通してストレスとの向き合い方、前向きに生きるコツをアドバイスします。

 


禅語は漢字が連なり堅苦しい印象もあるかもしれませんが、これほど含蓄に富んだものはありません。日常のしがらみから抜け出して、いつもおおらかに、明るく笑って過ごせるような、軽やかに生きるための禅のことばをいくつか集めてみました。

「看脚下」きゃっかをみよ
人は他(人)と自分を比較し、その優劣をもって幸不幸の尺度とし、自らの悩みの種とする。他と比較する必要はない。足を地にしっかりつけた自己の確立こそが、全てを凌駕することの源泉となる。そのためには、自己追求を怠るな、ということである。
禅寺の玄関などに「看脚下」と書かれたものが、貼られている。ぬいだ履物を揃えなさいということであるが、その語句の裏には、修行僧ばかりではなく、あらゆる人達が真理、幸福を求めるに、遠くばかり求めることを諫める意が籠められている。真実、幸福は自分の中にあるからである。

「一期一会」いちごいちえ
人の一生涯でたった一回きりの出合い。一瞬一瞬における「今、此処、我」こそが真実である。あらゆる生活の場面で、この一瞬を大切に思いを充実させる。その集積が真の人生ということになろうか。
『茶の湯一会集』には、「たとえば、幾度同じ主客交会するとも、今日の会に再びかえらざる事を思えば、実に一生一度の会なり」とある。この心がけは、人間関係のみならず、物や自然全てに対してなされるべきもので、世界平和への第一歩となる。

「莫妄想」まくもうぞう
人が苦しむのは、生活の中はもとより、学問や人間関係の中において、物事を善と悪、是と非、男と女など分けて考え、一方に片寄ったものの見方や考え方をしてしまうからである。
理屈では解決することの出来ないものを、ただちに断ち切って、「もう考えるな」というのである。そうすれば、何も無くなった雲ひとつない青空のような世界に入り宇宙大の人となれる。されば対立的な俗事のなんとつまらぬことよ、と大宇宙そのままの自己の幸福を味わい得るであろう。

「知恩」ちおん
自分が今ここにあるのは他あってのことで、一人では生きられないことを自覚し感謝する。まずは両親あっての自分、囲りの人々、はては自分を取りまく大自然全ての力あっての御蔭である。たとえ食卓に一品の食事であっても、その食材の種を蒔き、育て、運び、またそれを調理する者がいる。他からなされる恵み、慈しみの心を感じ取り、常に感謝の気持ちを忘れてはならない。
 

 

 

【著者プロフィール】泉田玉堂 いずみだ・ぎょくどう
一九四二年、新潟生まれ。
法諱・宗健、道号・玉堂、室号・凌雲室。
早稲田大学卒業後、京都・大徳寺の立花大亀老師につき出家。大徳僧堂の中村祖順老師に参じ、次いで瑞泉僧堂の松田正道老師に参じて印可証明を受ける。一九九三年より奈良大宇陀の大徳寺派松源院に住す。著書に『無へ―禅・美・茶のこころ』(文英堂)、『澤庵―犀の角のごとく一人歩め』(淡交社)。その他、禅、茶道、日本美術に関する多数の小論、エッセイを新聞、雑誌に掲載。又全国各地で禅の提唱(講座)を続ける。

【刊行概要】
『軽やかに生きる』
■発売日:2017年5月20日(土)
■定価 :1,404円(税込)
■刊行 :株式会社 世界文化社
※一部書店により発売日が異なります。
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