「日本油化学会第61回年会」ポスター賞受賞のお知らせ
修飾型ヒアルロン酸のバリア機能性の解析
ロート製薬株式会社(本社:大阪府大阪市、社長:杉本雅史)の児玉敬研究員が、佐賀大学 リージョナル・イノベーションセンター・化粧品科学共同研究講座 特任教授である徳留嘉寛先生と共同研究を行い、2023年9月7-9日に高知工科大学で開催された「日本油化学会第61回年会」において、一般講演のポスター賞を受賞しました。この成果は、今後の化粧品開発につながることが期待されます。
■発表タイトル
修飾型ヒアルロン酸のバリア機能性の解析
■発表者
ロート製薬株式会社 研究員 児玉敬、ツェメインツェメイ、前澤閑久、佐藤範和
佐賀大学 リージョナル・イノベーションセンター・化粧品化学共同研究講座 特任教授 徳留嘉寛先生
■研究概要
皮膚は、乾燥・紫外線・化学物質・力学負荷など外部環境の刺激から内部器官を保護する、生きていく上で必須の器官です。表皮と真皮に分布するヒアルロン酸(以下、HA)は、1gに対して水6 Lを保持可能な高い保湿性を有し、皮膚の潤いと柔軟性の維持に重要な役割を果たすだけでなく、近年では紫外線やPM2.5等に対する抗炎症作用の報告もあります。これらの機能性からHAは、スキンケアの保湿成分として広く活用されています。
さらに、その機能性及び経皮吸収性の改善を指向した低分子化、誘導体化素材があります。私たちは、これまでに一部の誘導体化素材として修飾型HA経皮吸収挙動と処方化による制御に関して確認してきました。今回、新たに人工表皮モデルにおいて修飾型HAのバリア機能性評価を可視化した形で解析することとしました。
その結果、修飾型HAが皮膚角層形成の正常化に関与することが示唆されました。
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