ITフリーランス市場における需給トレンドを表す「ギークス案件倍率レポート」~四半期累計での案件倍率は7.80倍に~
ギークス株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:曽根原 稔人、以下ギークス)は、案件数と案件を探すITフリーランスの人数から算出した「案件倍率」をまとめた、「ITフリーランス案件倍率レポート」を発表いたします。このデータは、ITフリーランス市場における需給トレンドを表すもので、ギークスでは、本レポートを四半期に一度発表しており、今回は2025年1〜3月の案件倍率をまとめています。

2025年1~3月における案件倍率のトレンド
2025年1月から3月において、案件数・案件を探すフリーランスともに、前年度同時期よりも増加し、案件倍率は、1月:10.27倍、2月:6.92倍、3月:6.57倍、四半期累計では7.80倍となりました。
本四半期の累計案件数は前年度同時期と比較して106%増加しており、本四半期の案件の内訳としては、社内システムの構築や業務効率化など、DX推進を目的とした案件が多く見られました。また、マイナ保険証への移行や物流業界における法改正など、社会情勢の変化に対応した案件も見られました。生成AIやLLM(大規模言語モデル)などの、先進技術に関わる案件も引き続き増加しています。
企業から求められるスキルとしては、「JavaScript」「PHP」が安定的に人気を集めているほか、「JavaScript」からの移行が進んでいる「TypeScript」や、AI開発に関連する「Python」の需要も高まっています。
案件を探すフリーランスに関しては、累計で前年度と比較して117%と増加しています。技術力に加えて、ビジネス的な視点やチーム内での柔軟なコミュニケーション能力が引き続き求められており、能動的に新しい技術の習得や情報収集を行いアウトプットしようとするスタンスや、プロジェクト全体を俯瞰し、課題を解決する姿勢を持つフリーランスが高く評価されている傾向にあります。

2025年4~6月のトレンド見込み
案件数に関しては、4月は横ばいで推移する見込みです。人材競争が激化する中、着実なIT人材確保のため、採用活動を意図的に早くスタートさせる企業が多く、5月以降は案件が増加する傾向にあり、昨年度の案件倍率レポートと同様の推移が予想されます。
案件としては、生成AIを活用したシステム開発やDX推進関連の開発案件が引き続き増えていく傾向にあります。特にDX推進を目的としたコンサルティングやプロジェクト立案、システム開発や導入支援などにスポットで参画できるITフリーランスは企業からの人気を集めそうです。
案件を探すフリーランスに関しては、案件数の動きと同様、4月以降開始の案件に向けて動き出すフリーランスが増える見込みです。
企業側が推し進める採用活動の効率化への動きによって、自身の開発経験やスキルなど、自己PRが具体化・差別化できているエンジニアは案件参画までの時間が短くなる傾向にあります。自分の適性・強みの客観視や企業側の動向のキャッチアップも必要となるため、より精度の高いマッチングのために、エージェントの活用をおすすめします。
ギークスの「IT人材事業」とは
「働き方の新しい『当たり前』をつくる」を事業ミッションに掲げ、ITフリーランスの働き方を支援し、企業とマッチングするサービスを展開しています。20年以上の支援による豊富なノウハウがあり、登録者数23,000名を超える日本最大級のエージェントです。キャリアアドバイザーの継続的なサポートによって、ITフリーランスのスキルや志向性を正確に把握し、企業のニーズに応える最適なマッチングを実現します。ギークスが技術力をシェアするプラットフォームとなることで、雇用にこだわらない人材活用で社会のIT人材不足を解消します。
<提供サービス>
・ITフリーランス専門の案件検索サイト「geechs job(ギークスジョブ)」
・⼈材サーチ型のマッチングプラットフォーム「GEECHS DIRECT(ギークスダイレクト)」
・ITフリーランス向け福利厚生プログラム「フリノベ」
会社概要
会社名:ギークス株式会社
本社住所:〒150-6139 東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア 39階(WeWork内)
事業内容:IT人材事業(国内)、IT人材事業(海外)、Seed Tech事業
代表取締役CEO:曽根原 稔人
Webサイト:https://geechs.com
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