BTS(防弾少年団)Vの愛読書として発売前から話題! 老子、釈迦、孔子、孫子、マルクス、サルトルなど偉人の知恵に学ぶ『言葉の力』 待望の日本語訳が発売!!
『世界の古典と賢者の知恵に学ぶ言葉の力』(シン・ドヒョン/著 ユン・ナル/著 米津篤八/訳)
◆Vが空港で持っていたあの書籍が、ついに日本上陸!
本書は人文学者と国語教師の二人が、東洋・西洋の古典や賢者たちの言葉をもとに、話し上手とはどういうことか、話がうまくなるにはどうすべきかについて解説した一冊です。
実は世界的人気を誇るアイドルグループBTS(防弾少年団)のメンバーであるV(ブイ)が愛読していた本として知られており、2018年の発売以降、韓国ではベストセラーリスト入りしました。
本書の構成は、1章〈修養〉、2章〈観点〉、3章〈知性〉、4章〈創意工夫〉で言葉を口にする前の準備と習得の段階を解説。5章〈傾聴〉では聞き方を学び、6章〈質問〉では話し方を扱います。さらに7章〈話術〉では具体的な話し方の原則を学び、最終段階の8章〈自由〉では、それまでに学んだ話術を実践に移し、より良い生き方へと踏み出すための方法を考えます。〈実践〉の章では、偉人たちの歴史に残る会話の中から良い話し方の実例を挙げ、私たちの知恵を授けてくれます。
また「おわりに」には、著者がBTSに触れた謝辞の内容を特別に寄せてくれました。日本版だけの特別な「おわりに」も合わせてお楽しみください。本書を読めば、自分自身の言葉の器が広がるはずです。
◆言葉が変わると、人生が変わる(「はじめに」より)
「灯一つが千年の闇を追い払う[一燈能除千年暗]」という中国のことわざがある。
日の光が一度も差し込んだことのない山奥の洞窟も、小さな灯一つでたちまち明るくなる。
言葉の力も、それと同じだ。真心のこもったひと言が、人と人の間を引き裂いてきた古傷を癒やしてくれる。
一つの言葉には、語り手と聞き手の両方の人生が込められている。まず語り手が、自分の人生の意味を込めて言葉を紡ぎ出す。次に聞き手が、その言葉を受け止め、自分の人生に当てはめて解釈する。このようなやりとりが言葉を生み出す。
だから「話し上手」とは、単に話術に長けているというより、絶えず自分を省みて成長し、他人に関心を傾けて理解し、その場の状況を読み取る目を備えた、総合的な力を指す。つまり、「言葉の勉強」というのは、その境地に至ろうとして努力する過程のことだと言っていい。
話術に関する本はすでにたくさん出回っているが、そのほとんどは実用書だ。そのため、どうしても中身は単調になる。話し上手になるための努力の過程をすっ飛ばして、名スピーチの実例やテクニックの紹介に終始し、ただ言い回しの問題にとらわれているために、どんな意味を言葉に込めるのかという、最も肝心な点を見逃している場合が多い。
そのために本書は人文学の力、特に東洋と西洋の古典や賢者たちの言葉を引用して、彼らの知恵を拝借することにした。人文学は他のどの学問よりも言葉について深く探求し、繊細にアプローチする分野だからだ。とはいえ、言葉それ自体を目的にしているわけではない。言葉はあくまで、自分と世の中を変えるための手段なのだ。
人文学の知恵によって言葉の使い方を根本から変えることで、あなたは自分自身を厳しい世の中から守ることができるだろう。言葉を磨きながら自分自身を磨き、言葉を通じて世間と賢く折り合う方法も身につけられる。自分の意志を貫きながら、同時に危険を避けて身を守るには、言葉をどう使えばいいのかも学ぶことができる。
◆本書で紹介する項目の一部
- 善を思わず悪を思わず、善悪に二分することなく見よ(慧能)
- 人生の主人公は自分だ(瑞巌禅師)
- 一人ひとりの人生は一個の「作品」だ(ミシェル・フーコー)
- 観察してこそ知ることができる(釈迦)
- 洞察力を磨くことこそが重要である(孔子)
- 「切に問う」ことが変化への第一歩だ(子夏)
- 心よりも重要なのが知性である(バガヴァッド・ギーター)
- 言葉の中に閉じ込められてはならない(ヴァージニア・ウルフ)
- 心が変わってこそパラダイムも変わる(トーマス・クーン)
- 知っているふりをすることほど大きな無知はない(ソクラテス)
- 戦略は使ってもいいが、嘘はつくな(韓非子)
- 言葉づかいと話の中身は一致しない(老子)
【目次】
第1章 修養 言葉の器の育て方
第2章 観点 ものの見方を変える
第3章 知性 言葉に深みを持たせるには
第4章 創意工夫 生き生きした話術
第5章 傾聴 相手の話に耳を傾けてみる
第6章 質問 うまく質問し、うまく答えるには
第7章 話術 会話のテクニック
第8章 自由 実践する言葉、捨てるべき言葉
実践 賢者たちから言葉の力を学ぶ
【著者プロフィール】
著者:シン・ドヒョン
人文学者。大学で哲学と国文学を専攻。幼いころから哲学を学び、東西の古典に親しんできた。世の中を変える勉強と自分を変える勉強は同時に進めるべきで、そうしてこそ本当の変化がもたらされると信じる。その第一歩として、“言葉の勉強”をはじめ、その成果を本書にまとめた。
著者:ユン・ナル
ソウルで高校の国語教師を勤めながら、哲学をはじめとして人文学の勉強にもいそしみ、エッセイを執筆・発表している。他人の視線にとらわれず、新しく深みのある文章を書くために、日々努力している。
訳者:米津篤八
朝鮮語・英語翻訳家。早稲田大学政治経済学部卒業後、朝日新聞社に勤務。退職後、ソウル大学大学院で朝鮮韓国現代史を学び、現在は一橋大学大学院博士課程在学中。翻訳書に『言葉の品格』『言葉の温度』(光文社)、共訳書に『チェ・ゲバラ名言集』(原書房)などがある。
【書誌情報】
書名:『世界の古典と賢者の知恵に学ぶ言葉の力』
定価:1,500円+税
頁数:224頁
ISBN:978-4-7612-7488-7
発行日:2020年4月15日
https://kanki-pub.co.jp/pub/book/details/9784761274887
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