IP Infusion、ネットワークOSの最新版「OcNOS-SP 4」を提供開始

- 5Gモバイルおよび広帯域光ネットワークにおけるWhite Boxの普及を目指して、プラットフォームを強化 -

ACCESS

~ 統合オープンソフトウェアプラットフォームにより、より優れた拡張性、WAN仮想化、トラフィックエンジニアリング、自動化を実現 ~

IP Infusion(本社:米国カリフォルニア州、最高経営責任者:緒方 淳)は、本日、ネットワークオペレーティングシステム(NOS)プラットフォームの最新版となる「OcNOS(R)-SP 4」の提供開始を発表いたしました。
「OcNOS-SP 4」は、5G/Private 5G/Local 5Gおよび広帯域光ネットワークへの高まるニーズに対して統合ソフトウェアプラットフォームを提供します。

・拡張性の向上:400GpE I/F以上のサポートを予定しており、エントリーレベルのWhite Box(ホワイトボックス)スイッチからハイエンドの光およびパケット伝送デバイスまで拡張
・効率的なWAN仮想化:EVPN/BGPを通じて多様なオーバーレイサービスを可能にし、異種環境向けにTE(トラフィックエンジニアリング)およびレジリエンス(課題への柔軟な対応能力)を実現
・運用の効率化:共通の合理化された実装によりサービスのライフサイクルを簡素化。また本実装を通じて、セグメントルーティング、PCEP(Path Computation Element Communication Protocol)、OpenConfig、セルフチューニングDWDMトランシーバー、並びにMicroPlug XGS Passive Optical Network(PON)と Optical Line Terminal(OLT)をサポートすることでTCO(総所有コスト)を削減

無線アクセスネットワーク、トランスポート、コア全体にわたるモバイルネットワーク仮想化には、5G帯域幅の大幅な増加に対応し、ユーザーとアプリケーションによる増え続ける要求を満たすために、拡張性Ca、QoS(サービス品質)の強化、レジリエンス、並びに管理のしやすさが求められます。

「OcNOS-SP 4」は、DCSG(Disaggregated Cell Site Gateway)およびCassiniベースのパケット光ネットワークエレメントをサポートする統合ソフトウェアプラットフォームを提供します。これらはTIP(Telecom Infra Project)のOOPT(Open Optical Packet Transport)仕様に全面的に準拠しています。また、UfiSpace製「S9500-22XST」のコスト効率の優れた最新CSR(セルサイトルーター)プラットフォームもサポートします。

「OcNOS-SP 4」ソフトウェアプラットフォームの機能は以下の通りです。

・豊富なネットワーク仮想化機能と、強化された標準ベースのLayer 2/3プロトコルを備えた、業界をリードするコントロールプレーン
・ITU G.8275.2(https://www.itu.int/rec/T-REC-G.8275.2/en)、TIP Specification for DCSG(https://cdn.brandfolder.io/D8DI15S7/as/q82zit-184uaw-asx7k0/TIP_Wireless_Backhaul_-_Disaggregated_White_Box_Technical_Specification_v1.pdf)、mobile xHaul(https://telecominfraproject.com/wirelessbackhaul/)に準拠した、標準規格のパケットベースのタイミングおよび同期
・標準化されたスケーラブルな仮想化のためのEVPN(https://tools.ietf.org/html/rfc7432)(イーサネット仮想プライベートネットワーク)のサポート、QoSを実現する強力なトラフィックエンジニアリング、その他のプロトコル強化
・ネットワーク自動化およびプログラマビリティのためのOpenConfig(https://www.openconfig.net/)のサポート
・ネットワークの簡素化および拡張のためのSR(https://tools.ietf.org/html/rfc8402)(セグメントルーティング)およびPCEP(https://tools.ietf.org/html/rfc5440)(Path Computational Element Protocol)
・節約要件と運用コストを大幅に削減するTunable DWDM Transceivers(https://community.fs.com/blog/understanding-tunable-dwdm-transceiver.html
・10 Gbps 対応XGS(Symmetrical)PON(Passive Optical Network)およびOLT(Optical Line Terminal)をより低コストで実現するための、商用オフザシェルフ(COTS)White Box向けMicroPlug SFP+(https://tibitcom.com/applications/)のサポート

IP Infusion 最高経営責任者(CEO) 緒方 淳は、
「『OcNOS-SP 4』により、IP Infusionは、モバイルネットワークのWhite Box化の水準を引き上げました。『OcNOS-SP 4』は、移動体通信事業者が、妥協を一切することなく、最先端の技術、大規模な拡張性、運用効率を確保しつつ、TCOを低減できるようにすることで、ネットワークのイノベーションを引き起こします」と述べています。

【業界からのエンドースメント】

Best-of-Breed(最適な製品から選択し組み合わせる)のWhite Box上に搭載される「OcNOS-SP 4」の統合された先進機能により、通信事業者は、5G帯域への要件を満たし、革新的なアプリケーションへの高まるニーズに応えるツールキットを手にすることになるでしょう。
Whitestack Chile カントリーマネージャー Jose Miguel Guzman(ホセ・ミゲル・グスマン)氏

「OcNOS-SP 4」ソフトウェアプラットフォームの市場投入により、IP Infusionが機能と性能の業界水準を高め続けることはエキサイティングな事です。Edgecoreの包括的なセルサイトルータ・シリーズや革新的な「Cassini」オプティカルトランスポンダープラットフォームなど、Edgecoreのディスアグリゲーション製品群と併用することで、両社で、先進のサービス、並びに事業者がより低コストで運用できるよう実装におけるアジリティ(俊敏性)を提供し、5Gネットワークへの高まる要件に応えていきます。
Edgecore Networks プレジデント 兼 CEO George Tchaparian(ジョージ・チャパリアン)氏

「UfiSpaceは、革新的でコスト効率の優れたCSRの提供に向けてIP Infusionと協業することを楽しみにしています。「OcNOS-SP 4」と共に、コスト効率を最適化する当社のDCSGプラットフォームを提供することで、移動体通信事業者はオープンなディスアグリゲーションがもたらすコストメリットを享受できるようになります。
UfiSpace CEO Vincent Ho(ヴィンセント・ホー)氏

Telecom Infra Projectは、IP Infusionがモバイルトランスポートのディスアグリゲーションを加速するイノベーションを提供することを嬉しく思います。「OcNOS-SP 4」はDCSG、Cassini、Phoenixの多彩なニーズをサポートできる共通プラットフォームを提供します。
Telecom Infra Project チーフエンジニア David Hutton(デイヴィッド・ハットン)氏

IP Infusionの「OcNOS」ネットワークオペレーティングシステムの詳細な情報はこちら(http://ipinfusion.genacomdev5.com/products/ocnos/)(英語)をご覧ください。

■IP Infusionについて
IP Infusionは、キャリア、サービスプロバイダ、データセンター事業者向けに、ソフトウェアとハードウェアを分離(ディスアグリゲーション)して安価に柔軟にネットワークを構築し、新機能やサービスの実装を迅速に実現するWhite Box型ソリューションを提供しています。IP Infusionは、「DANOS-Vyatta edition」および「Commercial SONiC Distribution」のインテグレーター兼カスタマーサービスプロバイダーであると共に、White Box向けネットワークOS「OcNOS」および「ZebOS(R)」を350社以上の企業に提供しています。IP Infusionは、米国カリフォルニア州サンタクララを本拠とし、株式会社ACCESSの100%出資子会社です。
https://www.ipinfusion.com/

■株式会社ACCESSについて
ACCESS(東証一部:4813)は、1984年の設立以来、独立系ソフトウェア企業として、世界中の通信・放送、自動車、家電、出版、エネルギーインフラ業界向けに、モバイル並びにネットワークソフトウェア技術を核とした先進のITソリューションを提供しています。累計搭載実績15億台を超えるモバイルソフトウェアおよび350社以上の通信機器メーカへの豊富な採用実績を誇るネットワークソフトウェアにおける仮想化技術の開発力とノウハウを活かし、現在、組み込みとクラウド技術を融合したIoTソリューションの開発・事業化に注力しています。アジア、米国、ヨーロッパ地域の子会社を拠点に国際展開も推進しています。
https://www.access-company.com/

※ACCESS、ACCESSロゴは、日本国、米国、およびその他の国における株式会社ACCESSの登録商標または商標です。
※IP Infusion、IP Infusionロゴ、OcNOS、ZebOSは、IP Infusion Inc.の米国ならびにその他の国における商標または登録商標です。
※その他、文中に記載されている会社名および商品名は、各社の登録商標または商標です。

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会社概要

株式会社 ACCESS

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URL
https://www.access-company.com/
業種
情報通信
本社所在地
東京都 千代田区神田練塀町3番地 大東ビル
電話番号
03-6853-9088
代表者名
大石 清恭
上場
東証プライム
資本金
170億7200万円
設立
1984年02月