通信回数を削減し、IoTのデバイスの電力消費を抑えるデータ収集・蓄積サービスの「一括書き込み」機能を提供開始
複数のセンサーデータをまとめて1回の送信で記録、電力制約のある環境での活用を後押し
株式会社ソラコム(本社:東京都港区、代表取締役社長 玉川憲)は、IoTプラットフォーム「SORACOM」において、データ収集・蓄積サービス「SORACOM Harvest Data(ソラコムハーベストデータ)」に、新たに「一括書き込み」機能を追加したことをお知らせします。

SORACOM Harvest Dataは、IoTデバイスから送信されるセンサーデータを、サーバーやストレージなどのインフラを用意することなく、安全かつ手軽に収集・蓄積できるサービスです。SORACOM IoT SIMを利用することで、初期コストを抑えながら短期間でデータ活用を開始できるため、PoC(概念実証)や小・中規模のIoTシステム、用途別ソリューションなどで広く活用されています。
今回追加された「一括書き込み」機能により、複数の計測データを1回の通信でまとめて送信できるようになりました。デバイスの通信回数を削減し、通信時に消費する電力を抑えることで、省電力型IoTシステムの構築をサポートします。送信された複数のデータは、SORACOM Harvest Data上で自動的に分解・保存され、時系列データとして可視化ツールでもそのまま活用できます。
IoTが活用される代表的なシーンの一つが、遠隔地にある設備やインフラの管理です。ダムや河川の水位監視、農業用水路の流量測定、橋梁や構造物のヘルスモニタリングなど、電力が不十分な場所では、IoTデバイスを乾電池やバッテリー、太陽光発電などの限られた電力で運用することもあります。「一括書き込み」機能を使えば、こうした現場でも通信の負荷を抑えながら、長期間の安定運用が可能となり、電池交換や充電といった保守作業の軽減にもつながります。
本機能の利用には、SORACOM IoT SIM、およびSORACOM Harvest の利用料金がかかります。SORACOM Harvestの機能や料金は、「SORACOM Harvest」ウェブページ、利用方法の詳細は、ユーザードキュメント「複数のデータの書き込みリクエストを一括で行う」をご確認ください。
ソラコムは「IoTテクノロジーの民主化」を掲げ、SORACOMを通じてIoTを軸に最新技術をより使いやすく提供することで、多くの活用事例とイノベーションの創出を目指します。
ソラコムについて
IoTプラットフォームSORACOMは、世界180以上の国と地域でつながるIoT通信を軸に、IoTを活用するために必要となるアプリケーションやデバイスなどをワンストップで提供しています。製造、エネルギー、決済などの産業DXから、イノベーティブなスタートアップ、農業や防災など持続可能な地域社会を支える取り組みに至るまで、さまざまな業界・規模のお客様にご活用いただいています。
ソラコムコーポレートサイト https://soracom.com
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