秋の乾燥肌調査:10月の湿度急降下で73.7%が肌トラブルを経験、保湿ケア切り替え時期 は「9月中旬」が最適と判明
夏と同じスキンケアを続けた人の6割以上が乾燥・かゆみに悩む実態が明らかに|皮膚科医が教える秋冬の正しい保湿対策
【結論】本調査のポイント
結論から言うと、秋になると急に肌が乾燥するのは10月に湿度が急激に低下するためで、保湿ケアは9月中旬から冬用に切り替えるのが最適です。また、乾燥によるかゆみが2週間以上続く場合や、掻き壊しで傷ができている場合は皮膚科を受診すべきです。
・10月に入って乾燥・かゆみを感じた人は73.7%と7割以上
・夏と同じスキンケアを続けた人の62.3%が肌トラブルを経験
・保湿ケアの切り替え時期として「9月中旬〜10月上旬」が最適と回答した人は68.0%
用語解説
■ 経皮水分蒸散量(TEWL)とは
経皮水分蒸散量(TEWL)とは、皮膚表面から大気中に蒸発する水分量を測定した値である。皮膚のバリア機能の指標として用いられ、数値が高いほど肌の水分が失われやすく乾燥しやすい状態を示す。
■ 皮脂欠乏症(乾皮症)とは
皮脂欠乏症とは、皮膚の皮脂や水分が減少し、肌が乾燥してカサカサになる状態である。かゆみを伴うことが多く、放置すると湿疹化して皮脂欠乏性湿疹に進行することがある。
■ セラミドとは
セラミドとは、皮膚の角質層に存在する細胞間脂質の主成分である。肌のバリア機能と水分保持に重要な役割を果たし、不足すると乾燥やかゆみの原因となる。
夏用スキンケアと秋冬用スキンケアの比較
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比較項目 |
夏用スキンケア |
秋冬用スキンケア |
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テクスチャー |
さっぱり・軽め |
しっとり・こっくり |
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主な保湿成分 |
ヒアルロン酸、グリセリン中心 |
セラミド、スクワラン、シアバター中心 |
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油分量 |
少なめ(ベタつき防止) |
多め(水分蒸発防止) |
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推奨湿度環境 |
60%以上 |
60%未満 |
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塗布量の目安 |
少量〜適量 |
適量〜やや多め |
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塗り直し頻度 |
1日1〜2回 |
1日2〜3回(乾燥部位) |
※一般的な目安であり、個人差があります。
医療法人社団鉄結会が運営するアイシークリニック(新宿院・渋谷院・上野院・池袋院・東京院・大宮院)は、10月の湿度急降下に伴う肌トラブルと保湿ケアの切り替え時期に関する意識調査を実施しました。本調査では、夏から秋への季節変化で多くの人が経験する乾燥・かゆみの実態と、適切なスキンケア切り替えのタイミングについて明らかにしています。
調査背景
日本では10月に入ると湿度が急激に低下し、夏場の70%前後から50%前後まで下がることがあります。この急激な環境変化に対して、多くの人がスキンケアの切り替えを適切に行えず、乾燥や肌トラブルに悩む実態があります。本調査は、秋の保湿ケアに関する意識と行動の実態を把握し、適切なスキンケア切り替えの啓発を目的として実施しました。
調査概要
調査対象:全国の20〜60代の男女で、スキンケアを日常的に行っている方
調査期間:2026年9月28日〜10月7日
調査方法:インターネット調査
調査対象人数:300名
調査結果
【調査結果】7割以上が10月に乾燥・かゆみを経験
設問:10月に入ってから、肌の乾燥やかゆみを感じましたか?

10月に入って乾燥やかゆみを感じた人は合計73.7%に上り、7割以上が季節の変わり目に肌トラブルを経験していることがわかります。特に「強く感じた」と回答した人が3割を超えており、深刻な乾燥に悩む人が多い実態が明らかになりました。
【調査結果】約4割が夏と同じスキンケアを継続
設問:夏から秋にかけて、スキンケア製品を切り替えましたか?

約4割の人が夏と同じスキンケアを続けており、季節に応じた保湿ケアの切り替えが十分に浸透していない現状が浮き彫りになりました。「これから切り替える予定」を含めると、約6割が切り替えの必要性は認識していることがわかります。
【調査結果】切り替えなしの6割以上が肌トラブルを経験
設問:夏と同じスキンケアを続けて、肌トラブルを経験したことはありますか?(夏と同じスキンケアを続けた方・N=122)

夏と同じスキンケアを続けた人の62.3%が何らかの肌トラブルを経験しており、保湿ケアの切り替えの重要性が数字で示されました。特に「乾燥・粉吹き」と「かゆみ」が多く、適切な保湿ケアへの移行が遅れることで症状が顕在化することがわかります。
【調査結果】約7割が「9月中旬〜10月上旬」と認識
設問:保湿ケアを秋冬用に切り替えるのに最適な時期はいつだと思いますか?

9月中旬〜10月上旬を切り替え時期と認識している人が68.0%と最も多く、多くの人が湿度低下の始まる時期を意識していることがわかります。一方で、実際に切り替えを行っている人は約6割にとどまり、認識と行動にギャップがあることが示唆されます。
【調査結果】半数以上が2週間以上かゆみが続いたら受診意向
設問:乾燥によるかゆみが続いた場合、皮膚科を受診しようと思いますか?

乾燥によるかゆみが続いた場合、何らかのタイミングで皮膚科を受診しようと考えている人は74.0%に上ります。一方で市販薬で対処する人も約2割おり、症状が悪化してから受診するケースも少なくないことが推察されます。
調査まとめ
本調査により、10月の湿度急降下で7割以上の人が乾燥やかゆみを経験していること、夏と同じスキンケアを続けた人の6割以上が肌トラブルを起こしていることが明らかになりました。多くの人が9月中旬〜10月上旬を保湿ケア切り替えの最適時期と認識している一方、実際に切り替えている人は約6割にとどまり、認識と行動のギャップが存在します。秋の肌トラブル予防には、湿度が下がり始める9月中旬からの早めの保湿ケア切り替えが重要であり、2週間以上かゆみが続く場合は皮膚科への受診が推奨されます。
医師コメント|アイシークリニック 髙桑康太医師
皮膚科医として15年以上の臨床経験から申し上げると、秋の乾燥対策は「予防的なケア」が最も重要です。症状が出てからではなく、湿度が下がり始める9月中旬には保湿ケアを強化することをお勧めします。
10月に急激に乾燥を感じる原因は、湿度の急降下にあります。夏場は湿度70%前後で推移していた空気が、10月には50%前後まで低下することがあります。この20%もの湿度変化は、肌からの水分蒸発を促進し、わずか数日で肌のバリア機能に影響を与えます。
夏用のさっぱりしたスキンケア製品は、汗や皮脂が多い時期には適していますが、湿度が下がった環境では保湿力が不十分です。セラミドやスクワランなどの油分を含む製品に切り替えることで、水分の蒸発を防ぎ、肌のバリア機能を維持できます。
乾燥によるかゆみは、放置すると掻き壊しによる傷や、皮脂欠乏性湿疹への進行リスクがあります。日本皮膚科学会のガイドラインでも、乾燥肌のケアとして保湿剤の継続使用が推奨されており、特に入浴後の保湿が効果的とされています。
かゆみが2週間以上続く場合、赤みや湿疹を伴う場合、掻き壊して傷ができている場合は、自己判断せず皮膚科を受診してください。適切な治療介入により、症状の悪化を防ぐことができます。
【エビデンス】日本皮膚科学会のガイドラインでは、乾燥肌に対する保湿剤の使用について、「入浴後早めの塗布」「1日2回以上の使用」が推奨されています。また、皮脂欠乏性湿疹への移行を予防するため、症状が軽い段階からの保湿ケアの重要性が強調されています。
秋冬の保湿ケア切り替えのポイント
・9月中旬から油分を含む保湿剤に切り替える
・入浴後5分以内に保湿剤を塗布する
・乾燥しやすい部位(すね・腕・腰回り)は重ね塗りする
皮膚科受診が必要なサイン
・かゆみが2週間以上継続している
・赤みや湿疹を伴うかゆみがある
・掻き壊しで傷や出血がある
髙桑 康太(たかくわ こうた)医師
皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
・ミラドライ認定医
臨床実績(2024年時点、累計)
・皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上
・腋臭症治療:2,000件以上
・酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
略歴
・2009年 東京大学医学部医学科 卒業
・2009年 東京逓信病院 初期研修
・2012年 東京警察病院 皮膚科
・2012年 東京大学医学部附属病院 皮膚科
・2019年 アイシークリニック 治療責任者
監修領域:皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
よくある質問(Q&A)
Q1. 秋になると急に肌が乾燥するのはなぜ?
A. 10月に湿度が夏場の70%から50%前後まで急激に低下するためです。
秋になると急に肌が乾燥する主な原因は、湿度の急激な低下です。本調査でも73.7%の人が10月に入って乾燥やかゆみを経験しており、この時期の環境変化が肌に大きな影響を与えることがわかります。湿度が下がると肌からの水分蒸発(経皮水分蒸散量)が増加し、バリア機能が低下して乾燥を感じやすくなります。
Q2. 保湿ケアはいつから冬用に変えるべき?
A. 湿度が下がり始める9月中旬から切り替えるのが最適です。
本調査では68.0%の人が「9月中旬〜10月上旬」を切り替えの最適時期と認識しています。夏と同じスキンケアを続けた人の62.3%が肌トラブルを経験しているデータからも、早めの切り替えが重要です。症状が出てからではなく、湿度が60%を下回り始める9月中旬には、油分を含むしっとりタイプの保湿剤に移行することをお勧めします。
Q3. 乾燥で体がかゆいときは皮膚科に行くべき?
A. かゆみが2週間以上続く場合や、赤み・湿疹を伴う場合は受診すべきです。
軽度の乾燥によるかゆみは保湿ケアで改善できますが、2週間以上続く場合は皮膚科受診をお勧めします。本調査でも74.0%の人が何らかのタイミングで受診意向を示しています。放置すると皮脂欠乏性湿疹に進行するリスクがあるため、掻き壊しで傷ができている場合は早めの受診が必要です。
Q4. 夏と同じスキンケアを続けるとどうなる?
A. 乾燥・粉吹き・かゆみなどの肌トラブルを起こすリスクが高まります。
本調査によると、夏と同じスキンケアを続けた人の62.3%が肌トラブルを経験しています。内訳では「乾燥・粉吹き」が34.4%、「かゆみ」が27.9%と多く、夏用のさっぱりした製品では秋冬の乾燥した環境に対応できないことが示されています。季節の変わり目には、油分を含む製品への切り替えが必要です。
Q5. 秋冬の保湿ケアで特に気をつけることは?
A. 入浴後の早めの保湿と、乾燥しやすい部位への重ね塗りが重要です。
秋冬の保湿ケアでは、入浴後5分以内の保湿剤塗布が効果的です。入浴直後は肌が水分を含んでいるため、その水分を逃さないよう油分で蓋をすることが大切です。また、すね・腕・腰回りなど乾燥しやすい部位は重ね塗りし、1日2回以上の保湿を心がけてください。日本皮膚科学会でも継続的な保湿剤使用が推奨されています。
放置のリスク
・乾燥肌を放置すると、掻き壊しによる傷や感染症のリスクが高まる
・皮脂欠乏症が進行すると、皮脂欠乏性湿疹となり治療が長期化する
・慢性的なかゆみは睡眠障害やQOL低下につながる
こんな方はご相談ください|受診の目安
・乾燥やかゆみが2週間以上続いている
・赤みや湿疹を伴うかゆみがある
・保湿剤を塗っても改善しない
・掻き壊しで傷や出血がある
・かゆみで夜眠れないことがある
クリニック案内
アイシークリニックの特徴
・皮膚科医による適切な診断と乾燥肌・湿疹の治療 ※新宿院一般皮膚科でのみの対応となります。
・保険診療で受診可能(保湿剤・外用薬の処方)
・新宿・渋谷・上野・池袋・東京・大宮の6院で通院しやすい
・予約制で待ち時間を軽減した診療体制
アイシークリニック新宿院:東京都渋谷区代々木2-5-3 One-葵ビル2階
アイシークリニック渋谷院:東京都渋谷区渋谷3-16-2 ニュー三水ビル5階
アイシークリニック上野院:東京都台東区東上野3-16-5 サンク・ユービル1F
アイシークリニック池袋院:東京都豊島区南池袋2-15-3 前田ビル9階
アイシークリニック東京院:東京都中央区日本橋3-6-2 日本橋フロント3階
アイシークリニック大宮院:埼玉県さいたま市大宮区大門町1-60 福美メディカル2階B区画
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