【後編】40代の飲食店選びをデータから読み解く!検索行動と意思決定のリアル(SEO会社ランクエスト調べ)
https://rank-quest.jp/column/column/how-to-seo/ SEO対策支援実績4300社のランクエストが40代外食時の情報収集プロセスを調査!SEO設計の要点も整理
近年、飲食店選びは“情報を集める”から“情報を見極める”段階へと進んでいます。口コミサイトや地図アプリ、予約サービスに加えて、写真・レビュー・価格・空席状況までが一度に可視化され、選択肢は増える一方です。
そのなかで、時間の制約や失敗コストを意識しがちな40代は、どの情報を拠り所にし、どんな要素を信頼の判断材料とし、そして最終的な決断に至っているのでしょうか。
そこで、SEO対策支援実績4,300社を誇るランクエスト(https://rank-quest.jp/column/column/how-to-seo/ )は、40代男女100名を対象にアンケートを実施しました。日常利用の情報源やグルメサイトの使い分け、来店の決め手となる要素、検索方法までを多面的に分析し、40代の外食意思決定プロセスを“見える化”しています。
本調査で得られた知見が、40代の外食シーンにおける意思決定を捉える手掛かりとなり、マーケティングやSEO設計・情報発信を考える際のヒントとして、お役立ていただければ幸いです。
目次
◆ 調査1: 日常の外食でよく使う情報源
◆ 調査2: 日常の外食でよく使うグルメサイト
◆ 調査3: 記念日・お祝い・接待でよく使う情報源
◆ 調査4: 記念日・お祝い・接待でよく使うグルメサイト
◆ 調査5: 来店を決める"決め手"として重視していること
◆ 調査6: よく利用している検索・発見の方法
◆ まとめ:40代の意思決定に効く『信頼性UX』&検索行動が示すSEO対策の要点
※尚、本アンケート調査の内容は前編・後編に分けて公開しています。
▶ 前編はこちら
4.記念日・お祝い・接待で、よく使うグルメサイトを選んでください。※Q3で「グルメサイト」と回答した人が対象(複数回答可:注4)

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最も多かったのは「食べログ」(69.0%・20人)で、特別な場面でもレビュー件数やスコアを重視し、「信頼できる評価をもとに間違いのない店を選びたい」という意識がうかがえます。
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続いて「ぐるなび」(44.8%・13人)が多く、コース内容や個室の有無、予約のしやすさなど機能面の充実を評価して利用している層が見られます。
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「ホットペッパーグルメ」(31.0%・9人)も一定数を占め、キャンペーンやポイント利用といった実用的なメリットが後押しになっていると考えられます。
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「一休.comレストラン」(13.8%・4人)は価格帯や雰囲気を重視した店選びの際に活用される傾向があり、「OZmall(オズモール)」(3.5%・1人)は少数派にとどまりました。
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「Retty」「ヒトサラ」「その他」はいずれも回答がなく、主要サイトへの集中が際立っています。
5.最終的に来店を決める"決め手"として、重視するのはどれですか?(複数回答可:注5)

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最も多かったのは「メニュー内容・価格・コスパ」(55.0%・55人)で、実際の料理内容と価格のバランスを重視する傾向が明確に表れました。見た目の華やかさよりも満足度や費用対効果を基準に判断する現実的な姿勢がうかがえます。
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次いで「口コミの評価点・件数」(35.0%・35人)が多く、信頼できる他者の意見を“最終確認”として重視している様子が見られます。
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「現在地からの近さ・行きやすさ」(31.0%・31人)も上位に入り、アクセスの利便性や混雑状況など、実際の利用しやすさが意思決定に影響していることが示唆されます。
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一方で、「写真・動画の見栄え」(21.0%・21人)や「予約の取りやすさ」(10.0%・10人)、「お店の世界観・ストーリー」(9.0%・9人)は限定的で、感覚的な印象よりも、内容と実用性を基準に来店を判断する傾向が強い結果となりました。
6.あなたの検索・発見の方法として当てはまるものを選んでください。(複数回答可:注6)

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最も多かったのは「エリア×ジャンル検索」(48.0%・48人)で、地名と料理カテゴリーを組み合わせて的確に候補を絞り込める使い勝手の良さが選好に影響していると考えられます。
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続いて「目的・条件検索」(30.0%・30人)が多く、「個室/子連れ可/喫煙可/食べ放題」などシーン要件に合致する店を探す場面が目立ちます。
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「料理名・こだわりワード検索」(21.0%・21人)は“辛い/グルテンフリー”など嗜好・制約を軸に店を見つけたいときに機能している様子がうかがえます。
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「現在地ベースで地図から探す」(17.0%・17人)は外出時の即決ニーズに対応する手法として使われやすいようです。
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このほか、「グルメ・予約サイトの特集/ランキング」(10.0%・10人)や「保存リストや共有から選ぶ」(8.0%・8人)が補助的に活用され、「地図の口コミ・写真を掘って決める」(7.0%・7人)、「Webメディアの比較・まとめで選ぶ」(6.0%・6人)も一定の役割を果たしています。
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「SNSの短尺動画」(2.0%・2人)や「ハッシュタグ検索」(0.0%・0人)は少数にとどまりました。
まとめ:40代の意思決定に効く『信頼性UX』&検索行動が示すSEO対策の要点
今回の調査から、40代が飲食店を選ぶ際に重視するのは「確実性」「信頼性」「実用性」であることが明らかになりました。情報収集の多くはレビューや地図など、事実に基づく“安心できる情報”から成り立っており、感覚よりも合理性を優先する姿勢が特徴的です。
◆ 情報源に見る「信頼の蓄積」と「確認行動」
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日常的な外食では「グルメサイト(31.0%)」と「Googleマップ(29.0%)」が主流で、レビューや点数評価を参考に“外れない店”を選ぶ慎重な行動が目立ちました。
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検索結果ページ(20.0%)も多く、複数の意見や記事を照らし合わせて判断する“確認型”の情報探索が基本です。SNSやYouTubeの利用は極めて少なく、直感的な発見よりも確かな裏付けを重んじる姿勢がうかがえます。
◆ サイト選択に表れる「目的別の合理性」
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利用サービスの内訳では、「食べログ(58.1%)」と「ぐるなび(51.6%)」が二大軸。レビュー量・信頼度を評価軸にする食べログに対し、予約やクーポンなど実務的な利便性を求める層がぐるなびを選ぶなど、目的に応じた使い分けが明確です。
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一方、「一休.comレストラン」や「OZmall」は限定的であり、特別な場面での“品質担保”目的に活用される傾向があります。40代は数ある媒体の中から、最短距離で目的を果たせるツールを選び取る実践的な世代といえます。
◆ 意思決定に見える「納得感と効率の両立」
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店選びの決め手として最も多かったのは「メニュー内容・価格・コスパ(55.0%)」で、料理と価格の釣り合いを中心に判断する実利的志向が強く見られました。
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「口コミの評価点・件数(35.0%)」や「現在地からの近さ(31.0%)」といった要素も重視されており、他者の意見と利便性の両面から“納得できる選択”を追求する様子が浮かび上がります。感覚的な印象や写真よりも、確かな情報でリスクを減らす行動特性が際立っています。
◆ 検索行動に表れる「経験知に基づく絞り込み力」
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検索では「エリア×ジャンル検索(48.0%)」が最も多く、明確な目的をもって候補を効率的に絞り込む行動が主流でした。
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「目的・条件検索(30.0%)」や「料理名・こだわりワード検索(21.0%)」も活用され、過去の経験や好みを前提に検索する傾向が強いことがわかります。さらに「地図検索」や「ランキング閲覧」なども補助的に使われており、状況に応じてツールを切り替える柔軟さも特徴です。
◆ 今後への示唆:40代に効く『信頼性UX』とSEO対策の要点
40代は、検索結果で“確認しやすいこと”と“納得できる根拠”を大切にする傾向があります。そこでSEOでは、露出を増やすだけでなく、見た瞬間に信頼が伝わる情報設計(信頼性UX)を意識できるとよさそうです。
具体的には、
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レビューの量と内容を分かりやすく見せること(評価点だけでなく短い要約や代表写真を添えるなど)
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メニューや価格、代表料理が一目で比較できること(構造化データ、価格表記の統一、主要画像の最適化)
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予約や問い合わせまでの導線が迷いにくいこと(目立つCTAや簡潔なFAQ)
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「エリア×ジャンル×シーン」を意識したロングテールの整備(一覧→詳細→予約の内部リンク)
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タイトルやディスクリプション、パンくずの統一で数秒判断を支えること
このあたりがポイントになりそうです。こうした可視情報(レビュー・価格・写真・導線)を一貫して整えることで、40代の“確実に選びたい”気持ちに寄り添いやすくなります。
40代の検索行動は、『安心して選べる情報体験=信頼性UX』の成熟度を確かめる指標にもなります。企業・店舗側では、単なる露出対策にとどめず、レビュー・価格・写真・予約導線を通して一貫性を整えることが、「信頼されて選ばれる」ブランドづくりにつながり、今後のSEO成功にも近道となるでしょう。
監修者:杉本 貴之(Takayuki Sugimoto)
株式会社ecloreにて年間120社超のSEOコンサルを担当。SEO分野で培った分析力と多数の企業との豊富なコミュニケーション経験を活かし、消費者の購買行動や市場動向を深く理解。
一次情報に基づくコンテンツの監修を通じ、信頼性が高く質の優れた情報発信を積極的に行っている。
【保有資格】SEO検定1級、Googleアナリティクス認定資格

調査概要
調査日: 2025年9月24日
調査対象地域: 全国
調査機関: Freeasy
調査方法: オンラインアンケート調査
調査対象・人数: 40~49歳の男女100名
<<調査結果の利用条件>>
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情報の出典元として「4,300社以上のSEO支援実績を誇るランクエスト」を明記してください。
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ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。
URL:
https://rank-quest.jp/column/column/how-to-seo/
https://rank-quest.jp/column/column/seo-company/
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