【武蔵野大学】大学生と小学生が地域の“課題”に挑戦!群馬県みどり市の遊休不動産を活用した私設公園づくり「わがままパーク・プロジェクト」
8月2日に全4回のワークショップ成果を「大間々祇園祭」で発表
武蔵野大学工学部建築デザイン学科(東京都西東京市、学長:小西 聖子)の太田 裕通講師と学生15名(大学院生5名、学部4年生10名)は、2022年に過疎地域※に指定された群馬県みどり市大間々町にて遊休不動産を活用した「私設公園」づくりに取り組む「わがままパーク・プロジェクト」に2025年4月から参画しました。

本プロジェクトでは、空き家2棟、駐車場、庭を含む一帯約450平米の敷地を対象に、自治による持続的な空間活用を目指しています。武蔵野大学工学部建築デザイン学科の学生と地域の小学生が協働したワークショップを実施し、子どもたちの発想・アイデアをもとにした公園デザインの提案を進めてきました。
このたび、その成果を8月2日(土)に開催される「大間々祇園祭」の会場で発表します。発表は事前予約不要・参加無料で、地域住民や来場者の皆さまにもご覧いただけます。
※過疎地域:人口の著しい減少に伴って地域社会における活力が低下し、生産機能及び生活環境の整備等が他の地域に比較して低位にある地域(過疎地域持続的発展の支援に関する特別措置法より)
【本件のポイント】
● 建築デザイン学科の太田 裕通講師と学生15名が群馬県みどり市大間々町の遊休不動産を活用した「わがままパーク・プロジェクト」に2025年4月より参画
● 地元の小学生と協働で全4回のワークショップを実施し、子どもたちのアイデアを反映した私設公園のデザインを提案
● 8月2日の大間々祇園祭でワークショップの成果を発表
【発表会概要】

日時 |
2025年8月2日 15:00~16:00 |
開催場所 |
〒376-0101 群馬県みどり市大間々町大間々925-1 わがままパーク |
参加費 |
無料 |
対象 |
どなたでもご参加いただけます |
【「わがままパーク・プロジェクト」について】

本活動は、2022年4月に過疎地域に指定された群馬県みどり市大間々町にある20年以上空き家であった遊休不動産(空き家2棟、駐車場、庭を含む一帯約450平米)を、自治による「私設公園」として生まれ変わらせるプロジェクトです。みどり市では2022年から既存の遊休不動産や人的資源を活用し、地域の価値向上を目指す「リノベーションまちづくり」の取り組みがスタートし、2024年6月には、実践的なまちづくり手法を学ぶ「リノベーションスクール」が実施されました。スクール内で結成されたチームメンバーが周辺住民への聞き込みから得た「遊べる場所・気軽に集まれる場所がない」という声をもとに私設公園に見立てたプランを作成、遊休不動産のオーナーと周辺住民に向けた公開プレゼンを行いました。これを機に敷地使用の快諾を得て、2024年7月より敷地内の整備をスタート。
2025年4月からは、地元の子どもたちを主役とした活用案デザイン・ワークショップを4回開催し、子どもたちのアイデアをもとにした公園デザインの提案を進めています。
8月2日(土)には「大間々祇園祭」の会場にて、これまでの取り組み成果を発表予定です。その後、8月〜10月にかけて施工ワークショップを実施し、地域住民とともに実際の公園づくりを進めていきます。グランドオープンは2025年11月末を予定しています。



実施場所 |
〒376-0101 群馬県みどり市大間々町大間々925-1 |
実施主体 |
わがままパーク・プロジェクト |
実施・協力体制 |
「わがままパーク」のプロジェクトメンバー8名(内地元住民5名)/武蔵野大学太田裕通研究室(太田 裕通講師、学生15名)/地元の子どもたち10〜20名/ままよしプロジェクト(親子コミュニティ)/みどり市/合同会社本庄デパートメント/株式会社リノベリング |
実施期間 |
2025年4月~ |
【今後のスケジュール(予定)】

日程 |
内容 |
---|---|
7/26(土) |
大間々の子どもたちが武蔵野大学を見学 |
8/2(土) |
大間々祇園祭で成果発表 |
8/24(日)予定 |
施工ワークショップ① 詳細調整中 |
9/28(日)予定 |
施工ワークショップ② 詳細調整中 |
10/26(日)予定 |
施工ワークショップ③ 詳細調整中 |
11/29(土)予定 |
オープン |
※本件に関する取材をご希望の方は広報課へご連絡ください
学校法人武蔵野大学 経営企画部 広報課 Mail: kouhou@musashino-u.ac.jp
【コメント】
■工学部建築デザイン学科 太田 裕通講師

本ワークショップでは、地元の子どもたちが主導となり、空き家や空き地のデザインに取り組んできました。当初は、子どもたちも本学の学生たちも少し緊張しており、「うまくいくだろうか?」という不安もありましたが、回を重ねるごとに打ち解け、バディのような関係性が育まれていきました。その結果、非常にクリエイティブで前向きなワークショップになったと感じています。自分たちのアイデアがカタチになった模型を、嬉しそうに覗き込む子どもたちの姿は、まさに“小さな建築家”そのものでした。また学生たちにとっても、大学で学んできた建築の知識やスキルが、実社会の課題に活かせることを体感できる貴重な機会となり、社会に貢献する喜びを実感できたのではないかと思います。今後も、子どもたちの提案の実現に向けて、私たちも伴走しながら支援を続けていきたいと考えています。
【学校法人武蔵野大学について】

1924年に仏教精神を根幹とした人格教育を理想に掲げ、武蔵野女子学院を設立。武蔵野女子大学を前身とし、2003年に武蔵野大学に名称変更。2004年の男女共学化以降、大学改革を推進し13学部21学科、13大学院研究科、通信教育部など学生数13,000人超の総合大学に発展。2019年に国内私立大学初のデータサイエンス学部を開設。2021年に国内初のアントレプレナーシップ学部を開設し、「AI活用」「SDGs」を必修科目とした全学共通基礎課程「武蔵野INITIAL」をスタートさせる。2023年には国内初のサステナビリティ学科を開設。2024年には創立100周年を迎え、世界初のウェルビーイング学部を開設した。2050年の未来に向けてクリエイティブな人材を育成するため、大学改革を進めている。
武蔵野大学HP:https://www.musashino-u.ac.jp/
【関連リンク】
■工学部 建築デザイン学科:https://www.musashino-u.ac.jp/academics/faculty/engineering/architecture/
■武蔵野大学太田研究室HP:https://otalab.info/
■わがままパークInstagram:https://www.instagram.com/wagamamapark/
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