【後編】50代の飲食店選びを可視化！検索行動と意思決定の特徴を徹底調査(SEO会社ランクエスト調べ)

https://rank-quest.jp/column/column/how-to-seo/ SEO対策支援実績4300社のランクエストが成熟世代の外食意思決定プロセスを解明！SEO対策のポイントも

飲食店選びを取り巻く環境は、“情報を収集する段階”から“情報を見極める段階”へと変化しています。
グルメサイトや地図アプリ、予約プラットフォームの発展により、写真・価格・レビューなど多様な要素が可視化され、選択肢はかつてないほど広がっています。

そのような中で、経験に基づいた判断を重んじる50代は、数ある情報の中からどの要素を信頼の基準とし、どのようにして最適な選択にたどり着いているのでしょうか。

そこで、SEO対策支援実績4,300社を誇るランクエスト（https://rank-quest.jp/column/column/how-to-seo/ ）は、50代男女100名を対象にアンケートを実施しました。日常利用の情報源やグルメサイトの使い分け、来店を決める要素、検索のスタイルなどを多面的に分析し、50代の飲食店選びの実態を“見える化”しています。

本調査で得られた知見が、経験に基づいた確かな選択を行う50代の外食シーンを理解する手がかりとなり、今後のマーケティングやSEO対策、情報発信を考えるうえでのヒントとなれば幸いです。

目次

◆ 調査1： 日常の外食でよく使う情報源

◆ 調査2： 日常の外食でよく使うグルメサイト

◆ 調査3： 記念日・お祝い・接待でよく使う情報源

◆ 調査4： 記念日・お祝い・接待でよく使うグルメサイト

◆ 調査5： 来店を決める"決め手"として重視していること

◆ 調査6： よく利用している検索・発見の方法

◆ まとめ：50代の飲食店選びに見る「確実性×実用性」とSEO対策のヒント 

※尚、本アンケート調査の内容は前編・後編に分けて公開しています。
▶ 前編はこちら

4．記念日・お祝い・接待で、よく使うグルメサイトを選んでください。※Q3で「グルメサイト」と回答した人が対象（複数回答可：注4）

注4：本設問は複数選択式ですが選択肢は2つまでに制限しています。これにより、記念日・お祝い・接待で、よく使うグルメサイトをより明確に把握できるようにしています。

• 最も多かったのは「食べログ」で、67.9％（19人）でした。特別なシーンでも、口コミの信頼性や点数評価の明確さから利用される傾向が強く、店舗選びの際に安心感を持って参考にできる情報源として定着していることがわかります。

• 次いで「ぐるなび」が64.3％（18人）と僅差で続き、長く利用されている馴染みのサイトとして安定した人気がうかがえます。予約機能やクーポン情報など、実際の利用につながる利便性が選ばれる理由の一つと考えられます。

• また、「ホットペッパーグルメ」39.3％（11人）も一定の利用があり、ポイント還元や特典付きプランなど、お得感を重視する利用者層に支持されている様子が見て取れます。
  一方で、「OZmall（オズモール）」3.6％（1人）や「ヒトサラ」3.6％（1人）といった高級・女性向け志向のサイトは少数に留まり、特別な場面でも定番サイトが中心的に活用されていることが示されました。

5．最終的に来店を決める"決め手"として、重視するのはどれですか？（複数回答可：注5）

注5：本設問は複数選択式ですが選択肢は2つまでに制限しています。これにより、来店を決める"決め手"として重視している事柄をより明確に把握できるようにしています。

• 最も多かったのは「メニュー内容・価格・コスパ」で、61.0％（61人）でした。外食を決める際、料理の内容や価格のバランス、コストパフォーマンスを重視する傾向が明確に表れています。価格に見合った満足感を求める意識が強く、単に安さだけでなく「納得感のある品質」を求めていることがうかがえます。

• 次いで「現在地からの近さ・行きやすさ（混雑／待ち時間含む）」41.0％（41人）、「口コミの評価点・件数」30.0％（30人）が続きました。アクセスの利便性や混雑状況を踏まえた実用的な判断、また他者の評価を参考にする傾向が根強いことが分かります。

• 一方、「お店の世界観・ストーリー（コンセプト・接客の評判）」9.0％（9人）、「予約の取りやすさ（オンライン予約可否）」8.0％（8人）といった要素は一定の関心があるものの、決定要因としてはやや限定的でした。

• 「写真・動画の見栄え（7.0％・7人）」や「衛生・安全・アレルギー等の情報（1.0％・1人）」は少数に留まり、視覚的印象よりも実際の内容や利便性を重視している様子が見て取れます。

6．あなたの検索・発見の方法として当てはまるものを選んでください。（複数回答可：注6）

注6：本設問は複数選択式ですが選択肢は2つまでに制限しています。これにより、よく利用されている検索・発見の方法をより明確に把握できるようにしています。

• 最も多かったのは「エリア×ジャンル検索（例：渋谷 カレー）」で、43.0％（43人）でした。エリアと料理ジャンルを組み合わせた具体的な検索方法が最も一般的であり、目的の場所や食べたい料理を明確にして探す実用的なスタイルが主流となっています。

• 次いで「目的・条件検索（個室／子連れ可／喫煙可／食べ放題など）」が29.0％（29人）、「現在地から地図で探す（距離・評価順ソート）」が21.0％（21人）と続きました。シーンや条件に合わせた柔軟な検索方法も多く活用されており、利便性と目的の合致を重視して情報を絞り込む傾向が見られます。

• また、「料理名・こだわりワード検索（例：グルテンフリー、辛い）」19.0％（19人）や、「地図の口コミ・写真を掘って決める」10.0％（10人）といった、具体的なキーワードやビジュアル情報を頼りにする検索も一定数確認されました。

• 一方で、「SNSの短尺動画から店名を特定」1.0％（1人）、「ハッシュタグ検索」3.0％（3人）など、SNSを軸にした検索はごく少数に留まり、検索エンジンや地図サービスを中心にした情報収集スタイルが主流であることがわかります。

まとめ：50代の飲食店選びに見る「確実性×実用性」とSEO対策のヒント 

今回の調査から、50代が飲食店を選ぶ際に重視しているのは「信頼性」「安心感」「実用性」であることが分かりました。
情報収集の中心は、口コミやグルメサイトなど信頼性の高い情報源で、直感的な印象よりも、裏付けのある情報を基に判断する傾向が見られます。これまでに積み重ねた経験や生活リズムに合った“自分にとって確実な選択”を大切にする世代といえそうです。

◆情報源に見る「定番志向」と「確実な選択」 

• 日常的な外食では、グルメサイト（38.0％）が最も多く、次いで友人・家族の口コミ（20.0％）、検索結果ページ（18.0％）が続きました。レビュー数や評価スコアの明確さ、店舗情報の充実度など、“信頼できる定番の情報源”を軸に選択する傾向が顕著です。

• SNSや動画メディアは少数派にとどまり、感覚的な発見よりも、これまでに使い慣れたサイトで確実な情報を得たいという姿勢が表れています。新しさよりも安定性を重視する行動特性は、50代ならではの「情報の取捨選択力」ともいえるでしょう。

◆グルメサイト利用に表れる「実績と利便性の重視」 

• 利用サイトでは、食べログとぐるなびが中心となりました。長年利用されてきた安心感に加え、レビューの多さや予約機能、クーポンなど実用面の強みが支持されています。

• また、ホットペッパーグルメも一定の利用があり、特典やポイントといった“お得感”が行動を後押ししている様子も見られました。一方で、一休.comレストランやOZmallといった高価格帯・特別感のあるサイトの利用は限定的でした。

• 特別な日でも「信頼できる定番ツールで探す」傾向が強く、50代は“確実に良い店を選べること”を最優先にしていることがうかがえます。

◆意思決定に見える「納得感と利便性の両立」 

• 来店を決める際の最重要要素は、メニュー内容・価格・コスパ（61.0％）でした。「料理の内容と価格のバランス」を重視し、満足感を得られるかどうかを判断の軸にしているようです。

• また、現在地からの近さ（41.0％）や口コミの評価（30.0％）も重視され、実用性と安心感の両方を求める姿勢が見られました。

• 写真や動画よりも、確かな情報と納得できる根拠を優先する点に、50代の慎重で合理的な判断基準が表れています。

◆検索行動に表れる「目的明確型の探索スタイル」 

• 検索・発見の方法では、エリア×ジャンル検索（43.0％）が最も多く、目的・条件検索（29.0％）や地図検索（21.0％）が続きました。行きたいエリアや求める条件を明確にしたうえで探す“目的主導型”の検索が主流です。

• また、「料理名・こだわりワード検索」（19.0％）や「口コミ・写真の参照」（10.0％）など、複数の情報を掛け合わせて判断する姿勢も見られました。

• SNS検索（3.0％）や短尺動画（1.0％）などの利用はわずかで、50代では、信頼できる媒体での探索が中心となっていることがうかがえます。

◆50代が求める“安心感”を叶えるSEO対策と情報デザイン 

50代は、検索結果やサイト内の情報で“安心して選べる根拠”を求める傾向があります。そのため、SEO対策では露出量を増やすだけでなく、情報の見やすさ・分かりやすさ・一貫性を整えることが大切です。具体的には、

• 店舗情報・メニュー・価格を一目で比較できる設計（構造化データや明確な価格表記）

• レビューや代表写真を整理し、信頼感を伝える情報構成

• Googleマップや検索結果におけるローカルSEO対策強化

• 「エリア×ジャンル×条件」を意識したロングテールキーワードの最適化

• 予約・問い合わせ導線の明確化とシンプルな動線設計

などがポイントになりそうです。

50代の検索行動は、経験と信頼を重ねてきた世代ならではの「慎重で確実な選択行動」を映しています。飲食店や情報サイトにおいては、信頼性と利便性を両立した“安心して選べる情報設計”を整えることが、今後の集客やSEO対策における持続的な成果の鍵となりそうです。

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監修者：杉本 貴之（Takayuki Sugimoto）

株式会社ecloreにて年間120社超のSEOコンサルを担当。SEO分野で培った分析力と多数の企業との豊富なコミュニケーション経験を活かし、消費者の購買行動や市場動向を深く理解。

一次情報に基づくコンテンツの監修を通じ、信頼性が高く質の優れた情報発信を積極的に行っている。

【保有資格】SEO検定1級、Googleアナリティクス認定資格

調査概要

調査日： 2025年9月24日

調査対象地域： 全国

調査機関： Freeasy

調査方法： オンラインアンケート調査

調査対象・人数： 50～59歳の男女100名

<<調査結果の利用条件>>

1. 情報の出典元として「4,300社以上のSEO支援実績を誇るランクエスト」を明記してください。

2. ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。

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