[住まいサーフィン]第66回マンション購入に対する意識調査の公表
-10年後52.7%がさらにマンション価格が上がると予想 上昇割合では30%以上あがるが12.2%、現状高いと判断しているが、未だ先高観が強い結果となった-
分譲マンション購入・売却検討者31万人を有する不動産のセカンドオピニオンサイト「住まいサーフィン」(https://www.sumai-surfin.com/運営:スタイルアクト株式会社 東京都中央区・代表取締役:沖有人)は、今回で66回目となるマンション購入検討者の定例意識調査を行いました。
本調査は、自社Webサイト「住まいサーフィン」の登録会員31万人のうち、 直近3か月間に新築マンションの販売センターに行った経験がある人のみを対象とし、マンション購入に対するアンケートを実施しています。
当社ではマンション購入検討者の心理動向を四半期単位で時系列比較しています。今回の調査結果については、購入希望エリアを「東京23区」と「その他」へ分けた詳細も公表しています。(第1回は2008年4月、今回で66回目)
■■要旨■■
☑購入希望価格は、全体の46.3%が購入希望価格を7000万円以上、東京23区検討者では、1億円越えが37.2%
☑マンション価格が高いと感じている割合は、全体で68.1%、特に東京23区検討者では75.6%に
☑10年後52.7%がさらに価格が上がると予想、上昇割合では価格が今より30%以上あがるとの回答が12.2%、未だ先高観が強い結果となった
■■マンション購入に対する意識調査概要■■
【調査対象】
自社Webインターネットサイト「住まいサーフィン」の登録会員31万人のうち、 直近3か月間に新築マンションの販売センターに行った経験がある人
【調査期間と回収サンプル数】
第58回2022年07月15日~19日(233件)第59回2022年10月07日~12日(256件)
第60回2023年01月06日~11日(226件)第61回2023年04月07日~12日(207件)
第62回2023年07月06日~11日(223件)第63回2023年10月5日~10日(208件)
第64回2024年01月11日~16日(217件)第65回2024年04月5日~10日(245件)
第66回2024年07月05日~15日(188件)
【調査地域】 全国
【調査方法】 自社Webサイト「住まいサーフィン( https://www.sumai-surfin.com/ )」
■■マンション購入に対する意識調査結果■■
分析結果から、現状のマンション価格は高いと感じながらも、未だ先高観が強い結果となりました。
不動産経済研究所によると、2024年上半期の首都圏(東京都と神奈川、埼玉、千葉各県)の新築マンション1戸当たりの平均価格は、7,677万円となっており、また東京23区だけでみると、新築マンション1戸当たりの平均価格は1億円超となっています。実際に購入希望価格を見てみると、全体の46.3%が購入希望価格を7,000万円以上と回答、特に東京23区検討者では、7,000万円以上が70%を超え、1億円以上が37.2%となっています。
それに伴い、現在のマンション価格が『購入を諦めるほど高い』『購入をためらうほど高い』と回答している割合は、68.1%となっており、特に東京23区検討者では75.6%に達し、現在のマンション価格は、一般消費者にとっては”買えない”価格に近付いていることが分かりました。
一方で、10年後の価格については、全体の52.7%が今のマンション価格からさらに上がると予想しており、30%以上マンション価格が上がるとの回答は、全体で12.2%、東京23区検討者では18.6%となっています。現在の価格は高いと感じながらも、マンションの価格高騰は今後も続いていくことを踏まえ、予算を増額し、購入を検討しているようです。人件費や建築資材の高騰に加えて、海外投資家が主に都市部のマンションなどを購入している為、今後も都市部を中心に高値で推移していくとみられています。
■■マンション購入に対する意識調査結果詳細■■
図1:購入希望価格
≪ポイント≫全体の46.3%が購入希望価格を7000万円以上と回答 東京23区検討者では、7000万円以上は70%を超え、1億円以上が37.2%となっている
図2:現在の価格
≪ポイント≫ 購入を諦めるほど高い、ためらうほど高いと回答している割合は、全体で68.1%と高い傾向 特に東京23区検討者では、75.6%と現在の価格は一般消費者にとっては”買えない”価格へ近づいている
図3:10年後価格
≪ポイント≫全体の52.7%が今の価格からさらに上がると予測しており、30%以上あがるとの回答は、全体で12.2%、東京23区検討者では、18.6%
この調査結果の詳細は、住まいサーフィンでもご覧いただけます。
https://www.sumai-surfin.com/bigdata-analysis/enquete-result/id25_66.php
・住まいサーフィン サイト概要
マンションの適正価格や資産価値を判断するための価格情報サイト。2004年より会員制に移行し、マンションの売買をする時に知りたい情報を”見える化”、購入・売却検討者が知ることが難しかった不動産情報を提供し、持ち家取得を後押ししている。マンションの査定価格・相場情報と会員の物件評価・デベロッパー評価などの豊富なコンテンツを持つ。中古マンション販売データ約280万件、賃貸データ約1億件を保有し、会員数は31万人(2024年8月時点)を超える業界最大級の不動産ビッグデータカンパニーとして、不動産情報を調査・分析するスタイルアクト株式会社が運営している。
・スタイルアクト株式会社代表 沖有人
1988年、慶應義塾大学経済学部卒業後、監査法人系・不動産系のコンサルティング会社を経て、1998年に現スタイルアクト株式会社を設立。住宅分野において、マーケティング・統計・ITの3分野を統合し、日本最大級の不動産ビッグデータを駆使した調査・コンサルティング・事業構築を得意としている。設立当初から運営している分譲マンション価格情報サイト「住まいサーフィン」(https://www.sumai-surfin.com/)の会員数は、現在31万人を超える。中でも、自宅投資の基礎や今後の不動産市況などを沖自ら解説している「沖レク動画」は人気コンテンツとなっている。
また、WEBメディアへの寄稿は400本を超え、常に最新の不動産市況を一般人に向け発信し続けている。
『マンションは10年で買い替えなさい』(朝日新書)、『タワーマンション節税! 相続対策は東京の不動産でやりなさい』(朝日新書)など著書多数。
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