◆“まだ名前のない社会問題”に写真で挑む◆ 渋谷ヒカリエ「東京カメラ部 写真展」で関西大学社会学部生の作品を展示 [Un]named Realitiesをテーマに/7月13日千里山で出品写真検討会
関西大学社会学部は、国内有数の写真イベント「東京カメラ部 写真展2026」(9月19日~22日、渋谷ヒカリエ)への出展に向け、7月13日に履修生26人による作品発表・講評の会を開きます。
本企画では、社会問題として名前が与えられる前の"まだ名前のない社会現象"を写真で表現する<[Un]named Realities(リアルは、ひとつじゃない)>をテーマに設定。写真技術だけでなく、社会を見る視点や問題意識を育む社会学部ならではの教育実践を、国内有数の写真イベントで発信します。
【本件のポイント】
・7月13日に社会学部生26人が作品発表・講評会を実施
・社会問題になる前の"まだ名前のない社会現象"をテーマにした独自の写真教育を実践
・国内有数の写真イベント「東京カメラ部 写真展2026」に作品を出展
■ 国内有数の写真イベントで社会学部生の挑戦を発信
関西大学社会学部では、春学期開講科目「メディア制作実習B(フォトグラフィー実習)」において、東京カメラ部株式会社、エプソン販売株式会社、株式会社ニコンイメージングジャパンの協力による産学連携プロジェクトを実施しています。本プロジェクトでは、履修生26人の作品を、写真を志す人々にとって国内有数の発表の場である「東京カメラ部 写真展2026」のエプソンブースで展示します。会場となる渋谷ヒカリエには例年約2万人が来場します。その中で、学生たちの挑戦を広く社会へ発信します。
■ テーマは「【Un】named Realities」―― “名前のない社会”を切り取る
本プロジェクトのテーマ「【Un】named Realities(リアルは一つじゃない)」は、担当教員である社会学部教授・溝口佑爾の指導の元で学生たちが考案しました。社会問題は、名前が付けられることで社会に共有されますが、その一方で、既存の言葉では捉えきれない違和感や感覚がこぼれ落ちてしまうこともあります。学生たちは、社会問題を写真に収めるのではなく、社会問題として認識される前の"まだ名前のない社会現象"を自ら発見し、それぞれの視点で写真として表現することに挑戦します。

【規律と自由の交差点】
自転車にも青切符が導入された春。進路を示す青い矢印は、正しさを重ねた末に整然たる混線を描く。進む方向も渡る場所も描かれた交差点。それでも人々の歩みはその動線からこぼれていく。
進路はいつでも細かく示されて、それでも人はそれぞれに別の線を紡ぐ。
この愛おしいズレに、名前はまだない。
■ 7月13日に作品発表・講評会を実施 社会を見る力を磨く
写真展に先立ち、7月13日(月)の授業では、履修生26人が作品を持ち寄り、テーマに込めた問題意識や視点をプレゼンテーションします。文学研究者・写真家の別所隆弘氏(関西大学メディア専攻講師)による講評や学生同士の議論を通じて作品をブラッシュアップし、写真展へ出展する作品を選定します。本授業では、構図や撮影技術だけではなく、社会を観察し、自ら問いを立てる力を育むことを重視しており、社会学部ならではの学びを国内有数の写真イベントという舞台から社会へ発信します。
◆ 指導教員 社会学部 社会学科 メディア専攻 教授 溝口 佑爾 コメント
労働問題、ジェンダー、LGBTQ、少年犯罪、ハラスメント、ケア、メディアとプラットフォームなど、社会学部の学生たちが日々学んでいる社会学的な問いや社会問題の多くは、もともとは名付けられる以前の「違和感」に、誰かが適切な言葉を与えることによって、広く社会に共有されてきたものです。
そのことの裏を返せば、私たちの社会には、いまだ十分に言語化されていない違和感や、既存の概念では捉えきれない感覚が数多く存在している、ということに他なりません。今回、学生たちが取り組んだのは、すでに確立された社会問題をなぞることではありません。自ら社会を観察し、日常のなかに潜む小さな揺らぎや、社会問題の網の目からこぼれ落ちてしまう「名付けられる前」のリアルに目を凝らし、それに形を与えようとする試みでした。
写真という表現を手段として、社会に新たな問いを投げかける。当日お披露目される写真はどれも、単なる記録ではなく、彼らの視点で社会を読み解き、問い直すための旅の中で生まれたものです。あなたの街を見るための新しい観察装置を、学生が作っています。
以上

< 東京カメラ部2026写真展 >
【SHIBUYA HIKARIE】 渋谷ヒカリエ9F「ヒカリエホール ホールA」 ※入場無料
2026.9.19(土)~9.22(火)11:00~20:00
▼本件の詳細▼
関西大学プレスリリース
https://www.kansai-u.ac.jp/ja/assets/pdf/about/pr/press_release/2026/No17.pdf
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