ハイレゾ社のGPUクラウドサービス「GPUSOROBAN」を提供開始

~AIオブザーバビリティプラットフォームと連携し、AI開発から運用・監視までを包括支援~

東京エレクトロン デバイス株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長・CEO:徳重 敦之、以下TED) は、株式会社ハイレゾ(本社:東京都新宿区、代表取締役:志倉 喜幸、以下ハイレゾ)と販売代理店契約を締結し、GPUクラウドサービス「GPUSOROBAN」および「GPUSOROBAN-AIスパコンクラウド(以下AIスパコンクラウド*)」を2025年11月11日より販売開始します。

*AIスパコンクラウドについては、株式会社ハイレゾ香川とのパートナー契約

TEDでは柔軟かつコスト効率に優れたAI開発環境をお客様に提供するとともに、AI運用可視化を組み合わせた包括的なAI開発支援ソリューションを展開してまいります。

 URL:https://cn.teldevice.co.jp/maker/highreso/

■背景

生成AIや機械学習モデルの高度化に伴い、企業はAIモデルの開発スピードと、それを支えるインフラの柔軟な運用設計やコスト効率の両立という新たな課題に直面しています。AI開発のための高性能なGPUリソースの確保とあわせ、モデルの挙動や品質を継続的に監視・改善する仕組みも不可欠です。

しかし、日本国内ではGPUの供給不足やオンプレミス構築に伴うコストの増加、膨大な電力消費による環境負荷への対応などが課題となっており、AI開発を支える安定した計算基盤の確保が求められています。こうした中、企業が持続的にAI開発を進めるためには、高性能なGPUリソースを柔軟に活用でき、コスト効率にも優れたGPUクラウド環境の整備が急務となっています。

こうした背景のもと、TEDは、ハイレゾのハイレゾの高性能かつ低コストなGPUクラウドサービス

「GPUSOROBAN」を提供。

さらにAIモデルの可観測性と品質改善を実現するArize AI社のAIオブザーバビリティプラットフォーム「Arize AX」を組み合わせることで、AIモデルの開発から運用・評価まで、企業におけるAIアプリケーション環境の最適化を支援します。

※Arize AI社のAIオブザーバビリティプラットフォーム「Arize AX」の概要

URL:https://cn.teldevice.co.jp/maker/arize-ai-inc/

■GPUクラウドサービス「GPUSOROBAN」の概要

「GPUSOROBAN」は生成AI、シミュレーション、グラフィック制作などに適したGPUクラウドサービスです。

画像生成AI・LLM(大規模言語モデル)などの機械学習から、CAD・BIMのグラフィック用途まで、さまざまなニーズに応じたGPUクラウド環境を提供しています。

・AIスパコンクラウド

ハイエンドモデルであるNVIDIAHGX H200を搭載したGPUインスタンスを提供するクラウドサービスです。1128GBの大容量GPUメモリを備え、LLMやマルチモーダルAIの開発に最適な環境を提供します。

・高速コンピューティング

インスタンスにNVIDIAの高速GPUを搭載したクラウドサービスです。計算にかかる時間を大幅に短縮して高負荷な処理もスムーズに実行でき、機械学習や生成AIに最適な環境を提供します。

・リモートワークステーション

リモート環境からGPUワークステーション(仮想マシン)が使えるクラウドサービスです。リモートデスクトップ環境での遅延を大幅に軽減し、テレワークでもオフィスと変わらない快適な操作性を実現します。

■GPUクラウドサービス「GPUSOROBAN」の特長

「GPUSOROBAN」は、日本発のクラウドサービスとして、地方創生プロジェクトを活用した独自のデータセンター運営により、高性能GPUの利用環境を低コストで提供しています。データセンターの「地方立地」、「外気空冷の活用」、「廃校や既存施設のリノベーション」によって大幅なコスト削減を実現し、AI技術の普及と、地域資源の活用を通じて地方創生に貢献しています。

・国内完結のセキュリティ基盤

データの保存・処理を国内拠点で完結させ、ガバナンス強化と安心の利用環境を実現

・持続可能な設計による環境配慮型インフラ

高効率冷却技術を採用し、サステナブルな運用を実現

・スケーラブルな料金体系

利用状況に応じた柔軟な料金体系を導入し、コストの最適化を支援

TEDは、低コストで柔軟なGPUクラウド環境を実現する「GPUSOROBAN」と、AIモデルの運用を可視化し品質を最適化する「Arize AX」を組み合わせ、企業におけるAIモデルの開発効率化、品質の安定化、運用フェーズでの早期課題発見など、コストと品質の両立を可能にするAI開発を包括的に支援してまいります。

■株式会社ハイレゾ 代表取締役 志倉 喜幸様からのコメント

半導体とITソリューションで業界をリードする東京エレクトロンデバイス(TED)社との提携を心より嬉しく思います。 生成AIの急速な普及に伴い、高性能な計算基盤と、それを最大限に活用するソリューションへの需要はかつてない高まりを見せています。私たちが強みとする業界最安級の高性能なGPUインフラと、TED社の強みであるAIモデル運用のソリューションを掛け合わせることにより、新たなビジネス価値の創出に期待しております。この提携を通じて、日本の技術革新を加速させ、国内のAIビジネスの成長に貢献してまいります。

【株式会社ハイレゾについて】

ハイレゾは、2019年より石川県志賀町にてGPUデータセンターを運営し、GPUクラウドサービス

「GPUSOROBAN」を提供しています。

2024年には香川県に中四国地方初となる「AI開発用GPU専用データセンター」を高松市に開設。2025年8月には、佐賀県玄海町の廃校を利活用したGPUデータセンターを新規開設。2026年には中四国地方2拠点目となるGPUデータセンターを香川県綾川町に開設予定。これらの地方拠点を通じて、地方創生と生成AIの発展を推進しています。

2022年6月 NVIDIA「Best CSP Partner of the Year」受賞

2024年4月 経済産業省による「クラウドプログラム」供給確保計画に認定

URL:https://highreso.jp/

【東京エレクトロン デバイス株式会社について】

東京エレクトロンデバイスは、メーカーと技術商社の力で潜在的な社会課題を解決する会社を目指し、半導体やITを中心とする最先端テクノロジーの社会実装を推進しています。

技術商社として培った先進的な製品・サービスの発掘、メーカー機能の強化による革新的なソリューションの開発を通じて、超スマート社会の実現と持続的な発展に貢献します。

URL:http://www.teldevice.co.jp/

<本製品に関するお客様からのお問合せ先>

東京エレクトロン デバイス株式会社 CN BU  ハイレゾ担当

お問い合わせフォーム:https://cn.teldevice.co.jp/product/highreso/form.html

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会社概要

URL
https://www.teldevice.co.jp/index.html
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
東京都渋谷区桜丘町1番1号 渋谷サクラステージ SHIBUYAタワー
電話番号
03-6635-6000
代表者名
徳重 敦之
上場
東証プライム
資本金
24億9575万円
設立
1986年03月