【調査】ほくろ除去を検討する人の78.3%が「秋冬」を選ぶ理由|術後の紫外線対策期間 と3つの治療法の選び方を皮膚外科医が解説
全国300名調査で判明した「季節選び」の重要性と、くり抜き法・切除法・レーザーの特徴比較
【結論】本調査のポイント
結論から言うと、ほくろ除去は紫外線量の少ない秋冬(10月〜2月)に行うのが最適です。術後の紫外線対策は最低3〜6ヶ月間必要であり、夏に施術すると色素沈着のリスクが高まります。保険適用については、悪性の疑いがある場合や日常生活に支障をきたす場合に適用され、3割負担で5,000〜15,000円程度となります。
・ほくろ除去を検討する人の78.3%が「秋冬」を希望時期として選択
・術後の色素沈着を「最も心配」と回答した人が64.7%
・治療法の選択で「傷跡の目立ちにくさ」を重視する人が72.0%
用語解説
■ くり抜き法(パンチ法)とは
くり抜き法とは、円筒状のメスを用いてほくろを皮膚の深層ごとくり抜く外科的切除法である。直径6mm以下の小さなほくろに適しており、縫合せずに自然治癒させることで傷跡が目立ちにくいという特徴を持つ。病理検査による確定診断も可能な治療法である。
■ 切除法(切除縫合法)とは
切除法とは、メスを用いてほくろを紡錘形に切り取り、周囲の皮膚を縫合して閉じる外科的治療法である。大きなほくろや盛り上がったほくろに適しており、確実に病変を除去でき再発リスクが低いという特徴を持つ。
■ 炭酸ガス(CO2)レーザーとは
炭酸ガスレーザーとは、波長10,600nmの赤外線レーザーを照射し、水分を含む組織を蒸散させてほくろを削り取る治療法である。出血が少なく施術時間が短いという特徴を持ち、平坦で小さなほくろの治療に適している。
ほくろ除去の治療法比較(くり抜き法・切除法・レーザー)
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比較項目 |
くり抜き法 |
切除法 |
CO2レーザー |
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適応サイズ |
6mm以下 |
制限なし |
5mm以下推奨 |
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ダウンタイム |
1〜2週間 |
2〜3週間 |
1〜2週間 |
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費用目安(自費) |
1万〜3万円/個 |
2万〜5万円/個 |
5千〜2万円/個 |
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保険適用 |
可(条件あり) |
可(条件あり) |
不可 |
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再発リスク |
非常に低い |
非常に低い |
やや高い |
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病理検査 |
可能 |
可能 |
不可 |
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傷跡の特徴 |
線状の傷跡 |
線状の傷跡 |
浅い凹み |
※当院監修医師の30,000件以上の皮膚腫瘍手術実績に基づく数値です。保険適用は悪性の疑いや症状による支障がある場合に限ります。
医療法人社団鉄結会が運営するアイシークリニック(新宿院・渋谷院・上野院・池袋院・東京院・大宮院)は、ほくろ除去を検討している全国の20〜60代の男女300名を対象に「ほくろ除去の時期選びと治療法に関する意識調査」を実施しました。紫外線が強い季節を避けて秋冬にほくろ除去を検討する人が多い背景や、術後ケアへの不安、治療法選びの基準について調査結果をまとめました。
調査背景
当院には毎年、秋から冬にかけてほくろ除去の相談が増加する傾向があります。その背景には「術後の紫外線対策」への意識の高まりがあると考えられます。しかし、季節選びの根拠や術後ケアの期間について正しく理解している人は少なく、インターネット上には誤った情報も散見されます。そこで今回、ほくろ除去を検討している方々の実態と意識を把握し、正確な医療情報を提供するために本調査を実施しました。
調査概要
調査対象:ほくろ除去を検討したことがある、または検討中の全国の20〜60代の男女
調査期間:2026年10月5日〜10月14日
調査方法:インターネット調査
調査対象人数:300名
調査結果
【調査結果】78.3%が「秋冬」をほくろ除去の最適時期として選択
設問:ほくろ除去を受けるとしたら、どの季節が最適だと思いますか?

全体の78.3%が秋冬を選択しており、紫外線量が少ない時期にほくろ除去を希望する傾向が明らかになりました。特に秋(9〜11月)が最も人気で、年末年始の休暇を利用できる冬も多く選ばれています。
【調査結果】64.7%が「色素沈着」を最も心配、傷跡への不安も根強い
設問:ほくろ除去後に最も心配なことは何ですか?

色素沈着への不安が圧倒的に高く、術後の紫外線対策の重要性が広く認識されていることがわかります。傷跡が目立つことへの不安も18.3%と一定数存在し、治療法選びの重要な判断基準になっています。
【調査結果】72.0%が「傷跡の目立ちにくさ」を最重視して治療法を選択
設問:ほくろ除去の治療法を選ぶ際、最も重視することは何ですか?

傷跡の目立ちにくさが最も重視されており、見た目への影響を気にする人が多いことがわかります。費用やダウンタイムよりも仕上がりの美しさを優先する傾向が顕著です。
【調査結果】正しい対策期間「3〜6ヶ月」を認識している人は31.0%にとどまる
設問:ほくろ除去後の紫外線対策として、どの程度の期間が必要だと思いますか?

医学的に推奨される3〜6ヶ月の紫外線対策期間を正しく認識している人は約3割にとどまりました。53.0%が実際よりも短い期間と認識しており、術後ケアの重要性について啓発が必要です。
【調査結果】保険適用条件を「正しく理解」している人はわずか22.3%
設問:ほくろ除去に保険が適用されることを知っていますか?

保険適用の条件まで正しく理解している人は2割強にとどまり、約3割がすべて自費だと誤解しています。悪性の疑いや日常生活への支障がある場合に保険適用となることの周知が必要です。
調査まとめ
本調査により、ほくろ除去を検討している人の約8割が秋冬を希望時期として選んでおり、術後の色素沈着を最も心配していることが明らかになりました。一方で、紫外線対策の必要期間や保険適用条件については正しく理解されていないケースが多く、情報格差が存在します。治療法選びでは傷跡の目立ちにくさが最重視されており、くり抜き法・切除法・レーザーそれぞれの特徴を理解したうえで、ほくろの大きさや部位に応じた最適な選択が求められます。
医師コメント|アイシークリニック 髙桑康太医師
当院監修医師の30,000件以上の皮膚腫瘍手術実績から申し上げると、ほくろ除去は紫外線量の少ない秋冬に行うことで、術後の色素沈着リスクを大幅に軽減できます。ただし、悪性が疑われる場合は季節を問わず早期の診察・治療をお勧めします。
調査結果で64.7%の方が心配されている「色素沈着」は、術後の傷が治癒する過程で紫外線を浴びることで生じやすくなります。これは炎症後色素沈着(PIH)と呼ばれ、日本人を含むアジア人に起こりやすい現象です。術後3〜6ヶ月間は特に紫外線対策を徹底することが、きれいな仕上がりへの鍵となります。
治療法の選択については、ほくろの大きさ・深さ・部位によって最適な方法が異なります。6mm以下の平坦なほくろにはくり抜き法やレーザーが適しており、大きなほくろや盛り上がったほくろには切除法が確実です。顔面など目立つ部位では、傷跡の方向や縫合方法も重要な検討事項となります。
保険適用については、悪性黒色腫(メラノーマ)などの悪性腫瘍が疑われる場合や、眼鏡のフレームに当たる、衣服で擦れて出血するなど日常生活に支障をきたす場合に適用されます。美容目的のみの場合は自由診療となりますが、見た目が気になるほくろでも医師の診察により保険適用となるケースもありますので、まずは専門の医療機関への相談をお勧めします。
近年、ほくろのセルフ除去キットやもぐさによる除去など危険な方法がインターネット上で紹介されていますが、感染症・瘢痕形成・悪性腫瘍の見逃しなど重大なリスクがあり、絶対に避けるべきです。
【エビデンス】日本皮膚科学会の皮膚悪性腫瘍ガイドラインでは、色素性病変の診断にはダーモスコピー検査と必要に応じた病理検査が推奨されています。当院監修医師の30,000件以上の手術経験においても、視診のみでは良悪性の判断が困難なケースが一定数存在し、病理検査の重要性を実感しています。
季節別のほくろ除去メリット・デメリット
・秋冬(10〜2月):紫外線量が少なく色素沈着リスクが低い、長袖で患部を隠しやすい
・春夏(3〜9月):紫外線対策の徹底が必要、術後の日焼けに注意が必要
・悪性の疑いがある場合:季節を問わず早急に受診・治療すべき
治療法選びのポイント
・くり抜き法:6mm以下の小さなほくろ、縫合痕を残したくない方に最適
・切除法:大きなほくろ、再発を確実に防ぎたい方、悪性の可能性がある場合に推奨
・レーザー:5mm以下の平坦なほくろ、ダウンタイムを短くしたい方向け(病理検査不可)
術後の紫外線対策のポイント
・術後3〜6ヶ月間は患部への直接的な紫外線を避ける
・SPF30以上の日焼け止めを2〜3時間ごとに塗り直す
・テープ保護や帽子・日傘の併用で物理的に紫外線を遮断する
髙桑 康太(たかくわ こうた)医師
皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
・ミラドライ認定医
臨床実績(2024年時点、累計)
・皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上
・腋臭症治療:2,000件以上
・酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
略歴
・2009年 東京大学医学部医学科 卒業
・2009年 東京逓信病院 初期研修
・2012年 東京警察病院 皮膚科
・2012年 東京大学医学部附属病院 皮膚科
・2019年 アイシークリニック 治療責任者
監修領域:皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
よくある質問(Q&A)
Q1. ほくろ除去は何月に受けるのがベストですか?
A. 紫外線量が最も少ない10月〜2月がベストです。
本調査でも78.3%が秋冬を希望時期として選んでいます。特に10〜11月は紫外線量が少なく、かつ年末年始の休暇前にダウンタイムを終えられるため最適です。ただし、急に大きくなった・色が変わったなど悪性の兆候がある場合は、季節を問わず早急に受診してください。
Q2. ほくろ除去後の紫外線対策はいつまで必要ですか?
A. 最低3〜6ヶ月間、できれば1年間は紫外線対策を続けてください。
調査では正しい期間を認識している人は31.0%にとどまりました。術後の傷が治癒する過程で紫外線を浴びると、メラニン色素が過剰に生成され色素沈着を起こします。日焼け止め(SPF30以上)の塗布、テープ保護、帽子や日傘の使用を組み合わせて対策してください。
Q3. ほくろ除去は保険適用されますか?費用はいくらですか?
A. 悪性の疑いや日常生活への支障がある場合に保険適用され、3割負担で5,000〜15,000円程度です。
調査では保険適用条件を正しく理解している人は22.3%にとどまりました。眼鏡に当たる、髭剃りで傷つく、衣服で擦れるなどの支障がある場合も保険適用の対象となりえます。美容目的のみの場合は自由診療となり、1個あたり5,000〜50,000円程度が相場です。
Q4. くり抜き法・切除法・レーザーはどう選べばいいですか?
A. ほくろの大きさ・深さ・部位と、再発リスク・傷跡の許容度によって選びます。
調査で72.0%が重視すると回答した「傷跡の目立ちにくさ」を優先するなら、6mm以下のほくろにはくり抜き法がお勧めです。大きなほくろや再発を確実に防ぎたい場合は切除法が最適です。レーザーは手軽ですが病理検査ができず、深いほくろでは再発リスクがあります。
Q5. ほくろ除去後、どのくらいで傷跡は目立たなくなりますか?
A. 赤みは3〜6ヶ月で落ち着き、傷跡が目立たなくなるまで6ヶ月〜1年程度かかります。
術後の傷は最初赤みを帯び、徐々に退色していきます。くり抜き法の場合は円形の凹みが徐々に平坦化し、切除法の場合は線状の傷跡が白く細くなっていきます。紫外線対策と保湿ケアを継続することで、よりきれいな仕上がりが期待できます。
放置のリスク
・悪性黒色腫(メラノーマ)など皮膚がんの見逃し:悪性のほくろを放置すると転移・進行のリスクがある
・自己処理による感染症・瘢痕形成:セルフ除去は深刻な傷跡や感染症を引き起こす危険性がある
・色素沈着の悪化:不適切な時期の施術や術後ケア不足により、シミのような跡が残るリスクがある
こんな方はご相談ください|受診の目安
・ほくろが急に大きくなった、または形がいびつになった
・ほくろの色が濃くなった、または色むらが出てきた
・ほくろから出血がある、またはかゆみ・痛みがある
・ほくろが眼鏡・衣服・髭剃りなどで繰り返し刺激を受けている
・見た目が気になり、日常生活に支障をきたしている
クリニック案内
アイシークリニックの特徴
・皮膚腫瘍・皮膚外科手術30,000件以上の実績を持つ監修医師が在籍
・くり抜き法・切除法・レーザーから最適な治療法を提案
・新宿・渋谷・上野・池袋・東京・大宮の6院で土日祝日も診療
アイシークリニック新宿院:東京都渋谷区代々木2-5-3 One-葵ビル2階
アイシークリニック渋谷院:東京都渋谷区渋谷3-16-2 ニュー三水ビル5階
アイシークリニック上野院:東京都台東区東上野3-16-5 サンク・ユービル1F
アイシークリニック池袋院:東京都豊島区南池袋2-15-3 前田ビル9階
アイシークリニック東京院:東京都中央区日本橋3-6-2 日本橋フロント3階
アイシークリニック大宮院:埼玉県さいたま市大宮区大門町1-60 福美メディカル2階B区画
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