「クラシル」が2022年の食トレンド分析結果を発表 食品値上げで節約志向が高まり、食材代用レシピの再生数が伸長
コロナ禍で定着した自炊、2022年は”ちょい足し”で健康を意識する傾向に
2022年は行動制限が緩和され、日常を取り戻しつつありますが、原材料高騰や円安の影響で食品の値上げが相次ぎ、家庭における食意識にも変化が見られました。
■2022年の検索結果から見えてきた、2つの食意識
①”ちょい足し”で、飽きずに健康的な食事に
コロナ禍の2020年以降、体型維持や予防の観点から「健康」を意識するユーザーが増加。2022年は健康的で完璧な食事を目指すのではなく、”ちょい足し”で飽きずに健康的な食事を継続する傾向にありました。その中から3つのキーワードをご紹介いたします。
▼副菜でバランス
家族の健康を考えた「主食・主菜・副菜」の献立が注目され、忙しい平日にも対応できるように、副菜を週末に作り置きする動きが見受けられました。さまざまなメニューの副菜として合わせやすく、調理時間も短い「簡単 ブロッコリーのさっぱりツナ和え」は昨年比150%となりました。
・「簡単 ブロッコリーのさっぱりツナ和え」
https://www.kurashiru.com/recipes/0d3171cb-3a33-4d8e-862e-b6257b14de90
▼ベジスイーツ
自宅でのスイーツブームは以前より落ち着きつつも、簡単スイーツレシピの人気は継続中。いつもの材料に野菜をちょい足しすることで間食のスイーツからも栄養素を補う健康志向がうかがえます。ホットケーキミックスで簡単に作れ、余ったにんじんを活用できる「にんじんたっぷりふわっと甘い蒸しパン」は昨年比163%となりました。
・にんじんたっぷりふわっと甘い蒸しパン
https://www.kurashiru.com/recipes/317b0304-fbb9-4f46-8c8a-ae92de0735c5
▼旬食材
春のタケノコや夏のゴーヤなど、栄養価が高い旬な食材の下処理方法や活用レシピの検索が伸長しました。タケノコの「下処理とあく抜き方法」は昨年比121%、水煮で簡単に作れる「タケノコメンマ」は昨年比129%という結果になりました。
・重曹で!タケノコの下処理とあく抜き
https://www.kurashiru.com/recipes/31c55908-5b73-4796-989a-39a998b9005a
・タケノコメンマ
https://www.kurashiru.com/recipes/1883447b-9b7d-4f5c-b8bb-fbc5c7088519
②”無理せず節約”しながら、毎日の食事を楽しむ
食品の値上げが相次ぐ中でも、”無理しない節約”レシピで毎日の食事を考える傾向にありました。我慢しない置き換えや家にあるものを活用したレシピを再生数とあわせてご紹介いたします。
▼我慢しない置き換え
値上げ食材を使用しないのではなく、低価格食材に置き換え、おいしさはそのままに低価格で作れるレシピの再生数が伸長しました。中でも鶏むね肉や手羽元が代用しやすい食材として人気を集め、豚肉を鶏むね肉に置き換えた「キャベツと鶏むね肉で回鍋肉風」は昨年比128%の結果です。また、かさ増しでボリュームアップする「もやしたっぷり鶏つくね」も昨年比140%と、節約しながら満足感を得る工夫をしていることがうかがえます。
・簡単!キャベツと鶏むね肉で回鍋肉風
https://www.kurashiru.com/recipes/cc6f4c5b-3291-4995-bc54-d5e5074efded
・節約ボリュームアップ!もやしたっぷり鶏つくね
https://www.kurashiru.com/recipes/4994e1d7-9da1-4635-900f-ad3ca96abe80
▼家にあるもので一品
節約志向が高まり、食べたいものを作るだけでなく、”家にあるもの”でレシピを考える傾向が高まりました。余った野菜と常備食材(冷凍うどんや卵など)を使用したレシピの再生数が伸長しました。余った野菜を炒め合わせるだけでできる「だし香る!和風な焼きうどん」が昨年比171%、卵と長ネギを使用した「ふわふわ 納豆ねぎ焼き」が昨年比162%など、余った食材ながら主菜にもなるレシピが人気を集めました。
・だし香る!和風な焼きうどん
https://www.kurashiru.com/recipes/dfc67403-1696-4288-abf1-91d8023868ce
・ふわふわ 納豆ねぎ焼き
https://www.kurashiru.com/recipes/eff4c228-0afd-44c5-b96a-bcaad405ae93
2022年に「クラシル」内での検索が増加し、「Kurashiru Mates」(「クラシル」にレシピを投稿するクリエイター)からも注目を集めたレシピをご紹介いたします。
▼炊き込みご飯
秋のイメージが強い「炊き込みご飯」ですが、2022年は春にもレシピ検索が伸長しました。品数が少ない食卓でも、食材を炊き込みご飯にするだけで一品に早変わりする簡単さが人気のポイントです。
・秋の味わい きのことあげの炊き込みごはん(中平真紀子)
https://www.kurashiru.com/recipe_cards/46dc323f-37c0-4fc4-927a-e46a322b94fb
▼韓国料理
近年注目を集めている「韓国料理」。2022年は、常備品やスーパーで手軽に購入できる食材で作る韓国料理が「クラシル」で話題になりました。麻薬卵やケランチム、チュモッパ、ワカメスープなどが注目です。
・ごはんが止まらない! ニラたっぷり!やみつき! 我が家の麻薬卵(そーママ)
https://www.kurashiru.com/recipe_cards/27906eb2-377e-4057-b291-920b458b4774
▼スピーディー飯
1つの食材で2役を担ってくれる「時短×〇〇」なレシピが人気傾向にあります。味付けが簡単で、たんぱく質や食物繊維が摂れる、ボリュームアップなど、ニーズにあった食材をチョイス。キムチやツナ缶、オートミール、納豆などが注目食材です。
・【5分でできる】豚こまと大根のキムチ炒め(お天気ママ)
https://www.kurashiru.com/shorts/69b36004-691d-4b39-bdae-93a80031a846
▼切り餅アレンジ
SNSで話題になった切り餅アレンジが伸長しました。おかずからスイーツまで、お餅を味変して楽しむレシピや、おかずの1品としてリメイクするレシピが増加傾向にあります。
・お餅の肉巻き(あやラクめし)
https://www.kurashiru.com/shorts/21ed4845-14ae-4769-80f9-c6c02e833629
■2022年 食トレンド総まとめ
2022年は「映えレシピ」ではなく、毎日の食生活で「無理なく真似できるレシピ」が注目されました。
2023年は引き続き、日常使いしやすいレシピの人気が継続すると予測します。外食風料理や郷土料理の検索数も徐々に増加傾向にあり、”いつもの料理だけど一味違う”、お手軽アレンジレシピに注目です。
居酒屋や中華料理屋で定番の「かに玉」など手軽な外食風料理や、帰省や旅行で出会った郷土料理の検索数が徐々に増えており、2023年のトレンドになると予測しています。
・簡単 カニカマたまご
https://www.kurashiru.com/recipes/b507801d-2f12-47a5-bdfd-9259ad90ab59
・沖縄の味!フーチャンプルー
https://www.kurashiru.com/recipes/f34b50eb-b98b-4c30-ac31-dc6e7518752d
■データを元に今後もサービスを改善
「クラシル」は、今後も皆さまの料理に関するお困りごと・悩みごとを解決するお手伝いをしてまいります。
本調査のより詳細な資料がございます。弊社窓口までお問い合わせください。
inquiry@dely.jp
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■国内No.1のレシピ動画サービス「クラシル」について
クラシル( https://www.kurashiru.com/ ) は「くらしをおいしく、あたたかく」をコンセプトに、管理栄養士が監修した「かんたんにおいしく作れるレシピ」を60,000件以上提供する国内No.1のレシピ動画サービスです。2022年10月にはクラシルアプリの累計ダウンロード数が3,800万を達成いたしました。「80億人に1日3回の幸せを届ける」べく、日々サービスの向上に努めています。
▼「クラシル」 iOS版 App Store:https://appsto.re/jp/YSri_.i
▼「クラシル」 Android版 Google Play:https://goo.gl/B447IR
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(※1)
料理レシピ動画アプリにおける、
日本国内ダウンロード数および平均月間アクティブユーザー数が1位(iOS/Google Play合算値)
(2020年8月1日時点) App Annie
ダウンロード数・および国内におけるレシピ動画アプリ順位:自社調べ(2022年8月現在)
(※2)
「再生数」のボリュームや上昇率からクラシルが独自に選出。
調査対象期間:2021年1月1日〜11月20日、2022年1月1日〜11月20日
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<dely株式会社 会社概要>
社 名:dely株式会社(dely, Inc.)
代表取締役:堀江 裕介
設 立:2014年4月
所 在 地:〒108-0023
東京都港区芝浦3丁目1-1
msb Tamachi 田町ステーションタワーN 23階
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【本件に関するお問い合わせ先】
dely株式会社 コーポレート部/広報
E-mail:contact.pr@dely.jp
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