【働く女性1,031名のワーク・ライフ・バランス実態調査】理想は「プライベート優先」、現実は「仕事優先」が過半数 9割が“女性特有の健康不安”の影響を受けながら働いている

低用量ピル服用で8割が働きやすさ改善を実感、企業の支援が求められる実態も明らかに

株式会社ネクイノ

 株式会社ネクイノ(大阪市北区、代表:石井 健一、以下ネクイノ)が運営する、スマホでピルの相談・診察・処方まで行えるオンライン・ピル処方サービス「スマルナ(※1)」は、全国のスマルナユーザーのうち働く女性1,031名を対象に、「ワーク・ライフ・バランス」と「女性特有の健康課題」に関する実態調査を実施しました。

 近年、ワーク・ライフ・バランスに関する話題が社会的に注目を集める中、働き方や企業の支援のあり方に注目が集まっています。本調査では、働く女性が感じている“現実と理想のギャップ”や、生理・PMS・妊娠・更年期といった女性特有の体調変化が仕事に与える影響、さらに将来の働き方に対する不安などの実態を明らかにしました。

 調査の結果、理想のワーク・ライフ・バランスとして「プライベートを優先したい」と考える人が6割にのぼる一方で、現状では過半数が「仕事を優先している」と回答し、望む働き方との間に大きなギャップがあることがわかりました。また、女性特有の体調変化に不安を抱えている人は9割を超え、特に若年層ではその影響をより強く感じている傾向が見られました。さらに、低用量ピルの服用によって働きやすさの改善を実感した人が約8割にのぼり、体調に合わせた適切なケアを行うことで日々の働き方が大きく向上し得ることも明らかになりました。

■調査結果トピックス

  • <働く女性のワーク・ライフ・バランスの実態>

    • 理想の働き方は「プライベート優先」約6割、「仕事優先」は1割未満にとどまる

    • しかし現実は「仕事優先」が約6割となり、理想と現実に大きなギャップが

    • 約8割が「働く女性の生き方は変わってきている」と感じている

  • <働き方の課題と、女性特有の体調変化>

    • ワーク・ライフ・バランスを保てない要因は、1位:業務量や突発業務で予定が立てにくい、2位:働く場所や時間に柔軟性がない、3位:会社の休暇制度などのサポート体制が不十分

    • 生理痛やPMSなどの体調変化が“仕事に影響する”と感じる人は約9割

    • 妊娠・出産・更年期などライフステージの変化と仕事の両立にも、9割以上が不安を抱えている

  • <低用量ピルによる働きやすさ改善と、企業に求められる支援>

    • 低用量ピルの服用目的は、生理痛・PMSの緩和など月経随伴症状への対処が約7割

    • 低用量ピルを服用することで「働きやすくなった」と実感している人は約8割

    • ワーク・ライフ・バランスの実現には、働き方の制度改革に加えて“女性特有の健康課題への支援”が企業に求められる結果に

■調査結果詳細

<働く女性のワーク・ライフ・バランスの実態>

 まず、現在のワーク・ライフ・バランスについて伺ったところ、「仕事を優先している」と回答した人が52.1%、「プライベートを優先している」と回答した人が47.9%となり、およそ半々であることがわかりました。

 続いて、理想のワーク・ライフ・バランスを尋ねると、59.7%が「プライベートを優先したい」と回答しました。「仕事を優先したい」と答えた人は6.9%にとどまり、1割を下回る結果となりました。

 現在のワーク・ライフ・バランスでは半数以上が「仕事優先」となっていることから、理想と現実のあいだには大きなギャップが生まれていることがうかがえます。

 また、社会全体として女性の働き方が変わってきていると感じるかを尋ねたところ、「変わってきている」と回答した人は79.7%となりました。「少しずつ変化している」と捉える人が多く、急激ではないものの、価値観や働き方のあり方が徐々に変化していると感じている様子がうかがえます。

<働き方の課題と、女性特有の体調変化>

 続いて、ワーク・ライフ・バランスをうまく保てていないと回答した人に理由を尋ねたところ、最も多かったのは「業務量や突発業務で予定が立てにくい」という回答でした。次いで、「働く時間や場所に柔軟性がない」「会社の休暇・時短制度やサポート体制が不十分、使いにくい」といった回答が多く、働く環境や制度についてさまざまな意見が寄せられている様子がうかがえました。

 また、女性特有の健康課題として挙げられる、生理痛やPMS(月経前症候群)が仕事に影響を与えると感じたことはあるかを尋ねたところ、89.2%の人が「(影響を感じたことが)ある」と回答しました。多くの働く女性にとって、生理に伴う不調が日常的に仕事へ影響していることが示された結果となりました。

 さらに、職場に女性特有の健康課題(生理・妊娠・出産・更年期など)への理解や配慮があるかを尋ねたところ、「どちらかといえばある」を含めると、半数以上が一定の理解や配慮を感じていると回答しました。

 一方で、妊娠や出産、更年期などライフステージの変化にともなう働き方への不安を尋ねたところ、91.1%が「不安に感じる」と回答し、9割を超えました。特に若い世代では「とても不安」と回答する割合が高く、将来的な働き方に対して不安を抱く人が多い傾向が見られました。

 こうした結果から、ライフステージに応じた支援のあり方を、社会全体で検討していく必要があることがうかがえます。

<低用量ピルによる働きやすさ改善と、企業に求められる支援>

 続いて、低用量ピルと働きやすさ改善の関連を調査しました。現在低用量ピルを服用している人に対し、服用目的を尋ねたところ、避妊が31%、生理痛やPMSをはじめとする月経随伴症状への対処が69%となり、約7割が生理に伴う不調の改善を目的に服用していることがわかりました。

 続いて、低用量ピルの服用によって仕事のしやすさに変化があったかを尋ねたところ、78.5%が「働きやすさが改善した」と回答しました。

 具体的な変化としては、「感情をコントロールしやすくなった」が42%、「仕事の予定を立てやすくなった」が34.4%、「体調不良による欠勤が減った」が33.4%となりました。これらの項目はいずれも日々のパフォーマンスに直結する内容であり、症状を適切にコントロールすることで、働きやすさが向上している様子がうかがえます。

 これらの結果から、生理に伴う症状が落ち着くことで仕事への向き合い方にも良い変化が生まれ、働きやすさの向上につながっている様子がわかりました。女性特有の健康課題を支える取り組みは、企業にとっても従業員が力を発揮しやすい環境づくりに寄与する可能性が示されています。

 最後に、ワーク・ライフ・バランスを推進するために職場にどのような支援があるとよいか尋ねたところ、「有休・リフレッシュ休暇の取りやすさ」が57.5%、「柔軟な勤務制度(リモートワーク・フレックスなど)」が53.1%となりました。休暇制度や勤務制度の整備を求める声が多い一方で、「妊娠・出産・育児との両立支援制度の充実」が50.4%、「生理・PMS・更年期など健康課題への支援(休暇・相談など)」が49.1%となり、制度面とあわせて女性特有の健康面でのサポートを求めるニーズも高いことがわかりました。

 さらに、「低用量ピルなど医療費の補助・福利厚生」と回答した人も44.7%にのぼり、体調変化に伴う負担軽減を企業に期待する声が多く見られました。働き方の柔軟性と健康支援の両面が、ワーク・ライフ・バランス推進において重要な要素となっていることが伺える結果となりました。

 今回の調査では、ワーク・ライフ・バランスの実現に向けて、柔軟な働き方や制度の整備に加え、生理・PMS・妊娠・出産・更年期といった女性特有の体調変化への理解やサポートを求める声が多く集まりました。特に、生理やライフステージの変化が働き方に影響していると回答した人が多く、将来の働き方に不安を抱える声も寄せられました。

 こうした結果から、女性の健康課題やライフステージの変化を考慮した働く環境整備は、引き続き重要なテーマとして捉えられているということがうかがえました。

 スマルナでは引き続き、「ココロとカラダが健康でワタシらしい人生を選べる世の中をつくる」というミッションのもと、コミュニケーションを通じて適切なタイミングで正しい情報を提供し、一人ひとりの選択肢を広げ、自分らしい選択ができるサポートをしてまいります。


■調査概要
調査対象:現在働いているスマルナユーザー1,031名(女性)
実施期間:2025/11/17〜2025/12/1
調査方法:インターネット調査
回答者年齢分布:10代(18~19歳) 2.4%、20代 43.4%、30代 35.3%、40代以上 19%

■法人向け健康支援プログラム「スマルナ for Biz」
 生理痛やPMSで悩む女性社員に対し、オンライン・ピル処方サービス「スマルナ」にて処方されたピル代金を会社負担でご利用いただけるサービスです。医師の診察に加え、スマルナに連携する助産師や薬剤師がオンラインで医療相談も受け付けます。

サービス提供内容や料金に関する詳細は、下記よりご確認いただけます。

▼スマルナ for Bizサービスサイト
https://smaluna.biz/


(※1)スマルナについて

 スマルナはオンライン診察のプラットフォームサービスです。診察は提携先医療機関が行っています。

https://smaluna.com/

 スマルナは、2018年6月にリリースされた、スマホでどこからでも医師に相談・診察・処方までできるオンライン・ピル処方サービスです。ピルの処方以外にも、助産師や薬剤師が相談を受け付ける、スマルナ医療相談室を運営。10代〜30代の方々を中心にご利用いただいており、スマルナアプリのダウンロード数は累計130万件を超えています。

※医師の判断により対面受診を促す場合は医師の指示に従ってください。

■株式会社ネクイノ 会社概要

 株式会社ネクイノは、医療および関連法規分野に知見を持つ専門家を中心に2016年6月に創業。「世界中の医療空間と体験をRe▷designする」を掲げ、ICTを活用したオンライン診察や健康管理支援、未病対策などを通じ、一人ひとりのライフスタイルや健康状態に合わせて選択・活用できる医療環境の構築に取り組んでいます。2018年6月に婦人科領域に特化したオンライン診察プラットフォーム「スマルナ」をリリース。2020年より企業向け福利厚生サービス「スマルナ for Biz」、2023年よりアスリート向け支援サービス「スマルナ for Sports」を展開。オフラインのサポート拠点として、大阪・心斎橋にてユース世代向け相談施設「スマルナステーション」を運営。2024年5月より、トイレの個室に生理用ナプキンを常備し無料で提供するサービス「トレルナ」を本格始動しています。

会社名:株式会社ネクイノ(英表記:Next Innovation Inc.)

代表取締役:石井 健一

所在地:〒530-0002 大阪府大阪市北区曽根崎新地1丁目13番22号 御堂筋フロンティア WeWork

URL:https://nextinnovation-inc.co.jp/

設立:2016年6月3日

【引用・転載時のお願い】

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医療・病院医薬・製薬
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会社概要

株式会社ネクイノ

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URL
http://nextinnovation-inc.co.jp
業種
医療・福祉
本社所在地
大阪府大阪市北区曽根崎新地1-13-22 WeWork 御堂筋フロンティア
電話番号
06-6147-9556
代表者名
石井 健一
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2016年06月