【つくば市】電動車いすのさらなる普及に向けた実証事業を開始
誰もが自由にストレスなく移動できるまちを目指して
電動車いす実証事業
「電動車いす」は、高齢者が一人で自由に外出できるツールの一つとなっていますが、その普及はまだ限定的です。電動車いすの利用の促進は、高齢者の移動・活動を促すだけでなく、自動車運転による事故の減少などにもつながり、高齢化の進む日本において重要な役割を果たし得ることから、経済産業省は、電動車いすの普及の促進と安全性の周知のため「多様なモビリティ導入支援事業(電動車いす等安全対策・普及推進事業)」をつくば市他全5都市で実施しています。
実証事業で使用するセニアカー(左)、WHILL Model C(右)
つくば市は、市内2地域にお住まいの高齢者の方に電動車いすを3週間貸与して使用いただき、移動手段としての活用可能性を検証するほか、安全の周知を行います。電動車いすの使用前後での外出状況や意識の変化、また、地域における課題等について調査し、電動車いすの普及を促すことで、誰もが自由にストレスなく移動できるまちを目指します。
【実証事業の概要】
2020年10月12日(月)から11月1日(日)までの3週間、電動車いすを使用いただき、導入効果、安全性、利便性、活用に向けた課題に関する調査(アンケート調査、移動GPS調査、ヒアリング調査)を行います。
使用機体
セニアカー(スズキ株式会社)とWHILL Model C(WHILL株式会社)の2機種
セニアカー
WHILL Model C
実証場所
千現地区
ペデストリアンデッキ(自転車歩行者専用道路)に近接している地域で、つくば駅まで約2km、スーパーまで約1kmに位置した地区です。自動車の近距離移動の代替手段としての利用を想定しています。
ペデストリアンデッキ
宝陽台地区
老年人口が50%を超える、市内でも高齢化率が非常に高く、夫婦だけや独居の高齢者が多い住宅団地です。免許返納をしている方も多いことから、買い物等の移動手段としての活用を想定しています。
参加予定人数(合計)
13名
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像