【国立科学博物館 筑波実験植物園】 企画展「水草展 〜旅する水草〜」を開催します
国立科学博物館 筑波実験植物園(園⻑:細矢剛)では、2021年8月7日(土)~8月15日(日)までの期間、企画展「水草展〜旅する水草〜」を開催します。
- 企画展「水草展〜旅する水草〜」 開催概要
水草はどのように移動するのでしょうか?水流、海流・・・風や渡り鳥に乗れば、はるか彼方の大陸へ移動できることが、最近のDNA研究から明らかになってきました。旅が新しい水草を生み出す一方で、人間が運ぶ外来種は生態系を壊してしまうこともあります。
今回の水草展では、「水草の旅」をテーマに、その多様な移動方法、長距離移動の新発見、水草を探す旅などを、多数の貴重な水草とともに展示します。プロのレイアウターによる美しい水草水槽も多数展示します。グラスアクアリウムを作るワークショップ「自分だけのアクアリウムを作ろう」、来園者が少しずつ植えて大きなレイアウト水槽を作るコーナーなど、水草楽しむためのイベントもご用意しています。
【開催会場】国立科学博物館 筑波実験植物園(茨城県つくば市天久保4-1-1)
【開催期間】2021年8月7日(土)~8月15日(日)
【開園時間】9:00~17:00(入園は16:30まで)
【休 園 日 】なし
【入 園 料 】一般:320円、高校生以下・65歳以上は無料、障害者手帳をお持ちの方及びその介護者1名無料
【水草展URL: http://www.tbg.kahaku.go.jp/event/2021/08mizukusa/index.html 】
- <展示内容の一部を紹介します>
ネジリカワツルモ
近年、渡り鳥による水草の大陸間長距離散布がDNA解析により明らかになってきました。その最初の事例が示されたのが本種。日本では新潟県佐渡島にのみ自生しますが、この数年は確認されず、野生絶滅の心配があります。
オテリア・メセンテリウム
インドネシア・スラウェシ島にのみ自生。波状の葉と長く伸びる花茎が特徴。自生環境が特殊なため、日本では栽培が難しく成功例がほとんどありません。筑波実験植物園では、日本で初めて雌花の開花に成功しました。(断続的に開花するため、期間中に開花するかは未定)
ミャンマーでの水草調査から、日本とミャンマーの水草の関係が明らかになってきました。水域を再現した水槽や、調査の様子を紹介します。
ミジンコウキクサ
世界最小の陸上植物であり、世界最小の花を咲かせます。写真中央の個体の真ん中に見えるのが花。植物体は0.8mm程度、花は0.1mm程度。会場では顕微鏡に映る花をご覧いただきます。
国立科学博物館:https://www.kahaku.go.jp/
筑波実験植物園:http://www.tbg.kahaku.go.jp/
企画展「水草展〜旅する水草〜」:http://www.tbg.kahaku.go.jp/event/2021/08mizukusa/index.html
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