大正大学学生がツシマヤマネコの減少ストップを目指す!
~離島における希少な野生生物の保護活動を実践~
滞在期間中は、ツシマヤマネコの通り道であるカルバート※の清掃や、観光客が立ち寄る施設で、学生がデザインした啓発用のポケットティッシュの配布などを予定しています。
離島において、学生たちが野生生物の保護活動を実践することで、地域貢献を目指します。
※カルバート…排水のために道路下に設置された水路。動物たちが通り道として利用しています。道路上に動物が出てくる頻度の減少に伴い、交通事故も減らします。
当学科では、2017年より学生によるツシマヤマネコの保護活動を開始し、環境省対馬野生生物保護センターの協力のもとで活動を続けています。学生にとっては、今まで本学の講義で学んできた環境問題の現状について、実際に現地に赴くことで、対馬の地域性やツシマヤマネコと住民の関わりなどを自分の目で見て、より理解を深める実践の機会となります。
ツシマヤマネコ減少の大きい要因である交通事故に着目して活動を実施しており、過去には、交通安全キャンペーンへの参加、看板制作及び設置や、草刈りなどの環境整備を行ってきました。
この功績が認められ、2022年には井の頭自然文化園で開催されている「ヤマネコ祭」への出展を果たしました。2024年も10月19日(土)及び20日(日)の二日間で出展し、現地での保護活動について報告したり、啓発グッズの展示や配布を行う予定です。
※ヤマネコ祭…「ツシマヤマネコ」の保護・繁殖に取り組んでいる井の頭自然文化園で開催されているイベント。野生生物の保全に取り組む各種団体の活動紹介ブースの出展の他、ワークショップや動物解説員によるガイドなどを行っています。
【ポイント】
大正大学 公共政策学科3年の学生有志5名が、9月2日(月)から5日(木)に長崎県対馬市において、絶滅危惧種及び対馬固有種であるツシマヤマネコの保護活動を行います
離島において、学生たちが野生生物の保護活動を実践することで、地域貢献を目指します
2017年から行う保護活動の功績が認められ、井の頭自然文化園で開催されている「ヤマネコ祭」への出展へとつながっています
◆公共政策学科
2020年4月に大正大学に設置された学科。地域社会や政策についての基本を学ぶ「座学」と、自治体や地域住民などの声をダイレクトに聞く「フィールドワーク」の両輪により、「課題解決法」や「解決のための調整能力」を身につけます。
◆大正大学
大正大学は、設立四宗派の天台宗・真言宗豊山派・真言宗智山派・浄土宗および時宗が協働して運営する大学です。その協働の精神を支えているのが、大正15年(1926)の創立時に本学が掲げた、「智慧と慈悲の実践」という建学の理念です。建学の理念のもとに〈慈悲・自灯明・中道・共生〉という仏教精神に根ざした教育ビジョン「4つの人となる」を掲げて教育研究の活動を展開しています。また、令和2年度文部科学省「知識集約型社会を支える人材育成事業」に本学の推進する「新時代の地域のあり方を構想する地域戦略人材育成事業」が採択されました。公式HP:https://www.tais.ac.jp/
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