artience、グループ全体の情報基盤を見据えkintoneを展開 半年で1万1,000時間の業務短縮を達成

ボトムアップ型のツールとして、現場のデジタル活用に向けた風土改革にも寄与

サイボウズ株式会社

サイボウズ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:青野慶久、以下サイボウズ)は、artience株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:髙島悟、以下 artience)の「kintone(キントーン)」活用事例を発表しました。
2024年1月に東洋インキSCホールディングスから社名を変更したartienceは、グループの垣根を超えた情報共有基盤の整備を目指し、kintoneを全社的なDX推進のプラットフォームとして展開。申請承認のためのワークフローアプリや案件管理アプリといったSFA的な利用から、議事録共有アプリやFAQアプリまで活用は多岐にわたり、現在は1,400名を超えるユーザーが現場の業務改善のために役立てています。

kintoneの導入による効果

■kintone導入背景

artienceは、2030年をゴールとする経営計画を推進しており、「情報/DX」も1つのテーマとし、IT技術を活用したDX推進を行っています。

その取り組みの中で、kintoneが全社的なDX基盤として候補の1つに挙がったのは、先行して一部の事業会社において業務プラットフォームとして使用されていたことにあります。事業会社での評価が良かったこともあり、グループ全体のワークフローの活用基盤として注目されました。最終的に、簡便なUIと現場でも開発しやすい設計、セキュリティやガバナンスの観点も評価され、事業会社で蓄積されたデータをグループ会社全体で活用できる点からkintoneが採用されました。事業会社で利用されていたkintoneとのドメイン統合を経て、グループ全体での業務改善プラットフォームとしてkintoneが広がっていきました。

■kintone導入効果

現在は、10ほどのグループ会社で1,400名超のユーザーがkintoneを活用しています。kintoneの普及を第一に自由にアプリ作成可能な権限を現場に付与したことで、多くのアプリが現場主体で作成され、実際に稼働しているアプリは530個を超えています。

その他、定量的な効果として2024年4月から10月までの実績で1万1,000時間の削減を実現しており、個別システムを構築した場合に比べて4,000万円ほどのコスト圧縮効果も見込まれています。ペーパーレスの側面でも効果が出ており、通期で6万枚ほどの紙削減につながることが期待されています。

また、自分の業務を変えることができるという意識変革ツールとしてもkintoneが大きく寄与しており、現場から寄せられる要望の質が向上し、デジタル活用の意識が広がっています。

■基幹システムとの連携

kintoneの利用者を大きく増やした使い方の一例が、業務自動化を目指して作成された基幹システムとkintoneを連携させて製品の価格を登録する価格登録アプリです。基幹システムから製品情報をCSVで出力し、そのデータをRPAにてkintoneに投入。現場で営業担当者が価格をkintoneに登録した後、再びRPAを用いてkintoneのデータを取り込んで基幹システムに戻す仕組みです。営業担当者の業務を時短化・省力化できる仕組みとして、複数の事業会社で一気に導入され、これを契機にkintone活用が広がりました。

価格登録アプリ導入前と導入後

■今後の展望

現在はPoC的に業務アプリを自由に作成できる運用として利用を促進している段階ですが、直近では基幹システム周辺の全社的に共通している業務をkintoneに移管し始めています。今後は利活用の促進とガバナンスを両立できるような運用体制の整備を進めます。

また、グローバルに事業展開をする上で、海外拠点も含めた現場の課題解決につながる環境づくりとして、kintoneの展開を引き続き検討していきます。


kintone事例サイト:https://kintone-sol.cybozu.co.jp/cases/artience.html
詳細は事例サイトでご紹介しています。

■kintoneとは

東証プライム上場企業の3社に1社を含む、37,000社以上に利用いただいているサイボウズのノーコード・ローコードツール。ITの知識がなくても自社の業務に合わせたアプリを作成でき、日々変化する業務にあわせた改良も簡単に素早くできます。主な機能として「データベース+ワークフロー+コミュニケーション」の特性があり、顧客管理、出張申請、業務日報など幅広い用途で活用できるため、現場主導の継続的な業務改善を実現します。 

製品サイト:https://kintone.cybozu.co.jp/ 

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

サイボウズ株式会社

75フォロワー

RSS
URL
https://cybozu.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都中央区日本橋東京日本橋2-7-1 東京日本橋タワー 27階
電話番号
03-6757-1250
代表者名
青野慶久
上場
東証プライム
資本金
6億1300万円
設立
1997年08月