ビズリーチ、「2021レジュメ検索トレンド」を発表 即戦力人材スカウトのための検索ワードは「DX」が最も上昇 DX関連求人も昨年比3.3倍

Visional

Visionalグループの株式会社ビズリーチ(所在地:東京都渋谷区/代表取締役社長:多田洋祐)が運営する、即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」は、2021年に企業の採用担当者がビズリーチでレジュメ(職務経歴書)を検索する際に使用したワードのうち、昨年と比較して検索数が上昇したワードを「2021レジュメ検索トレンド」※1として発表します。
ビズリーチは、企業の採用担当者が会員のレジュメの情報を検索し、直接スカウトを送信できるサービスです。企業の採用担当者が、どのようなワードで会員のレジュメを検索しているかを知ることで、積極的に採用している人材やポジションの特徴・傾向がわかります。
2021年、最も上昇した検索ワードは「DX」でした。またビズリーチ上のDX関連求人数(求人名もしくはポジション名に「DX」を含む求人)も増加しており、2021年11月の求人数は昨年比3.3倍となりました。

※1:「2021レジュメ検索トレンド」
調査概要:ビズリーチを利用している企業が会員を検索した「ワード」を算出
対象:2021年1月〜11月に検索され、大文字・小文字の区別なく、検索回数が100回以上のワード(or検索のワード含む)
算出方法:対象となる全ワードのユニークユーザー数における検索回数の昨年からの変化率をもとに算出
対比期間:2021年1月~11月と2020年1月~11月を比較
※「関連ワード」には、ランクインした各ワードや類似ワードと一緒に検索されていたワードを記載。
※2020年に発表した「レジュメ検索トレンドランキング2020」とは、算出方法が異なります。
※本調査を引用される際には、「ビズリーチ調べ」と必ずご記載ください。

ランキングから読み取れる傾向
■2021年は「DX」が最も上昇。DX関連求人も年比3.3倍に
新型コロナウイルス感染症の拡大を機に、さまざまな業界でDX(デジタルトランスフォーメーション)が急速に進んだことから、「DX」の検索数が最も上昇しました。また、「DX」と一緒に検索されているワードとして「ITコンサル」「データ分析」「IoT」「AI」「サプライチェーン」「業務改善」「自動化」「省人化」「顧客体験」などがあげられました。データ分析に基づき生産性向上や顧客体験の向上に取り組める人材、一部門のみならずサプライチェーン全体の改善や業務設計ができる人材が積極的に求められていることがわかります。

 

また、ビズリーチ上のDX関連求人数(求人名もしくはポジション名に「DX」を含む求人)も増加しており、2020年11月と比べて2021年11月は3.3倍(コロナ禍以前の2019年11月と比べると16.1倍)となっています。今後も、DXを推進できる人材の獲得競争の激化はさらに進むことが予想されます。

IT人材ニーズは堅調、採用難度が高まる
業界問わずデジタル化が急がれるなか、IT人材不足は深刻化しており、その状況を反映するように「Webアプリ」「情報セキュリティ」「TypeScript」「AWS GCP」といったIT人材に関連するワードが上位に入りました。ビズリーチで実施した別のアンケートでは、IT人材が不足していると回答した企業が9割以上※2という結果となり、多くの企業でIT人材の採用を積極的に行っていることが推測されます。また、「エンジニア採用」がランクインしたことから、IT人材の中途採用経験のあるリクルーター(採用担当者)を求める企業は増えており、IT人材の採用の難度が高まっていることが分かります。

■「SaaS」がビジネス潮流になり、大企業向け「カスタマーサクセス」の採用ニーズ増
昨今、SaaS(Software as a Service)のようなサブスクリプション型のサービスがビジネスの大きな潮流となるなか、「カスタマーサクセス SaaS」がランクインしました。ビジネスモデルの変化に伴い営業スタイルも変化しており、従来の売り切り型の営業とは異なる「カスタマーサクセス」への注目が高まっていることが分かります。
また「エンタープライズ」がランクインしたことから、大手のクライアントを獲得したいというニーズが新興のIT企業を中心に高まっていることがうかがえます。大手企業を顧客にするためには、複数の関係部署への営業活動が必要となり、各部門との信頼関係を築くための長期的かつ戦略的な営業が必要となります。新興のIT企業のなかには、大手企業への戦略的営業のノウハウが社内にない企業も多く、経験が豊富な人材が求められていることが分かります。

■雇用の流動化が進なか、中途採用の内製化と人的資本経営加速
採用代行のサービスを意味する「RPO(Recruitment Process Outsourcing)」がランクインしました。ビジネス構造の転換が進むなか、新たな事業領域を模索する企業が増えています。そのため、すぐに活躍できる即戦力採用のニーズが拡大しており、優秀な人材の採用の難度が高まっています。そこで企業では、RPO提供経験のある人材を採用することにより、外部に委託していた採用活動を内製化し採用ノウハウを蓄積することで、採用力を高める動きが加速していると推測されます。
また、同じくランクインした「HRBP(Human Resource Business Partner)」は、経営者・事業責任者の戦略的パートナーとして、人と組織の面から事業成長を促していくポジションを指し、欧米では多くの企業が取り入れています。日本でも従来の日本型雇用が崩壊し、雇用の流動化が進んでいくなかで、企業は優秀な人材を採用するだけでなく優秀な人材が活躍できる環境をつくり、従業員のエンゲージメントを高める人的資本経営が求められています。そのため、HRBPのスキルを持った人材へのニーズが高まっていると推測できます。

■企業の持続的成長への意識の高まりを背景に「ESG」がランクイン
気候変動問題や人権問題などの世界的な社会課題が顕在化しているなか、国連が投資を行う際の基準として提唱した、環境・社会・ガバナンスの3つの観点を指す「ESG」がランクインしました。ESGと一緒に「国債」「証券アナリスト」「為替資産運用」などのワードが検索されており、日本でも市場が拡大しているESG債に関連したスキルを持つ人材へのニーズが高まっていることが分かります。また「サステナビリティ」「気候変動」「GHG(温室効果ガス)」というワードも一緒に検索されており、特に環境の領域でサステナビリティ推進に取り組む企業で、レポーティングや投資家などとのコミュニケーションができる人材が求められていることが推測されます。今後、SDGs(持続可能な開発目標)に取り組む企業が増えていくと、ESG関連の人材ニーズもさらに高まっていく可能性があります。

株式会社ビズリーチ 取締役副社長 ビズリーチ事業部 事業部長 酒井 哲也 コメント

本ランキングから分かるように、即戦力人材を求める企業は、具体的なワードでレジュメ(職務経歴書)を検索し、ビジネスプロフェッショナルを直接スカウトしています。不確実性の高い現代において、転職を検討しているかどうかにかかわらず企業からのスカウトを受けることは、ご自身の市場価値や今後のキャリアを考える機会につながるのではないでしょうか。
そのためレジュメの更新は有益で、ご自身の経験やスキルを細かく言語化してレジュメに反映することで、新たな選択肢や可能性に気づくことができます。また
「デジタル化」から「DX」、「深耕営業」から「カスタマーサクセス」など、時代の変化によるニーズの高まりから既存のスキルを表すワードが進化して、新たな名称になることもよく見受けられます。そのため、トレンドにあわせてレジュメ更新を行っていただくことをお勧めします。
ビズリーチでは、今後も、即戦力人材と企業を直接つなぐ機会の提供を通じて、ビジネスプロフェッショナルのキャリアの選択肢と可能性を広げるご支援ができるよう、努めてまいります。

※2:「リスキリングに関する取り組みやITスキルに関するアンケート」
対象:企業の経営層・人事担当者、調査期間:2021年10月29日~2021年11月4日、回答数:245件

即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」について
ビズリーチは企業と求職者が直接やりとりできるプラットフォームがなかった人材業界において、人材データベースを企業に開放することで採用市場を可視化しました。また、企業が求職者へ自らアプローチできるプラットフォームを提供することで、企業が必要としている人材を採用するために、あらゆる手段を主体的に考え、能動的に実行する採用活動「ダイレクトリクルーティング」を推進し、優秀な人材のスピーディーな採用をご支援しています。また、求職者も今まで知りえなかった企業からアプローチを受けることで、キャリアの選択肢と可能性を最大化することが可能です。
URL:求職者向け https://www.bizreach.jp/
    企業向け https://bizreach.biz/service/bizreach/

■株式会社ビズリーチについて
「すべての人が『自分の可能性』を信じられる社会をつくる」をミッションとし、2009年4月より、働き方の未来を支えるさまざまなインターネットサービスを運営。東京本社のほか、大阪、名古屋、福岡、静岡、広島に拠点を持つ。即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」、人財活用プラットフォーム「HRMOS(ハーモス)」シリーズ、挑戦する20代の転職サイト「キャリトレ」、OB/OG訪問ネットワークサービス「ビズリーチ・キャンパス」を展開。2020年2月、グループ経営体制への移行にともなって誕生したVisionalグループにおいて、主にHR TechのプラットフォームやSaaS事業を担う。
URL:https://www.bizreach.co.jp/

■Visionalについて
「新しい可能性を、次々と。」をグループミッションとし、HR Tech領域を中心に、産業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するさまざまな事業を展開。「ビズリーチ」をはじめとした採用プラットフォームや、人財活用プラットフォーム「HRMOS」シリーズを中心に、企業の人材活用・人材戦略(HCM)エコシステムの構築を目指す。また、事業承継M&A、物流Tech、サイバーセキュリティ、Sales Techの領域においても、新規事業を次々に立ち上げている。
URL:https://www.visional.inc/ja/index.html

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