【アオハル】金津高校3年の西村さんが語る、吹奏楽部で過ごした3年間とは【福井県あわら市】
仲間とともに歩んだ日々を振り返る
放課後の部室から聞こえてくるのは、学生たちの青春の音。
息のあった演奏、笑顔あふれるダンス。日々の努力の大きさをつい想像してしまう。

福井県の金津高校吹奏楽部は、毎年コンクールで金賞を獲得してきた名門。しかし今年は惜しくも銀賞。悔しさを胸にしながらも、3年生たちは8月31日・9月1日の学校祭で最後のステージに立った。
そのラストステージを前に、副部長・西村咲乃さん(3年)は、3年間を振り返りながら、仲間たちへの思いを語ってくれた。

「私は音楽面では同級生の男子2人にかなわなかった。だからこそ自分の役割を“雰囲気を明るくすること”“みんなのやる気を高めること”に見つけたんです。人を怒るのは苦手だから、優しく声をかけて、少しでも部活を前向きに感じてもらえたらと思ってきました。」
中学時代は“ブルドーザーのように突っ走る部長”と評された西村さん。高校では経験を活かし、周囲を見ながら支える立場へと変化していった。ときには負担が大きいこともありましたが、「仲間に支えられたから乗り越えられた」と笑顔で振り返る。
音楽を「届ける」楽しさ
西村さんが大切にしてきたのは「観客に楽しんでもらえる演奏」。演奏にダンスや演出を加えたり、部員の表情まで意識したりと、“届ける音楽”を追求してきた。


「演奏会で知り合いの方から『皆さんの姿に励まされた』と手紙をいただいたことがあって、人に届く喜びを知りました。だから文化祭でも、お客さんが笑顔になれる工夫を全力でやりたい。」
ラストステージでも「ただ演奏する」だけではなく、会場を巻き込み楽しませたい。その姿勢に、部員たちの思いがひとつに重なる。
後輩たちへつなぐバトン

一方、来年の主力となる2年生たちも力強い言葉を口にする。
部長の徳山さん(ファゴット)は「コンクールで再び金賞、そして県代表を目指したい」と語り、副部長の竹澤さん(サックス)、小寺さん(バスクラリネット)も「一人ひとりが主体的に動けるチームをつくりたい」と真剣に話す。




後輩たちの意志は力強い。西村さんたちの姿を間近で見てきたからこそ、次の世代もきっと大きく成長していくはずだ。
「幸せな日々をありがとう」
インタビューの最後、西村さんは同期の3年生に向けてこう言葉を贈った。

「毎日顔を合わせて、時にぶつかりながらも、一緒に乗り越えてきた仲間たち。私はずっと“幸せ、幸せ”って言ってきたけど、本当にその通り。濃くて幸せな日々を過ごさせてくれてありがとう。」
吹奏楽部での3年間は、音楽を超え、人との関わり方や自分自身の生き方までを変えた。
その最後の音色が鳴り響く学校祭は、きっと観客にとっても、部員にとっても忘れられない時間になるだろう。
これからも金津高校吹奏楽部の挑戦を見守りたい。
この記事は、あわら市広報アドバイザー・役者/タレントの「もりゆか」が現地取材し、執筆しました。

福井県あわら市
全国幸福度ランキングで、2014年から6回連続1位を獲得した福井県の北の玄関口であるあわら市。
北陸有数の温泉地で、開湯140周年を迎えた「あわら温泉」をはじめ、宿場町としての文化が残る「金津地区」、淡水釣りやカヌーが盛んな「北潟湖」、北陸街道の歴史が息づく「吉崎・細呂木地区」、豊かな実りや美しい景観の丘陵地、田園、森林など、様々な魅力にあふれ、暮らす人も訪れる人も幸せな気持ちになれるスポットが数多くあります。
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