ヤイコ、デビュー24年目の現在の心境、音楽との関わり方について語る
文化放送『くにまる食堂』10月26日(木)放送レポート
野村邦丸アナ「デビュー24年目のヤイコさん、今年の夏、ピアノとハーモニカと私という編成での全国ツアーを開催されました。これ、何なんですか?」
矢井田瞳「ピアノとハーモニカと私のギターと歌っていう3ピース編成だったんですけど、ドラムとかのリズム楽器がいないので、毎ステージがその日ならではの音楽になっていくというか、ミュージシャン同士の信頼関係とかがすごく重要になっていて、アレンジとかテンポも毎回違うし、それが楽しかったですね」
邦丸「シンガーソングライターって、一旦シンプルな編成になる方って多くないですか?」
矢井田「やっぱりそれは、年齢とともになのか、音と音の隙間にすごく人間味であったり、音楽を感じるようになっていくっていうのは、あるかも知れないです。今、技術とかも色々進化してて、例えば音を重ねたいだけ重ねることが出来たりとか、綺麗に整えるだけ整えられたりしますけど、いくら整えても、その先に私はウキウキしなくって、このミュージシャンとやるからこの音になったとか、この一小節空けたからこそ、この隙間に色んな人が気持ちを乗せられるようになったとか、そういうところに私はウキウキするんですよね。なので、そういう編成のもたまには織り交ぜつつ活動させていただいてるって感じです」
邦丸「シンプルになればなるほど、大変じゃない? 難しいってよく聞きますけどね」」
矢井田「大変です(笑)。大変っていうか、何でしょうね、刺激的です。その刺激的な感じが、きっと来てくれたお客さんにも伝わってくれるかなって言うので、毎回ステージ前はドキドキしますけど、その感じが楽しかったりしますね」
邦丸「会場といえば東京ドームとか武道館でもやってらっしゃるけど、それとはまたちょっと違いますよね。いわゆるこじんまりとしたホールで、アコースティックの音で、ヤイコさんの歌声っていうのは、響きが違いますよね、聴く側にとっても」
矢井田「あと、先日のツアーは久しぶりに声出しOKのツアーだったので、お客さんからの『ヤイコーッ!』っていう声だったり、コール&レスポンスが出来たりっていうのが、もう本当に『ああ~ライブって、これこれこれ~っ!』って思いながら1本1本、すごく感動しながらのツアーでした」
私生活では中学生の娘さんを持つお母さんでもあるヤイコさん。「子ども」への向き合い方も色々変わったようで……
邦丸「ご結婚、ご出産を経て、お嬢様も中学校の2年生」
矢井田「そうですね、もうすぐ14歳ですね」
邦丸「特に女性のアーティストの場合って、ご結婚とかご出産とかあると、ある時期例えば歌詞に変化があったりとかするってよく聞きますけど、ヤイコさんはどうですか?」
矢井田「私自身も変化というか書きたいテーマが増えたっていう感じは今もしています。自分が母親になって、自分よりも大切な存在に出会うっていう初めての体験をしたので、初めての体験とか気づきがあると、新しいテーマで曲が書きたくなったりするので、あたたかい言葉が出やすくなったりとか、そういうのはありますね」
邦丸「ヤイコさん、『お子さんも歓迎よ』っていうライブをやってますよね?」
矢井田「やってます。『おやことやいこ』と題したライブを。自分が親になってみて気付いたこと沢山あるんですけど、例えばベビーカーを押してて『こんなに世の中って段差が多いんだ』とか、例えば妊婦の時期に『こんなに世の中の飲み物ってカフェインだらけなんだ』とか、自分がその状態にならなかったら気付かなかったことがたくさんあるんですけど、そのうちのひとつで『あっ、赤ちゃんがいる家庭って、こんなに外に出られないんだ!』っていうことに気付いたんです。例えば映画観に行ったり、音楽ライブ行ったり、楽しいランチを食べに行ったりというのも、こんなに出来ないんだっていうのを知って、だったらお子様連れOKのライブで、自分の子も騒ぐかも知れないけど、他の子が騒いでも今回はOKね、みたいな、そういうライブを提供したりとかしていましたね」
邦丸「どうでした?」
矢井田「楽しかったです! いい感じにガヤガヤしてて、例えばサビの前の2拍空白になる、みたいな、アレンジ的には大事なところで赤ちゃんが『アア~ッ!』とか言ったりなんか(笑)、そういうのも全然OKなライブなので、それもまた愛おしさで。その日のライブのアレンジっていう感じで、とっても素敵でしたね(笑)」
※10月26日放送『くにまる食堂』内、矢井田瞳さん出演の模様は、放送当日以降7日間聴くことができます。
https://radiko.jp/share/?sid=QRR&t=20231026110000
■番組概要
『くにまる食堂』
放送日時:毎週月~金曜日 午前11時00分~午後1時00分
■会社概要
東京のラジオ局 文化放送を運営しています。2022年で開局70周年を迎え、250以上の番組を制作しています。
FM91.6 & AM1134で放送中。
株式会社文化放送
〒105-8002 東京都港区浜松町1-31
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