博多祇園山笠『十六番山笠ソラリア』 奉納・披露
~疫病退散の願いと福岡の歴史・文化に思いをはせて~
西日本鉄道㈱では、2022年7月1日(金)から7月14日(木)までの期間中、当社が運営する商業施設「ソラリアプラザ」の1階イベント広場「ゼファ」にて、博多祇園山笠の飾り山笠「十六番山笠ソラリア」を奉納・披露いたします。
本年は、表(おもて)には京都祇園社の祭神である素戔嗚尊(スサノオノミコト)が刀を振りかざし、八岐大蛇(ヤマタノオロチ)を退治する様子を、見送(みおくり)には、「日本書記」に記されている大野城市から太宰府市周辺が「御笠」と呼ぶようになったエピソードを表現します。
表の標題
「剣撃大蛇素戔嗚尊誉(けんげきだいじゃすさのおのみことのほまれ)」
素戔嗚尊が刀を振りかざし、八岐大蛇に切りかかって退治する様子を描きます。また、素戔嗚尊は京都祇園社の祭神であるとともに櫛田神社の御祭神三柱のお一人でもあり、力強さが転じて「厄もなぎ払う」という意味で永く疫病・怨霊除けの神として信仰され、その姿を描くことで疫病退散の願いを表現します。
見送の標題
「一飄風造御笠森(いちひょうふうみかさのもりをつくる)」
神功皇后(じんぐうこうごう)の被っておられた笠が吹き飛ばされ、高い楠の木にひっかかった笠をとるため、神様にお願いの舞を奉納したところ笠が落ちてきたと言われております。また、「万葉集」にこの地の恋慕の歌が残されるなど、古代の文学に通じるゆかりの場所としても知られた「御笠」の歴史と浪漫を表現します。
屋内の吹き抜け空間に設置する 「十六番山笠ソラリア」 は、天候を気にすることなく様々な角度から山笠をご覧いただけ、毎年多くの来館者の方にお楽しみいただいております。今年は疫病退散と福岡の歴史と文化に思いをはせて奉納いたします。この機会に、ぜひソラリアプラザ1階イベント広場「ゼファ」に足を運んでいただき、博多を代表する祭である博多祇園山笠の迫力をご鑑賞ください。
6月23日(木) 棒締め
6月27日(月)~29日(水) 飾りつけ
6月30日(木) 総仕上げ
7月 1日(金)10時~ 御神入れ
7月 1日(金)~14日(木) 飾り山笠披露
【場所】
ソラリアプラザ1階イベント広場「ゼファ」(福岡市中央区天神二丁目2-43)
【名称】
「十六番山笠ソラリア」
【標題】
表「剣撃大蛇素戔嗚尊誉(けんげきだいじゃすさのおのみことのほまれ)」
見送「一飄風造御笠森(いちひょうふうみかさのもりをつくる)」
【製作者】
表:博多人形師 置鮎 正弘(おきあゆ まさひろ)氏
見送:博多人形師 小嶋 慎二(こじま しんじ)氏
山大工棟梁 :野中 力(のなか つとむ)氏
「剣撃大蛇素戔嗚尊誉(けんげきだいじゃすさのおのみことのほまれ)」
素戔嗚尊(すさのおのみこと)の豪快な英雄譚は『日本書紀』や『古事記』の神話の章での読みどころの一つで、中でも須佐之男命が八岐大蛇(やまたのおろち)を退治して体内から得た「草薙剣(くさなぎのつるぎ)」が後の王権の象徴とされており、また、生贄とされていた櫛名田比売(くしなだひめ)を救ったエピソードは、世の中を覆う大いなる憂いを断ち切り、弱者を救う姿として人々の共感を呼び、各地の神楽や演劇などに度々取り上げられてきました。須佐之男命は天照大神(あまてらすおおみかみ)の弟神で、京都祇園社の祭神であり、永く疫病・怨霊除けの神として信仰され、博多祇園山笠を主宰する櫛田神社の御祭神三柱のお一人でもあります。
登場人物:素戔嗚尊(すさのおのみこと)、天照大神(あまてらすおおみかみ)、八岐大蛇(やまたのおろち)、櫛名田比売(くしなだひめ)
見送
「一飄風造御笠森(いちひょうふうみかさのもりをつくる)」
「神功皇后(じんぐうこうごう)が香椎宮(かしいのみや)から松峡宮(まつおのみや)に向かっていると、突然、一陣の風がおこり皇后の被っておられた笠が吹き飛ばされた。その時の人々はその場所を「御笠」というようになった」と『日本書紀』に記されています。地元の大野城市では、笠の紐が高い楠の木にひっかかり神様にお願いして取っていただくために舞を奉納した場所を「舞田(まいでん)」と言い、笠が落ちた場所は「御笠の森」と呼ばれています。また、『万葉集』には「おもわぬを おもうといはば大野なる御笠の森に神し知らさむ」と大宰府の官人大伴百代(おおとものももよ)が大伴坂上郎女(おおともさかのうえのいらつめ)に送った恋慕の歌が残されています。かつては今の大野城市から太宰府市周辺は「御笠郡」とされ、古代の文学に通じるゆかりの場所として知られています。
登場人物:神功皇后(じんぐうこうごう)、武内宿禰(たけうちのすくね)、大伴百代(おおとものももよ)、大伴坂上郎女(おおとものさかのうえのいらつめ)、村の舞姫
世界的な注目を集める、日本を代表する墨絵、陶墨画アーティスト。龍や侍などの古典的なモチーフから、スポーツ選手やミュージシャンなどの斬新なモチーフを描く。伝統的な技法に捕われず、大胆さと繊細さを持ち合わせたタッチで「躍動感」を追求した作品を描く。「陶墨画」は墨絵のごとく陶土の板に釉薬で描き、高温で焼き上げられ、その躍動感が千年褪せない作品となる。
(参考)博多祇園山笠公式サイト
URL:https://www.hakatayamakasa.com
表の標題
「剣撃大蛇素戔嗚尊誉(けんげきだいじゃすさのおのみことのほまれ)」
素戔嗚尊が刀を振りかざし、八岐大蛇に切りかかって退治する様子を描きます。また、素戔嗚尊は京都祇園社の祭神であるとともに櫛田神社の御祭神三柱のお一人でもあり、力強さが転じて「厄もなぎ払う」という意味で永く疫病・怨霊除けの神として信仰され、その姿を描くことで疫病退散の願いを表現します。
見送の標題
「一飄風造御笠森(いちひょうふうみかさのもりをつくる)」
神功皇后(じんぐうこうごう)の被っておられた笠が吹き飛ばされ、高い楠の木にひっかかった笠をとるため、神様にお願いの舞を奉納したところ笠が落ちてきたと言われております。また、「万葉集」にこの地の恋慕の歌が残されるなど、古代の文学に通じるゆかりの場所としても知られた「御笠」の歴史と浪漫を表現します。
屋内の吹き抜け空間に設置する 「十六番山笠ソラリア」 は、天候を気にすることなく様々な角度から山笠をご覧いただけ、毎年多くの来館者の方にお楽しみいただいております。今年は疫病退散と福岡の歴史と文化に思いをはせて奉納いたします。この機会に、ぜひソラリアプラザ1階イベント広場「ゼファ」に足を運んでいただき、博多を代表する祭である博多祇園山笠の迫力をご鑑賞ください。
- 2022年度博多祇園山笠 飾り山笠「十六番山笠ソラリア」 奉納・披露について
6月23日(木) 棒締め
6月27日(月)~29日(水) 飾りつけ
6月30日(木) 総仕上げ
7月 1日(金)10時~ 御神入れ
7月 1日(金)~14日(木) 飾り山笠披露
【場所】
ソラリアプラザ1階イベント広場「ゼファ」(福岡市中央区天神二丁目2-43)
【名称】
「十六番山笠ソラリア」
【標題】
表「剣撃大蛇素戔嗚尊誉(けんげきだいじゃすさのおのみことのほまれ)」
見送「一飄風造御笠森(いちひょうふうみかさのもりをつくる)」
【製作者】
表:博多人形師 置鮎 正弘(おきあゆ まさひろ)氏
見送:博多人形師 小嶋 慎二(こじま しんじ)氏
山大工棟梁 :野中 力(のなか つとむ)氏
- (参考)飾り山笠「十六番山笠ソラリア」 標題解説
「剣撃大蛇素戔嗚尊誉(けんげきだいじゃすさのおのみことのほまれ)」
素戔嗚尊(すさのおのみこと)の豪快な英雄譚は『日本書紀』や『古事記』の神話の章での読みどころの一つで、中でも須佐之男命が八岐大蛇(やまたのおろち)を退治して体内から得た「草薙剣(くさなぎのつるぎ)」が後の王権の象徴とされており、また、生贄とされていた櫛名田比売(くしなだひめ)を救ったエピソードは、世の中を覆う大いなる憂いを断ち切り、弱者を救う姿として人々の共感を呼び、各地の神楽や演劇などに度々取り上げられてきました。須佐之男命は天照大神(あまてらすおおみかみ)の弟神で、京都祇園社の祭神であり、永く疫病・怨霊除けの神として信仰され、博多祇園山笠を主宰する櫛田神社の御祭神三柱のお一人でもあります。
登場人物:素戔嗚尊(すさのおのみこと)、天照大神(あまてらすおおみかみ)、八岐大蛇(やまたのおろち)、櫛名田比売(くしなだひめ)
見送
「一飄風造御笠森(いちひょうふうみかさのもりをつくる)」
「神功皇后(じんぐうこうごう)が香椎宮(かしいのみや)から松峡宮(まつおのみや)に向かっていると、突然、一陣の風がおこり皇后の被っておられた笠が吹き飛ばされた。その時の人々はその場所を「御笠」というようになった」と『日本書紀』に記されています。地元の大野城市では、笠の紐が高い楠の木にひっかかり神様にお願いして取っていただくために舞を奉納した場所を「舞田(まいでん)」と言い、笠が落ちた場所は「御笠の森」と呼ばれています。また、『万葉集』には「おもわぬを おもうといはば大野なる御笠の森に神し知らさむ」と大宰府の官人大伴百代(おおとものももよ)が大伴坂上郎女(おおともさかのうえのいらつめ)に送った恋慕の歌が残されています。かつては今の大野城市から太宰府市周辺は「御笠郡」とされ、古代の文学に通じるゆかりの場所として知られています。
登場人物:神功皇后(じんぐうこうごう)、武内宿禰(たけうちのすくね)、大伴百代(おおとものももよ)、大伴坂上郎女(おおとものさかのうえのいらつめ)、村の舞姫
- (参考) 飾り山笠 十六番山笠ソラリア 表標題「剣撃大蛇素戔嗚尊誉」 イメージアート
作画:墨絵、陶墨画アーティスト 西元祐貴
世界的な注目を集める、日本を代表する墨絵、陶墨画アーティスト。龍や侍などの古典的なモチーフから、スポーツ選手やミュージシャンなどの斬新なモチーフを描く。伝統的な技法に捕われず、大胆さと繊細さを持ち合わせたタッチで「躍動感」を追求した作品を描く。「陶墨画」は墨絵のごとく陶土の板に釉薬で描き、高温で焼き上げられ、その躍動感が千年褪せない作品となる。
(参考)博多祇園山笠公式サイト
URL:https://www.hakatayamakasa.com
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