NTTコム オンライン、対面証券を対象にしたNPS®ベンチマーク調査2022の結果を発表。NPS1位は野村證券

~業界全体では担当者からのヒアリング力・提案力や、資産運用に役立つ情報提供の改善が期待される~

NTTコム オンライン

 NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:塚本 良江、以下NTTコム オンライン)は、NPSベンチマーク調査対面証券部門を実施しました。この結果、最もNPSが高いのは、野村證券となりました。なお本調査は、過去1年以内に対象の対面証券会社において取引経験がある人を対象とした調査となります。
 業界全体では、企業イメージのよさや取扱商品の豊富さ・魅力がロイヤルティを醸成する要素となりました。一方で、ロイヤルティを向上させるために優先的に改善すべき項目としては、お客様に寄り添う姿勢や資産運用に対する期待通りの成果に加え、資産状況や投資方針、ニーズに対するヒアリング力や、自分に合った商品・サービスの提案力といった、担当者に関する項目があがりました。また、資産運用に役立つ情報提供や、アフターフォローの手厚さにおいても今後の改善が期待される結果となりました。

調査結果の詳細はこちらからご覧ください:
https://www.nttcoms.com/service/nps/report/sec/inquiry/

【NTTコム オンライン NPSベンチマーク調査2022】
今後のリリース予定:ネット証券、ネットスーパー、都市ガス 他

<調査結果のポイント>
1.対面証券部門のNPS1位は野村證券
 対面証券会社5社のうち、NPSのトップは野村證券(-48.1ポイント)、2位は大和証券(-48.5)、3位は三菱UFJモルガン・スタンレー証券(-50.2ポイント)となりました。トップ企業とボトム企業の差は16.3ポイント、5社のNPS平均は-53.9ポイントとなりました。
 


2.担当者からのヒアリング力・提案力や、資産運用に役立つ情報提供において今後の改善が期待される
 ロイヤルティの要因を18の項目別に分析したところ、「企業イメージ・ブランドイメージのよさ」や「取扱商品の豊富さ・魅力」がロイヤルティを醸成する要素となりました。
一方で、ロイヤルティを向上させるために優先的に改善すべき項目としては、「お客様に寄り添う姿勢・大切にする姿勢」や「資産運用に対する期待通りの成果」に加え、担当者からの「資産運用の必要性についての説明のわかりやすさ」や「商品の特性、手数料、リスク等の説明のわかりやすさ」、「資産状況や投資方針、ニーズに対するヒアリング力」、「自分に合った商品・サービスの提案力」といった、担当者に関する項目があがりました。また、「資産運用に役立つ情報提供(世界経済・為替の動き・税制・制度変更等)」や「アフターフォローの手厚さ(継続的な訪問や電話・再提案)」といった情報提供やフォローアップにおいても今後の改善が期待される結果となりました。

図:業界全体のロイヤルティ要因分析(ドライバーチャート)図:業界全体のロイヤルティ要因分析(ドライバーチャート)

 野村證券は、「資産運用の必要性についての説明のわかりやすさ」や「資産状況や投資方針、ニーズに対するヒアリング力」といった担当者に関する項目に加え、「アフターフォローの手厚さ(継続的な訪問や電話・再提案 等)」がロイヤルティに影響を与える結果となり、NPS1位につながりました。2位の大和証券においては、担当者からの「自分に合った商品・サービスの提案力」や「資産運用に役立つ情報提供(世界経済・為替の動き・税制・制度変更 等)」で高い評価を得ました、3位の三菱UFJモルガン・スタンレー証券においては、「手数料とサービスのバランスの良さ(コストパフォーマンス)」が評価され、NPS上位となる結果となりました。

3.ライフプランに沿った中長期的な資産形成に関する情報を受けた人はNPSが高い傾向に
 対象の証券会社から受けたことがある情報について調査したところ、「資産運用の必要性に関する情報」(36.8%)が最も高い結果となりました。次いで「売れ筋の金融商品の情報」(24.2%)や「期待リターンの高い金融商品の情報」(24.0%)が続きました。

 さらに、受けたことがある情報別にNPSを分析したところ、いずれかの情報を受けたことがある人は、情報を受けたことがない契約者と比較してNPSが高い結果となりました。特に、「ライフプランに沿った中長期の資産形成に関する情報」を受けたことがある人のNPSは-25.9ポイントと高く、お客様に合わせパーソナライズ化した情報提供の重要性が示唆される結果となりました。

 

 

左図:対象の証券会社から受けたことがある情報別のNPS 右図:対象の証券会社から受けたことがある情報の割合左図:対象の証券会社から受けたことがある情報別のNPS 右図:対象の証券会社から受けたことがある情報の割合

4.投資判断に基づく売買タイミングなどに関する助言を希望する人は約3割
 政府が掲げる資産所得倍増プランなどを背景に、投資アドバイス(助言)業務に対する規制を緩和する動きがみられます。そこで、対象の証券会社から提供される情報や助言として希望するものを調査したところ、「担当者による分析・投資判断に基づく売買タイミングなどに関する助言」(30.1%)が最も高い結果となりました。

図:対象の証券会社から受けたい情報や助言図:対象の証券会社から受けたい情報や助言

 さらに、過去1年間の平均口座残高別に「担当者による分析・投資判断に基づく売買タイミングなどに関する助言」を希望する人の割合を分析したところ、5,000万円以上の人においては44.5%となり、口座残高が高いほど助言を希望する人が多くなりました。証券会社による、口座残高が高い層をターゲットとした投資アドバイスの可能性が示唆される結果となりました。
 

図:口座残高別の「担当者による分析・投資判断に基づく売買タイミングなどに関する助言」を希望する割合図:口座残高別の「担当者による分析・投資判断に基づく売買タイミングなどに関する助言」を希望する割合


5.推奨度が高いほど、対象の証券会社の継続利用意向も高い傾向に
 対象の証券会社において、今後の継続利用意向を0~10の11段階でたずねたところ、 「推奨者」(推奨度が「9」~「10」の回答者) は平均9.3ポイント、 「中立者」(推奨度が「7」~「8」の回答者)は平均7.8ポイント、「批判者」(推奨度が「0」~「6」の回答者)は平均5.5ポイントとなり、推奨度が高いほど継続利用意向も高くなる結果となりました。
 

図:推奨セグメント別継続利用意向図:推奨セグメント別継続利用意向

<調査概要>
【対面証券】
 調査対象企業(アルファベット順、50音順):
  SMBC日興証券、大和証券、野村證券、みずほ証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券
 調査対象者:インターネットリサーチモニターのうち上記対面証券会社において過去1年以内に取引経験がある人(昨年度は過去1年以内に利用経験がある人を対象としておりましたが、今年度からはよりアクティブなユーザーを対象にするため変更しました)
 調査方法:NTTコム リサーチ*による非公開型インターネットアンケート
 調査期間:2022/11/7(月)~ 2022/11/14(月)
 有効回答者数:2,085名
 回答者の属性:
 【性別】男性:68.1%、女性:31.9%
 【年代】20代以下:5.1%、30代:9.0%、40代:14.1%、50代:21.4%、60代以上:50.4%

<NTTコム オンライン NPS®ベンチマーク調査とは>
 NTTコム オンライン NPS®ベンチマーク調査は、NPS®の指標を共同開発した米国NICE Satmetrix社の調査手法に基づき実施しています。人口構成に沿ったモニター抽出を行い、信頼性の高いデータを各業界のNPS®のベンチマーク(基準)として発表するとともに、業界リーダーとなる1位企業の表彰もおこなっています。
また、NTTコム オンライン NPS®ベンチマーク調査データの販売もおこなっております。是非ご活用ください。

NPS®ベンチマーク調査についてはこちらからご覧ください:https://www.nttcoms.com/service/nps/report/

<NPS®とは>
 NPS®(Net Promoter Score®)とは、「友人や同僚に薦めたいか?」という質問への回答から算出される、顧客ロイヤルティを図る指標です。欧米では公開企業の3分の1がNPS®を使用しているといわれ、日本においても顧客満足度にかわる新しい指標として、NPS®を活用する企業が増えてきています。

NPS®についてはこちらからご覧ください:https://www.nttcoms.com/service/nps/summary/

<NPS®ソリューションについて>
 NTTコム オンラインでは、NPS®を活用した顧客ロイヤルティ向上のためのトータルソリューション(NPS®ソリューション)を提供しています。
 NPS®有資格者によるコンサルティングに加え、顧客の声をリアルタイムに可視化して改善アクションを導くクラウドサービス「NPX Pro」の提供や、業界内での自社のポジショニング把握に有効な「NPS®リサーチ」を取り揃えています。

NPS®ソリューションについてはこちらからご覧ください:https://www.nttcoms.com/service/nps/

<NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューションについて>
 NTTコム オンラインは、企業のデジタライゼーションを、データ活用とテクノロジーの提供を通じて支援するソリューション・パートナーです。データ&アナリティクス事業においては、NPS®顧客ロイヤルティマネジメント、社員エンゲージメントを測定する「eNPS調査」等を提供するNTTコム リサーチ、ソーシャルメディア分析などを、その導入から運用伴走までトータルにご支援します。また、企業のデータ課題に応え、進化し続けるデジタライゼーションをご支援するために、「あらゆるデータをリアルタイムで連携、統合、解析」するソフトウェアとして、グローバルに高い実績を持つTIBCO社のデータ解析・統合プロダクトを日本総代理店としてご提供しています。

名 称:  NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社
所在地:  〒141-0032  東京都品川区大崎1丁目5番1号  大崎センタービル
代表者:  代表取締役社長  塚本 良江
URL  :  https://www.nttcoms.com/

※本文中に記載されているNet Promoter®、Net Promoter Score®、NPS®はサトメトリックス、ベイン・アンド・カンパニー、 フレッドライクヘルドの登録商標です。また、本文中に記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。

《 補足 》
(*) 「NTTコム リサーチ(旧gooリサーチ)」 https://www.nttcoms.com/service/research/
NTTコム オンラインが提供する高品質で付加価値の高いインターネットリサーチ・サービスです。
自社保有パネルと提携会社のモニターで大規模な消費者パネルを構築し、「モニターの品質」「調査票の品質」「アンケートシステムの品質」「回答結果の品質」の4つを柱とした「クオリティポリシー」に基づく徹底した品質確保を行い、信頼性の高い調査結果を提供するインターネットリサーチとして、多くの企業・団体に利用されています。
なお、2013年12月9日に、モニター基盤の拡大を機にサービス名称を「gooリサーチ」から「NTTコム リサーチ」と名称を変更し、サービスを提供しています。

【お問い合わせ先】
NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社
マーケティング・アナリティクス部
nps-solution@nttcoms.com
https://www.nttcoms.com/service/nps/

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会社概要

URL
https://www.nttcoms.com/
業種
サービス業
本社所在地
東京都品川区大崎1-5-1 大崎センタービル4階
電話番号
03-4330-8422
代表者名
塚本 良江
上場
未上場
資本金
3億円
設立
2012年10月