ANA XとADDIXが生成AIによるホテル・観光向け動画コンテンツの共同PoCを開始
生成AI活用による新たな表現手法で、旅行者の体験価値向上とプロモーションの効率化を検証
ANA X株式会社(所在地:東京都中央区、代表取締役社長:神田 真也、以下「ANA X」)と株式会社ADDIX(所在地:東京都港区、代表取締役社長:伊藤 雄剛、以下「ADDIX」)は、観光・ホテル業界における映像表現の新たな可能性に向けて、生成AIを活用した動画コンテンツの共同PoC(概念実証)を開始いたします。
本PoCでは、ADDIXが開発した生成AIによる映像技術と、ANA Xが持つ観光・ホテル領域の知見を掛け合わせ、お客様の体験価値を高める新たな動画表現を検証します。静止画素材をもとに人物やシーンをAIが自動生成し、撮影やモデル手配を行わずに短期間で高品質な動画を制作できることが特徴です。生成した動画は、ANA WEBサイト上のホテルや旅行関連施設の紹介ページ等の中で使用いたします。
※ AIの自動生成は、観光地やホテル等の画像素材をもとに制作しており、個人情報は一切お取り扱いございません

■本PoCの特徴
1.制作コストと期間の削減
静止画や既存素材からAIが動画を生成することで、従来の映像制作で課題となっていた制作コストや期間の削減を実現いたします。施設やサービスの魅力をより臨場感のある映像で表現することにより、旅行者が「泊まってみたい」「訪れてみたい」と感じる情緒的価値の喚起を目指します。
2.柔軟性の高い映像制作の実現
AIが生成する人物や情景は実在のモデルや撮影を必要とせず、映像パターンを複数生成し、ホテルやブランドのトーンに合わせた柔軟な映像表現を行うことが可能です。限られた期間の中で表現の自由度とスピードを高める新たな映像制作手法として期待できます。
ADDIXは、生成AIを活用した映像開発の技術設計およびクリエイティブ監修を担い、ANA Xはホテル事業における知見とマーケティング視点から、ホテルや観光施設での活用検証を主導いたします。
(生成AIで作成した動画の掲載ページの一例)
ANAトラベラーズホテルセレクション:
https://www.ana.co.jp/ja/jp/domestic/theme/hotelselection/
東北スキー・スノーボードツアー特集 :
(ADDIX AI動画制作サービス概要)
■背景と目的
ANA Xでは、ホテル・旅行事業領域において、お客様一人ひとりに合わせた旅行体験の価値向上を目指し、デジタル技術を活用した新しい表現手法の導入を検討してきました。一方、ADDIXはAIとクリエイティブを融合させたコンテンツ生成領域に注力しており、これまで培ってきたデータ分析・マーケティング・映像制作ノウハウを活かして本PoCを推進しています。両社の強みを掛け合わせることで、旅行者の意思決定を促す新たなビジュアル体験の創出とプロモーション効果の最大化を図ります。
■今後の展望
本PoCは、ANA Xが運営するホテル掲載サービスを実証フィールドとし、AI映像技術の活用によるプロモーション効率化、体験価値向上、将来的な収益化モデルの構築を視野に取り組みを進めています。
さらに、今回得られる知見を活かし、ホテル業界にとどまらず、観光・地域プロモーションへの展開や、生成AIを活用したコンテンツ制作の内製化支援にも取り組む予定です。
ANA XとADDIXは引き続き、生成AI技術とクリエイティブの融合を通じて、企業・地域・旅行者の三者をつなぐ新たな体験価値の創造を目指してまいります。
▼ANA X株式会社について
ANA Xは、マイレージサービスと旅行事業を中心に、日用品や生活インフラなど、あらゆる事業・サービスを通じて、人々や社会に寄り添い、お客様の日々を豊かに彩り続ける、ANAグループのプラットフォーム事業会社です。マイルを軸とした顧客基盤を強みに、デジタルマーケティングを通じて「旅の可能性を広げる」新たなサービス開発を推進しています。引き続き各事業・サービスを磨き上げ、「旅」に強いマイレージプラグラムとして更に強化を図り、お客様の体験価値の向上に取り組んでまいります。
▼株式会社ADDIXについて
ADDIXは、2008年デジタルマーケティング事業から創業し、デジタルシフトの流れと共に、マーケティング領域からDX実行支援に提供範囲を広げ、事業を一から創造し開発する事業開発やデータプラットフォームサービスの提供、組織の内製化支援を行なってきました。2022年12月、関連会社の5社統合により、趣味やライフスタイルに特化したメディアIPを軸とする自社事業も拡充され、読者のニーズの把握から分析、コンテンツクリエイティブ力という強みが加わりました。2024年8月に、JR東海グループへ参画し、日本の地域や社会が抱える課題へのバリューチェーンが強化されます。ビジネスの成長と暮らしを豊かにする事業創造支援により、社会全体の持続的な未来の創造に向けて、挑戦し続けます。
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