光文社新書『バンクシー アート・テロリスト』が好評につき、さらに重版決定! 累計12,000部に
21世紀のピカソ? 詐欺師? ビジネスマン? 反体制のヒーロー?
正体不明の匿名アーティスト、全体像に迫る入門書の決定版!
世界各地でゲリラ的に出没し、多くの話題をさらうストリート・アーティスト、バンクシー。近年では、作品価格が高騰していることでも知られる。2018年には代表作《風船と少女》がサザビースのオークションにかけられ、1億5000万円で落札された瞬間、額縁に仕掛けられていたシュレッダーに裁断されるという「事件」で世界を驚かせた。日本でも、東京都・港区にある防潮扉でバンクシーの作品と思われるネズミの絵が発見され、騒動が巻き起こった。バンクシーとは、いったい何者なのか。謎のアーティストの全体像に迫る、格好のガイドブック。
【目次】
第一章 正体不明の匿名アーティスト
1・1 アート・テロリスト
1・2 「ステンシル」の手法と美学
1・3 セレブリティたちの支援
1・4 ところで、バンクシーとは何者か?
第二章 故郷ブリストルの反骨精神
2・1 黒い大西洋の記憶が残る港町
2・2 ロンドンのバンクシー
2・3 ミュージアムへの侵入
2・4 イギリス文化のポップ・アイコン
第三章 世界的ストリート・アーティストへの道
3・1 パレスチナの分離壁とホテル開業
3・2 ディズマランド開園
3・3 ニューヨークを熱狂させた一か月
3・4 スカーフをまとった《風船と少女》
第四章 メディア戦略家
4・1 印刷メディアの役割
4・2 アカデミー賞候補作
4・3 テレビに侵入する
4・4 CDを乗っ取る
第五章 バンクシーの源流を辿る
5・1 古代ギリシャのバンクシー
5・2 ヒップホップ文化とグラフィティ
5・3 グラフィティ戦争(ウオー)
5・4 ヘリングとバスキア、そしてウォーホル
5・5 美学と政治意識の背景
第六章 チーム・バンクシー
6・1 YBAsのムーブメント
6・2 現代美術マーケットというゲーム
6・3 バンクシーは一人なのか
6・4 プロジェクトの新しい地平
第七章 表現の自由、民主主義、ストリート・アートの未来
7・1 シュレッダー事件再考
7・2 東京のネズミはホンモノなのか?
7・3 民主主義のルール
【著者紹介】
毛利嘉孝(もうり よしたか)
1963年、長崎県生まれ。東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科教授。専門は社会学、文化研究/メディア研究。京都大学卒。ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジPh.D.(社会学)。九州大学助教授などを経て現職。著書に『ストリートの思想:転換期としての1990年代』(NHK出版)、『文化=政治』(月曜社)、『ポピュラー音楽と資本主義』(せりか書房)など。『Banksy’s Bristol:HOME SWEET HOME』(作品社)、『BANKSY YOU ARE AN ACCEPTABLE LEVEL OF THREAT』、『BANKSY IN NEW YORK』(パルコ)などバンクシーに関する著作の翻訳(共訳)を手がける一方で、現代文化や社会運動を中心に批評活動をおこなっている。
【書籍紹介】
書名:『バンクシー アート・テロリスト』
著者:毛利嘉孝
発売:光文社
発売日:2019年12月18日
判型:新書判ソフトカバー
定価:本体980円+税
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