液体アンモニア専焼2MW級ガスタービンコージェネレーションの開発が、「コージェネ大賞2025 理事長賞(技術開発部門)」を受賞
温室効果ガス排出を抑制し、長期耐久試験を経て社会実装可能性を実証
IHIおよびIHI原動機は、一般財団法人コージェネレーション・エネルギー高度利用センター(以下、コージェネ財団)が主催する「コージェネ大賞2025」の技術開発部門において、「理事長賞」を受賞しました(*1)。受賞テーマは「液体アンモニア専焼2MW級ガスタービンコージェネレーションの開発」で、世界で初めて液体アンモニア専焼ガスタービンを開発し、長期耐久試験の成功により、社会実装可能なレベルにあることを実証したことが高く評価されたものです。

IHIは、2022年に国立大学法人東北大学、国立研究開発法人産業技術総合研究所とともに、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「グリーンイノベーション基金事業/燃料アンモニアサプライチェーンの構築プロジェクト」において、液体アンモニアを燃料として100%使用したガスタービン設備でCO2フリー発電の開発・実証に成功しています。
2024年7月からは、社会実装を想定した長期耐久試験を、IHI相生事業所(兵庫県相生市)で実施しました。試験では、計画どおりの発電出力を達成すると同時に、温室効果が高い亜酸化窒素(N2O)や窒素酸化物(NOx)の排出が十分に抑制できていること、従来の天然ガス運転と比べて同等の耐久性能があることを確認しました。この試験中に発電された電力は相生事業所内で実際に使用されました。また、低炭素アンモニアを燃料とすることで得られた脱炭素価値を提供し、2025年大阪・関西万博の脱炭素化への取り組みにも貢献しました。
IHIは、脱炭素燃料の中でも特にグリーンアンモニアに着目し、「製造」「貯蔵・輸送」「利活用」までのバリューチェーン全体を構築し、社会実装を加速すべく取り組んでいます。今回の開発で得られた成果をもとに、大型ガスタービンでのアンモニア専焼化についても、GE Vernova社と共同で取り組みを進めています。

(*1)コージェネ財団が新規性・先導性・新規技術および省エネルギー性などの観点から、優れたコージェネシステムを表彰し、社会的認知の向上と、普及促進に繋げることを目的とした表彰制度です。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
