20~80代男女、LGBTQ、障がい者、外国籍、シングルマザー/ファザーの方1,000人に聞いた「LIFULL新生活アンコン語実態調査2023」発表

「社会人になっても実家暮らしなんて甘やかされてるよね」が1位に!発表イベントにラランドが登場!実際に体験したアンコン語を発表。サーヤさん「芸人って家借りづらい」ニシダさん「男性にはオートロック不要」

株式会社LIFULL

事業を通して社会課題解決に取り組む株式会社LIFULL(ライフル)(以下、LIFULL、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:井上高志、東証プライム:2120)は、この春、既成概念に縛られず誰もが自分らしい新生活のスタートが切れることを目指し、「しなきゃ」という既成概念の背景にある無意識の思い込みを指す概念「アンコンシャスバイアス」がひそむ言葉を“アンコン語”と名付け、実態を可視化する試み「LIFULL新生活アンコン語実態調査」を実施しました。

20~80代男女の年代や性別、LGBTQの方、外国籍の方、障がいを持つ方、シングルマザー/ファザーといった対象者1,000人に、アンコン語に対する気づきや経験について聞いた調査となっています。本調査は、一般社団法人アンコンシャスバイアス研究所 代表理事 守屋智敬さんに監修いただきました。

本調査を発表するPRイベントでは、お笑いコンビ・ラランドのサーヤさんとニシダさんが登壇。「LIFULL新生活アンコン語実態調査」結果の発表を受けて、気になったものを問われると、ニシダさんは「同棲ってことは結婚するんでしょ」というアンコン語をピックアップ、「今彼女と二人で暮らしてるんですけど、結婚するなんてわからないですし。」とコメントし、サーヤさんからは「思っていても言わないけどな!」とツッコミを受けるシーンも。また、ご自身にとってのアンコン語は、サーヤさんは「芸人って家借りづらい」、ニシダさんは「男性にはオートロック不要」と発表しました。

▼ LIFULL新生活アンコン語実態調査2023特設サイト

https://media.lifull.com/campaign_2023021605/


 

  • 企画意図

LIFULLは、既成概念にとらわれない、多様な人の、多様な生き方をサポートしたいという想いから、「しなきゃ、なんてない。」というメッセージを2018年から掲げ、あらゆる人が自分らしく生きられる未来を目指し、「しなきゃ」という既成概念から生じる世の中の様々な社会課題解決に、「LIFULL HOME'S」「LIFULL 介護」をはじめ、10以上の事業を通じて取り組んでいます。

2021年5月からは、あらゆる方々の背中を押すことを目指し、社会課題が解決された実現したい未来を描いたCMを公開し、2022年6月には、11個の「しなきゃ」という既成概念から生じる世の中の様々な社会課題について学ぶ、LIFULLオリジナル『「しなきゃ、なんてない。」絵本』を発売するなど、これまでさまざまなアクションをおこなってきました。

今回は「しなきゃ」という既成概念の背景にある無意識の思い込み「アンコンシャスバイアス」に着目し、その実態を可視化する試みとして「LIFULL新生活アンコン語実態調査」を実施し、新生活というアンコン語が溢れる時期に、まずは気づくことからはじめよう、と呼びかけています。LIFULLはこの実態調査を通して、一人でも多くの方が「アンコンシャスバイアス」、そしてその背景にある「しなきゃ」という既成概念に気づき、視点が変わるきっかけとなれたらと考えています。


 

  • LIFULL新生活アンコン語実態調査とは

アンコン語。
それは、アンコンシャスバイアス(=無意識の思い込み)が潜む言葉のこと。

知らず知らずのうちに私たちを縛る「〇〇しなきゃ」という既成概念の背景には、様々なアンコンシャスバイアスがあるとLIFULLは考えています。

新しい出会いや環境の変化も多い新生活シーズン。

もしかしたらあなたも無意識の思い込みに出あうかも?!

まずは気づくことからはじめるために、LIFULLは新生活にまつわる「アンコン語」の実態を調査しました。

 

  • LIFULL新生活アンコン語実態調査2023

LIFULLでは、さまざまなソーシャルメディアの生活者のリアルな声からピックアップした、住まいや介護に関する約50のアンコン語より、「実際に言われて違和感を覚えたアンコン語」としてランキングを作成しました。ランキングは、「住まい」「介護」の2カテゴリで作成しました。

「住まい」カテゴリ全体では、「社会人になっても実家暮らしなんて甘やかされてるよね」が1位、「家事がしやすい間取りは奥さんが喜ぶね」が2位にランクイン。

 

個別のトピックについては、
 

✔  年代別では、20~30代男性は「家事がしやすい間取りは奥さんが喜ぶね」が1位、60~80代女性は「キッチンは女性が使うものだよね」と「家事がしやすい間取りは奥さんが喜ぶね」が同率1位という結果に。家事=女性という思い込みに対する違和感はシニア世代の女性の中だけでなく、20~30代男性も同様に感じていることから世代を超えて違和感をもたれる言葉であることが見て取れます。

✔  さらに、20~30代男女で「社会人になっても実家暮らしなんて甘やかされてるよね」「同棲ってことは結婚するんでしょ」が3位以内にランクイン。「社会人になったら一人暮らしをすべき」「同棲したら結婚すべき」と押し付けられていることに違和感を抱いていることが考えられます。

✔  60~80代男性は「長男だから、いつか親と同居するでしょ」が1位に。古くからの慣習に違和感を覚えている様子が見受けられました。40~50代男性・女性共に3位の回答が分散し、多数の言葉が該当しました。

✔  シングルマザー・ファザーに聞いたアンコン語は「女性が家を買うなんてすごい!」が1位に。「女性=家を買うのが難しい」という思い込みが違和感を持たれることが浮き彫りになりました。

✔  LGBTQの方の調査からは、1位に「社会人になっても実家暮らしなんて甘やかされてるよね。」という結果となり、自由回答では「甘やかされてるのではなく、親の介護や、色々な事情もあるのに」という意見もありました。2位に「世帯主といえば男性でしょう」「シングルマザー/ファザーって探せる家が限られそう」と、世帯主=男性という慣習やマイノリティの住まいに対して違和感を持たれる方が多いことがわかりました。


「介護」カテゴリ全体においては、「子どもがいないと、老後は面倒を見てくれる人がいなくて大変」という将来の不安に関する介護のアンコン語が1位に。「長男・長女なんだから介護をしなきゃ」「親の介護は、子どもがするものでしょ」と、家族の概念にまつわるアンコン語が続きました。「介護は家族がするものだ」と押し付けられていることに、違和感を覚えていることが考えられます。
 

▼「住まい」「介護」カテゴリー全体のランキング

 

▼ 対象者別、違和感を覚えた「住まい」に関するアンコン語


アンコンシャスバイアスに対して、82%が「全く知らない」と回答。「言葉を聞いたことがある」と「よく知っている」合計で、知っている方は2割以下となりました。年代別では大きな差異は見られない一方、障がい者の方と外国籍の方は約3割の方が知っていると回答し、比較的知っている割合が高い結果となりました。


<LIFULL新生活アンコン語実態調査方法>

【調査名】LIFULL新生活アンコン語実態調査2023

【調査対象者】1,000人(20~80代 全国の男性、女性、LGBTQの方 / 外国籍の方 / 障がい者の方 / シングルマザー・ファザーの方)

【調査期間】2023年2月4日(土)~2月13日(月)

【調査方法】インターネット調査(シグナルリサーチ)

【調査主体】株式会社LIFULL

【監修】一般社団法人アンコンシャスバイアス研究所

【抽出条件詳細】
「性別」⇒「自認している性」についての回答によって判別

「LGBTQ」⇒「出生時の性別」「自認している性別」「性的志向」についての回答によって判別

「外国籍」⇒「日本国籍を有していない」回答によって判別

「シングルマザー・ファザーの方」⇒「未婚(離婚/死別含む)・子あり」回答によって判別

「障がい者の方」⇒「身体的・知的・精神的障がい」をお持ちと回答の方

※本調査を報道する際は「LIFULL新生活アンコン語実態調査」と記載いただけますようお願い申し上げます


< 一般社団法人アンコンシャスバイアス研究所 代表理事 守屋智敬さんからのコメント>
アンコンシャスバイアスは、過去の経験や見聞きしたことに影響を受けてうまれています。そのため、誰にでもあるものです。例えば、自分にとっては「あたりまえだ」や「普通だ」と思うことが、人によってはそうではないことがあります。今回の調査結果は、「無意識のうちに、きっとこうだ!」と思っていたことを、「本当にそうかな?」と思いめぐらせたり、アンコンシャスバイアス(無意識の思い込み)を上書きするきっかけとなる点において、貴重な調査だと思います。


 

  • 「LIFULL新生活アンコン語実態調査」発表イベント

2023年2月16日に「LIFULL新生活アンコン語実態調査2023」の結果を発表するイベントを開催。株式会社LIFULL CCOである川嵜鋼平、個人事務所を立ち上げ、自ら社長をしながら芸人として活躍するサーヤさんと相方であるニシダさんのラランドのお二人、一般社団法人アンコンシャスバイアス研究所 代表理事 守屋智敬さんにご登壇いただき、アンコン語の調査結果を基に、ご自身にとってのアンコン語についてお話いただきました。


 

一般社団法人アンコンシャスバイアス研究所 守屋智敬さんによる「アンコンシャスバイアス」解説

今回の実態調査のテーマである「アンコンシャスバイアス」について、アンコンシャスバイアス研究の第一人者である守屋智敬さんより解説をいただきました。守屋さんは、「親が単身赴任中と聞くと、父親を思い浮かべる」などの実例を上げながら、実際にどうかは別として無意識に思い込むこと、それがアンコンシャスバイアスであると説明。

アンコンシャスバイアスは、ヒト・モノ・コトだけでなく、自分自身に対するものもあり、日常の中にあふれていて誰にでもあるとしたうえで、アンコンシャスバイアスに気づかないでいると影響を及ぼすことがあると強調しました。例えば「単身赴任」と聞いた際に、認知段階で「普通は男性だ」と咄嗟に思う、これが思い込みと気づかないでいると、その影響を受けた判断・発言により、相手を傷つけてしまうなどが考えられると解説しました。「決めつけない」「押し付けない」ことを意識し、同じ言動でも受け止め方は人それぞれ、その時々で異なることに目を向けることが、アンコンシャスバイアスによるネガティブな影響を防ぐきっかけとなる、とアドバイスしました。

解説の最後には、「アンコンシャスバイアスは新たな経験や、見聞きをすることで上書きできます。LIFULLが掲げる『しなきゃ、なんてない。』に気づくことで、見える世界が変わり、未来も変わってくるかもしれない。(このイベントが)そういう機会になると幸いです。」と締めくくりました。


 

ラランドのお二人も登場し「LIFULL新生活アンコン語実態調査」結果をふまえたトークセッション

芸人として活躍しながら自ら事務所の社長を勤め、自身のSNSでも社会課題に対して発信をするサーヤさんと、相方のニシダさんのコンビ「ラランド」を交え、調査結果を発表しながら4者でのトークセッションを展開。サーヤさんは「アンコンシャスバイアス芸人のラランドです。」と自己紹介し登場しました。

お互いに無意識に思っていることについて問われると、「ニシダは遅刻が多くて、こいつは来ないんじゃないかと思っていたので、今日先に楽屋に入っているのを見てどん引きしちゃいましたね。」とサーヤさんはコメント。ニシダさんは「最近は社長として、芸人として、そして最近はミュージシャンとしても活躍しているんだろうなあ、僕の見てないところでも!」と発言すると、サーヤさんからは「私が給与を決める立場なので、最近ヨイショされます。」とお二人の軽快なやりとりが見られるシーンもありました。

「LIFULL新生活アンコン語実態調査」結果の発表を受けて、気になったものを問われると、サーヤさんは「都会に住んでいる人は冷たい」をピックアップし、「私も八王子にずっと住んでいたんですけど、八王子の人も冷たい人は冷たいですよ。これ結構聞きますよね。東京の人は冷たいみたいな。これもアンコン語ですよね。」と自身の経験も踏まえコメントしました。ニシダさんからは、「同棲ってことは結婚するんでしょ」というアンコン語をピックアップ。「今彼女と二人で暮らしているんですけど、結婚するかなんてわからないですし。」とコメントし、サーヤさんからは「思っていても言わないけどな!」とツッコミを受けるシーンも。またニシダさんは過去一度も家賃を払ったことがないとのことで、「人生で家賃未経験ですから、野良猫と同じです。」と自身の同棲生活について語りました。
 
ラランドお二人にとっての「新生活アンコン語」を発表
初めにニシダさんから「新生活アンコン語」を発表。「男性にはオートロック不要」とフリップを掲げると、「私ですね、ほぼ住所がバレているんですよ。」と真面目な口調で理由を説明。最寄り駅に出待ちの人がいたり、よく使うコンビニに人が待っているなど、マネージャーからもオートロックをすすめられている現状を語りました。
一方で、「サイトとかを見ていると、『女性も安心』と書かれていることが多く、あまり男性に向けられていないところを感じるかな。」と語りました。守屋さんからも「オートロックが必要かどうかは、その時の状況によって変わるため、性別は関係ない。」とこういった表現にもアンコンシャスバイアスがひそんでいると説明しました。

続いて、サーヤさんが「新生活アンコン語」を発表。「芸人って家借りづらい」と書かれたフリップを掲げると「これはすごく言われますね。」と芸人あるあるを披露。引越しをする際に、芸人はいつか売れなくなるんじゃないかと思われて、借りられないことがあると芸人の苦労を語りました。守屋さんからは、「そのような芸人さんのイメージのように、過去の経験や情報から、ある職業の人たちを一括りにしてしまう思い込みがあるかもしれません。」と解説。ラランドのお二人も共感しながらコメントを聞いていました。

 

 

  • 「しなきゃ、なんてない。」とは

LIFULLでは、あらゆる人が自分らしく生きられる未来を目指して「しなきゃ、なんてない。」というメッセージを掲げています。企業CM「しなきゃ、なんてない。2021年」篇ではLIFULLが目指す社会課題が解決された、実現したい未来を描きました。CM放送後には、多くの方々から共感の声をいただき、大変な反響がございました。CMを通じて、「もっと自分らしく生きてもいいんだ」と自分と重ねながら、ご覧いただいた、あらゆる方々の背中を押す一助になれたのであれば、嬉しく思います。
 

出演者は多様で、日本最高齢として、91歳の今なお現役で活躍するフィットネスインストラクターや、スウェーデン出身の落語家、子育てをする同性カップルなど、実際に既成概念にとらわれない生き方をされている年齢・職種・バックグラウンドの異なる12名が登場します。
 

CM楽曲「しなきゃなんてないさ」は、誰もが一度は聞いたことのある童謡「オバケなんてないさ」の替え歌として作り上げました。世の中の"当たり前"と"自分らしさ"の間で悩む方々が「しなきゃなんてないさ」と未来に向かって、私たちと一緒に口ずさんでいただきたい、という思いを込め、世の中の応援歌としてなればと考えています。

▼『しなきゃ、なんてない。』特設サイト

https://media.lifull.com/campaign_2021052604/


 

  • LIFULLの事業を通した社会課題の解決を目指したアクション

「LIFULL HOME'S」について(URL:https://www.homes.co.jp/

LIFULL HOME'Sは、「叶えたい!が見えてくる。」をコンセプトに掲げる不動産・住宅情報サービスです。創業以来不動産業界の「情報の非対称性」を解消し、誰もがたくさんの選択肢の中から自分にぴったりの住まいと出会える仕組みを創るために、ビジネスモデルの転換やテクノロジーの活用によってサービスを進化させてまいりました。
「外国籍の方」「LGBTQの方」といったさまざまなバックグラウンドを持つ『住宅弱者』と呼ばれる方々に対して理解があり相談に応じてくれる不動産会社を検索することができる「FRIENDLY DOOR」プロジェクト、募集が終了した物件が継続して広告に掲載される「おとり広告」撲滅を目指す情報精度向上の取り組み、住まい探し検討段階から自然災害リスクを知ることで安心して住み替えできる体験を提供する「洪水・土砂災害・地震ハザードマップ」掲載などを進めています。

 

「LIFULL 介護」について(URL:https://kaigo.homes.co.jp/

高齢者だけではなく、そのご家族や介護事業者など「高齢者」を取り巻くすべての人々があんしんして生活できる仕組みづくりを目指して、日本最大級の介護情報を掲載しています。有料老人ホームや高齢者向け賃貸などの情報を掲載したポータルサイトと電話相談窓口で、高齢者の住まい探しをお手伝いします。あらゆる人々が、安心できる高齢期の住まい情報にアクセスできるよう今後も機能を拡充し、高齢者や介護を取り巻く社会課題の解決に取り組みます。  


 

LIFULLは「あらゆるLIFEを、FULLに。」をコーポレートメッセージに掲げ、個人が抱える課題から、その先にある世の中の課題まで、安心と喜びをさまたげる社会課題を、事業を通して解決していくことを目指すソーシャルエンタープライズです。
現在はグループとして世界63ヶ国でサービスを提供しており、不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME'S」をはじめ、空き家の再生を軸とした「LIFULL 地方創生」、シニアの暮らしに寄り添う「LIFULL 介護」など、この世界の一人ひとりの暮らし・人生が安心と喜びで満たされる社会の実現を目指し、さまざまな領域に事業拡大しています。

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業種
サービス業
本社所在地
東京都千代田区麹町1-4-4
電話番号
03-6774-1600
代表者名
伊東祐司
上場
東証プライム
資本金
97億1600万円
設立
1997年03月