消費者が敬遠するUI/UXの「アンチパターン」とは?【ショッピングアプリ利用調査】

〜50%超がアプリ初回ログインや設定時に途中でやめてしまいそうになった経験〜

DearOne

株式会社NTTドコモのマーケティング分野における新規事業型子会社である株式会社DearOne(本社:東京都港区、代表取締役:河野 恭久、以下:DearOne)は一般消費者に対してショッピングアプリの利用状況についての調査を行い、消費者から敬遠されるUI/UXのアンチパターン※を調査しました。

※課題への対応策、解決策のうちよく陥りがちな避けるべき典型例のこと

■調査結果サマリー

  • 初回ログイン時に50%超の消費者がネガティブな体験

  • 20代はアプリの動作、表示速度に関してのストレスが他の年代の約5倍

  • 【普段の利用時】ストレスを感じるのは「広告の頻出」「検索機能の精度不足」

  • 特にストレスに感じた事は20-30代「サポート体制」40代「ログイン後の認証」

  • プッシュ通知は20代がそこまで重要視していない一方、50代はよく閲覧する傾向

■調査背景

エンタープライズ企業を中心に200以上のアプリ開発実績を誇るDearOneは多くのリテール企業のアプリ担当者からUI/UXについてのお悩みや課題をお聞きする中で、優れたUI/UXの施策提供が長期的な顧客ロイヤリティを築く上で重要な一方で、ユーザー体験を損なう「アンチパターン」の存在を認識していました。これはユーザーの離脱を引き起こす大きな要因となり得るため、企業にとって避けるべき課題です。

そこで、ユーザーに愛され続けるアプリを開発するための手掛かりを見つけ出すべく、これらアンチパターンの詳細な調査を通じて、消費者の動向を正確に把握することが、今後のアプリマーケティング戦略を立てる上で重要であると考え、調査を実施しました。

■【初回インストール、設定時】50%超が操作をやめてしまいそうになったと回答

ショッピングアプリ利用者の50%超が初回ログイン、設定時に操作をやめてしまいそうになるネガティブな体験をしていることがわかりました。特典やポイントカード機能など使いたいメリットがあってもこの段階で離脱するほどの強いストレスを経験しています。

■20代はアプリの動作、表示速度に関してのストレスが他の年代の約5倍

ショッピングアプリの初回インストール、設定時に操作を挫折した、しそうになった内容を年代別にみたところ、「個人情報の登録、入力作業が多い」ことが全世代の傾向として確認できました。

また30-50代については年代特有の傾向や世代間の差は見られなかったものの、20代は「アプリの動作、表示スピード」がアンチパターンとして他の世代と約5倍の差が見られ、これらに関するUI/UXが整備されていないと影響が出やすいと思われます。

■【普段の利用時】ストレスを感じるのは「広告の頻出」「検索機能の精度不足」

普段の利用時にストレスを感じることを質問した結果、「広告の頻出」「検索機能の精度不足」「ログイン要求頻度」がアンチパターンとして挙げられました。

一方でアプリのアップデート情報不足などはそこまでストレスに感じていない側面もあり、総じて「ユーザーが行いたいことを阻害する行為」がUXを損ねるストレス要因となっています。

■特にストレスに感じた事は20-30代「サポート体制」40代「ログイン後の認証」

普段の利用時に特にストレスを感じることを深堀りし、年代別に見ると20-30代では「サポート体制」について、40代は「アカウント情報更新時の情報入力」「ログイン後の認証」、50代では「文字サイズが小さい」などが挙げられました。

このようにストレスを感じる施策には年代別に傾向があるため、自身のコアターゲットの年代のアンチパターンを把握しておく必要がありそうです。

■プッシュ通知は20代がそこまで重要視していない一方、50代はよく閲覧する傾向

全年代の傾向としては「ユーザー自身に利益がある、知りたい内容」は思わず見てしまい、それ以外の「アプリ提供者都合の通知」は興味がない、解除したくなるという回答が大半です。

年代別には20代が他の世代では歓迎されている「ポイント数、有効期限のお知らせ」や「定期、タイムセールのお知らせ」についての関心度が低いという結果がでました。一方50代では他の世代で興味がないという回答が多かった「メンテナンス復旧」や「定期的なアンケート依頼」も閲覧しているため、これらが自身に利益のある知りたい内容と捉えている傾向がありました。

レポートの一部をご紹介させていただきました。続きは以下リンクから調査レポートをダウンロードしていただけますのでぜひご覧ください。

■調査概要

調査対象者:事前調査で「利用OSはiOS、Androidのいずれか」「インストールしているアプリは21個以上」と回答した20歳〜59歳の消費者384名※

※上記384名にショッピングアプリの利用有無を質問し、「はい」と回答した20歳〜59歳の消費者321名に以降の質問実施

調査時期:2025年2月21日 〜2025年2月22日

調査方法:インターネットリサーチ

※データは小数点第2位を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合があります

調査企画・実施 株式会社DearOne

■「ModuleApps2.0(モジュールアップス2.0 )」について

実店舗を運営している企業や自治体を対象にした公式アプリ開発サービスです。「モジュール」と呼ばれるあらかじめ開発した豊富なアプリ機能(サンプル・雛形)から、必要な機能を組み込むことで自社オリジナルの公式アプリを短期間で開発できます。また一覧にない機能は、オーダーメイドで柔軟に開発できます。さらに、アプリリリース後もグロースを目指して、お客様と一緒に伴走するサービスです。

https://moduleapps.com/

■株式会社DearOneについて

株式会社NTTドコモのマーケティング分野における新規事業型子会社です。

豊富なアプリ機能の中から、必要とする機能を組み込むだけで公式アプリを開発できる「ModuleApps2.0」をはじめ、リテールの公式アプリ群に横断で広告配信可能なリテールメディアプラットフォーム「ARUTANA」も提供しています。

さらにユーザー行動分析ツールである「Amplitude」をはじめとして、CDP、アナリティクス、カスタマーエンゲージメントの各種マーテックツールを取扱い、アプリやECサイトなどのデジタルプロダクトのグロースを支援しています。

・代表者:代表取締役社長 河野 恭久

・本社:東京都港区虎ノ門 3-8-8 NTT虎ノ門ビル 4階

・URL: https://www.dearone.io/

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会社概要

株式会社DearOne

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URL
https://www.dearone.io/
業種
情報通信
本社所在地
東京都 港区虎ノ門3-8-8 NTT虎ノ門ビル4階
電話番号
03-6381-5062
代表者名
河野 恭久
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2011年05月