カート・コバーン 伝説のフェンダーギターが復刻『KURT COBAIN JAG-STANG®︎』2021年10月13日(水)より販売開始

〜NIRVANAの代表作『ネヴァーマインド』発売30周年を記念し愛用ギターが蘇る〜

フェンダーミュージック

フェンダー ミュージカル インストゥルメンツ コーポレーション(所在地:米国 カリフォルニア、CEO アンディ・ムーニー)は、Nirvanaの代表作「ネヴァーマインド」の発売30周年を記念して、カート・コバーンのシグネイチャーギター『Kurt Cobain Jag-Stang®」を本日2021年10月13日(水)より世界同時に発売を開始します。

本モデルは、カートのお気に入りだったJaguar®とMustang®ギターの要素を組み合わせてつくられた本人のカスタムモデルの復刻版です。この二つのモデルを融合したハイブリッドギターのアイデアをカート自身が写真コラージュや図面で綴っており、1993年に彼のノートに描かれていた本人の“夢のフェンダーギター”が2021年にリバイバル復刻となります。

ヴィンテージスタイルのシングルコイルとカスタム・ハムバッキング・ピックアップ、本人が好んだMustangギターの特徴である感触と高い演奏性を実現する24インチスケール設計、そして象徴的なボディシェイプなど、綿密な仕様に基づいて設計されています。カート・コバーンの伝説的な左利きの演奏スタイルに敬意を表して、右利き用と左利き用の両モデルが用意されており、彼の象徴的なステージスタイルを再現したい方に是非手にとっていただきたい一本となっています。

カート・コバーンは、1994年の"Fender Frontline"のインタビューで、「ギターを始めてから、それぞれのギターに気に入るところがあるんだけど、自分が求めているものすべてを完璧に融合した一本を見つけることができなかったんだ。"Jag-Stang"はその中でも自分が求めているものに最も近いギターなんだ」と語っています。

史上最も影響力のあるロックミュージシャンの一人であるカート・コバーンは、多くのポップカルチャーのギタリストやミュージシャンに影響を与えて続けています。カートは、グラミー賞受賞バンド、Nirvanaのフロントマンとして、創造力を遺憾無く発揮し、ファーストアルバム「Bleach」から、最後の作品となる「In Utero」まで、世代を超えた数々の名曲を生み出しました。そして多くの偉大ミュージシャン達が、今も尚、Jag-Stangを使用し、カートの遺作に敬意を表しています。

心のこもったヴォーカル、歪んだパワーコード、生々しいエネルギーを持つNirvanaの音楽は、グランジムーブメントを引き起こし、その後、数え切れないほど多くのアーティストに影響を与えました。また、人種差別やLGBTなど、当時の社会的規範に先駆けて公然と行動した、彼の進歩的な政治性も後世の人々に評価されています。カートは死後も、ローリングストーン誌の「最も偉大なギタリスト100人」、「最も偉大なシンガー100人」、そして「最も偉大なソングライター100人」に選ばれています。

カート・コバーンは長年にわたって様々なフェンダーギターを愛用していましたが、中でも Jaguar と Mustang は、「Nevermind」ツアーや、「Smells Like Teen Spirit」のミュージックビデオで使用されており、象徴的な存在となっています。カート自身がデザインしたJag-Stangは、これらのギターのお気に入りの要素を組み合わせたカスタム作品として仕上げられており、カートが亡くなる前の「In Utero」ツアーで何度か使用しています。その後、このギターはR.E.M.のギタリスト、ピーター・バックの手に渡り、R.E.M.のビデオでも使用されています。

フェンダー開発最高責任者 ジャスティン・ノーヴェルは、「カート・コバーンが描いた夢のギターのスケッチを見たとき、そのデザインの緻密さに感銘を受けました。私たちは彼のオリジナルモデルに敬意を払い、今回発売するJag Stang®は全てオリジナルのスペックをそのまま残しています。新しいことは何もせずに、カートのビジョンに沿ったものにしたかったのです。カート・コバーンの遺産管理団体との長年の関係から、彼のビジョンを実現したいと考えていました。彼のアイデアを実現し、このモデルを復刻させる手伝いができたことを大変光栄に思っています」とコメントしています。

本モデルは、フィエスタ・レッドとソニック・ブルーの2色で展開され、すべてカートのオリジナルモデルのスペックを採用しています。アルダーボディに、24インチスケール設計、7.25インチラジアスのローズウッド・フィンガーボードを採用し、さらにヴィンテージスタイルのシングル・コイルとカスタム・ハムバッキング・ピックアップにより、彼のクラシックなトーンを再現することができます。Mustang®ギター・スライダー・スイッチは、カートのパンチの効いたギターサウンドを再現するのに最適な、イン/アウト・フェイズの様々なトーンを実現する4つの異なる設定を柔軟に行うことができます。

カート・コバーンとFender Custom Shop™によってデザインされたこのギターは、彼が亡くなる直前に最終モデルが完成しました。その為、Nirvanaの最後のライブで数回使用されただけとなりましたが、このパーソナライズされたギターの記録は、カートの個人的なノートに残されており、彼の死後に公開されました。下記に掲載されている写真は、Riverhead Books社から出版された「Kurt Cobain Journals」(2002年)からスキャンしたものです。これらのスケッチは、カート・コバーンがデザインしたJag-Stang®の歴史を物語るだけでなく、彼とフェンダーの関係を象徴する素晴らしい歴史の1ページでもあります。
 

<世界のアーティストからのコメント>
■ジェラルド・ウェイ(My Chemical Romance)
「80年代に過剰なまでに技術的なギタースキルが重視された後、カートはミュージシャンになることやバンドを始めることへの障壁を吹き飛ばしたてくれた。」「彼は、ギタリストにとってのエリート主義的な障害に対する不満を体現し、僕たち全員が楽器を手に取って前に進めるように励ましてくれた。どんなレッスンを受けていようが、どれだけ多くの曲をソロで弾けるかなんて関係なくね。そしてそれが僕にとってのロックンロールなんだ。カートとNirvanaは、アンダーグラウンドの世界を、心、反抗、信頼性をもって世間に広めてくれたし、世界はこれらのものを必要としていたと思うよ。」

■J・マスキス(ダイナソーJr.)
「彼らのファーストシングルとアルバム『Bleach』を手にして、ライブを見る前からNirvanaのファンになったよ。」「彼らは期待を裏切らなかった。ハードでヘヴィーでマニアックだった。1991年に一緒に周ったツアーで、サンフランシスコのWarfield で演奏した後、僕は体調を崩して楽屋のソファに横たわってたんだ。そしたらカートが僕のところに来て抱きしめてきたんだ。カートは、ステージに興奮していたんだよ。特に『Sludgefeast』を一緒に演奏したのがね。僕はハグをするようなタイプの人間ではないけど、その時は嬉しかった。ありがとう、カート!」

■ジョー・トローマン(Fall Out Boy)
「カートのスタイルは、80年代の過剰な自己主張文化に対する反動のように感じたよ。彼の演奏を通して、僕はノイズロックとポップスが混ざり合う不思議な感覚に触れたんだ。カートは間違いなくいろんな価値観やスタイルを分け隔てなく受け入れる寛容なアーティストだった。それに、彼がJag-Stangに感じたように、僕のテレキャスターもまたフランケンシュタインのようなもので、好みのギターの断片をつなぎ合わせたものなんだ。自分が必要としていることを実現できる、自分に合った楽器を持つことが大切だよ。」

■ジョン・マッコーリー(Deer Tick)
「カートは、僕が初めて規範を破るギタリストと思ったギタリストだよ」「MTVかプロビデンスにある大学の放送局の一つだったと思うんだけど、まだ若かった時、カートのギター演奏もさることながら、彼が発散するエネルギーと、彼の素晴らしい声に魅了されたんだ。僕がビートルにハマっていた時、Nirvanaはステロイドでぶっ飛んだような破壊力を表現していた。『In Utero』は、僕が初めて所有したNirvanaのアルバムで、それまで”Scentless Apprentice”のような曲は聴いたことがなかった。このアルバムとそのアルバムに収められていた楽曲のおかげで、より実験的な音楽に心を開くことができた。」

■ルーク・ブールダム(Violent Soho)
「『Nevermind』は、まさに僕の音楽の先生だったし、ギターのレッスンは必要なかったよ。あのアルバムは、僕が作曲や音楽にどう関わるかを教えてくれた。僕にとってNirvanaは、コードをたくさん知っていなくても、音階を練習しなくても"大丈夫"ということを教えてくれた。彼らの音楽は、生のエネルギー、感触、緊張感がすべてだった。自分の曲を成立させるために必要なものや、自分が好きなものを頭の中でイメージできるようなギターを持つことは、何よりも重要だよ。」

■ビーバドゥービー
「カートの演奏は、その姿勢やパワーコードの使い方から、『Come As You Are』や『All Apologies』のようなピッキングを中心とした印象的なリフまで、多くの点で私に影響を与えてくれました。彼はよくドロップDで演奏していて、それを試してみるのもいいものでした。それがきっかけで、私はいつもチューニングを変えて遊んでいます。カートが言っていた、“ギターは好きだけど、いつも何か小さなことを変えたいと思っている”という考えに凄く同意します。うまくミックスするのは難しいですが、私が本当に好きなギターはいくつかあります。Jag-Stangは本当に素晴らしいフュージョンです!」

■Jean-Ken Johnny(MAN WITH A MISSION)
「物凄クシンプルナ事ヲヤッテイルノニ他ノ追随ヲ許サナイ説得力ト生命力、ソシテ感情ソノモノガギターサウンド、ギターノ一音ニ込メラレテイル気ガシテ”ギターノプレイヤリフヲ聴カセル”トイウヨリモ”感情ソノ物ヲ楽器デ表現スル”ト言ウ指針ヲ芽生エサセテクレレマシタ。実際ギターハ、自分ノ感情ノ伝導率ガ最モ良イ媒体ダト思ッテイルシ、喜怒哀楽以上ノ感情ヲ注イデ下手シタラヨリ増幅モシテシマウ、生身ノ声ト同ジクライ、時トシテソレ以上ノ楽器ダト思イマス。」「彼ノサウンドヲ聴イテ、圧倒サレタト同時ニ感動シタ記憶ガアルシ、自分ノ音楽ノ聴キ方、自分デチョイススル音楽ニモ多大ナ影響ヲ与エタ事ハ間違イナイデス。」
 

 


【製品写真】

 

【製品概要】

 

製品名 Kurt Cobain Jag-Stang®
カート・コバーン ジャグスタング®
希望小売価格 右利き 159,500円(税込)
左利き 170,500円(税込)
販売開始日 2021年10月13日(水)
製品ページ https://www.fender.com/ja-JP/kurt-cobain-jagstang.html
製品動画 https://www.youtube.com/watch?v=zF-1J7RsBxE
https://www.youtube.com/watch?v=aFB5Nx3avdo

  ※製品仕様及び販売価格は、予告なく変更となる場合がございます。

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


ビジネスカテゴリ
音楽
関連リンク
https://www.fender.com
ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

URL
-
業種
製造業
本社所在地
東京都渋谷区神宮前3-1-30 3F
電話番号
-
代表者名
エドワード・コール
上場
未上場
資本金
2500万円
設立
2014年09月