「流されるままの仕事」ばかりしていませんか?自らの意思で道を切り拓きたい、ビジネスパーソンの必読書!
証券会社と外資系コンサルティングファームを経て大学教授となった宮川壽夫氏が、転身後に身につけた「学者としての思考法」を解説する『ファイナンス学者の思考法』を、2月19日にダイヤモンド社から発売します。
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■自らの意思で仕事を進められる人だけが、真の成果を出すことができる
いま、企業とその従業員が第三者から受ける「外圧」は多様化しています。「カーボンニュートラルに関する考え方」「女性管理職の比率や育休の取得率」など、環境問題やガバナンス、人権問題を含め様々な角度から株主、メディア、ステークホルダーに課題を突きつけられ、とりあえず「他の企業がやっているから」と、周囲と足並みをそろえて、機械的に行動するという組織が増えてきています。
もちろん周りの情報やデータを集めて物事を進めることは大切ですが、果たして「それだけ」を無難にこなし、仕事人生を終えていくのは、正しいのだろうか――?本書は、そのように周囲に流されるまま仕事をすることに疑問を感じる人に向けて、自分の意思で決めてビジネスを進めていくことの重要性を説いた1冊となっています。
全体を貫くテーマとなっているのが、「セールを張る」「オールを握る」という2つの発想です。前者は周囲の動きを察知して、その動きに乗りながら自分の行動を選択していく「作業」のイメージ。一方、後者は自らの行動を自分で考え、決めて進んでいく「探究」のイメージです。「セール」と「オール」はどちらも重要ですが、多くの人が「セール」だけを張るなかで、「オールを握る」生き方を追求する人がビジネス・学問の世界で真の成果を出すことができるのです。
著者の宮川壽夫氏は、証券会社での国内営業・投資銀行の実務、外資系でのコンサルティング業務を経て大学教授となった異色の経歴の持ち主。会社員時代の実務経験も踏まえながら、世界中の様々な論文やエビデンスを基に、「オールを握る発想」を持つために必要不可欠な「科学的思考プロセス」を解説しています。
世の中に流されず、学者のように深く、本質的に考えたい人、自らの意思で仕事を進めたいと考えているビジネスパーソンや経営者は必読の1冊です。
■掲載内容
プロローグ
第1話 セールを張ってばかりの世界からオールを握る世界へ――博士課程のプレリュード
第2話 オールを握ることはこうして始まった――探究のジェネシス
第3話 セールは衝動的に張られ、オールは冷静に握られる――煩悩のヒューリスティック
第4話 オールを握るための型は、こうして作られる――推論と観察のためのオルガノン
第5話 セールを張ると行き先を間違える理由――因果関係のピットフォール
第6話 疑問を持たないとオールは握れない――科学的な実証というオブセッション
第7話 オールを握った先にしか得られないもの――ひらめきと直感のファンタジー
エピローグ
■『ファイナンス学者の思考法』
著者:宮川壽夫
定価:1,980円(税込)
発売日:2025 年2月 19 日
発行:ダイヤモンド社
判型:四六判並製・288頁
URL:https://www.amazon.co.jp/dp/4478121826/
■著者プロフィール:宮川壽夫(みやがわ・ひさお)
大阪公立大学大学院経営学研究科・商学部 教授 博士(経営学)。筑波大学大学院博士後期課程修了。1985 年野村證券株式会社入社。2000 年米国トムソンファイナンシャル・コンサルティンググループに移籍(アジア統括シニアディレクター)。2007年に再び野村證券株式会社に移籍(IBコンサルティング部上級専任職エグゼクティブディレクター)。2010年より大阪市立大学(現大阪公立大学)大学院に専任、同年准教授、2014年教授。2015年ワシントン大学(University of Washington)客員研究員、2020年一橋大学大学院客員研究員を兼任。上場企業の社外取締役・監査等委員を歴任。主な著書に『新解釈 コーポレートファイナンス理論「企業価値を拡大すべき」って本当ですか?』(2022年、ダイヤモンド社)、『企業価値の神秘 コーポレートファイナンス理論の思考回路』(2016年、中央経済社)、『配当政策とコーポレート・ガバナンス 株主所有権の限界』(2013年、中央経済社)。他論文、メディア向け論稿多数。
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