【東京ミッドタウン】アーティストの成長支援と日本橋に新たな賑わいを創出する期間限定プロジェクト「ソノ アイダ#TOKYO MIDTOWN AWARD」レポート~ひらかれたアトリエが街とアートをつなぐ~

東京ミッドタウンマネジメント株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:藤井拓也、以下「東京ミッドタウン」)、三井不動産株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:植田俊、以下「三井不動産」)、一般社団法人日本橋室町エリアマネジメントは、2024年2月10日(土)~2025年1月26日(日)の期間にて、若手アーティストに制作および発表の場を提供し、その成長支援とアートを介した街の新たな賑わいを創出するプロジェクト「ソノ アイダ#TOKYO MIDTOWN AWARD」(以下「本プロジェクト」)を実施いたしました。
本プロジェクトは、アーティストが普段と異なる環境で制作活動を行うことで自身の作品を多面的に捉え直し、新しい表現を見出すとともに今後の活動の幅を拡げる機会となりました。
また、日本橋のメインストリートである中央通りに面した日本橋室町162ビルがアトリエの拠点となったことで、近隣居住者や周辺オフィスワーカー、観光客など多くのビジターとの交流が生まれ、日本橋の街にアートを介した新たな賑わいが創出されました。 

▲「ソノ アイダ#TOKYO MIDTOWN AWARD」日本橋室町162ビル外観
▲(左上)第1期成果展内覧会の様子、(右上)第2期展示、(左下)第3期展示、(右下)制作の様子

本プロジェクトの実績
【開催期間】 2024年2月10日(土)~2025年1月26日(日)
【内 容】アーティストは2か月ごとに入れ替わりながら、6期に分けて開催。各会期終盤には
成果展を開催。制作活動を通じ、アーティストの成長機会の創出と街との相互作用を
検証する。
【参加アーティスト】 13組(以下敬称略)
 第1期 2月~3月 青沼優介/aonumasoco・三好賢聖、井村一登
 第2期 4月~5月 金子未弥、山口正樹
 第3期 6月~7月 後藤宙、松本千里 
 第4期 8月~9月 柴田まお、牧野永美子
 第5期 10月~11月 山上渡、角文平
 第6期 12月~2025年1月 さとうくみ子、Sareena Sattapon、まちだリな
【主 催】 東京ミッドタウン
【共 催】 三井不動産株式会社、一般社団法人日本橋室町エリアマネジメント、ソノ アイダ
【機材協力】 DEWALT
【協 賛】 Brooklyn Brewery
【販売協力】 株式会社 ayatsumugi

本プロジェクトの成果
本プロジェクトでは、2か月ごとに異なるアーティスト2または3組が入居し、全期間を通し計13組のアーティストにより多様な作品が生み出されました。都心の一等地を舞台に一定期間活動することで、アーティスト自身の感性がどのように社会に機能し成長できるかを体験いただく支援プログラムでしたが、アトリエを訪れる人々とのコミュニケーションも含め非日常の環境は、各アーティストの世界観を超え、あらたな技法や素材に挑戦するきっかけとなり、アーティストとしての今後の活動の幅を拡げる機会となりました。

また、アトリエ拠点をメインストリートである中央通りに構えたことで、日本橋を訪れる多くの人々にとって気軽にアートに触れられる機会を提供できたほか、キッズワークショップの開催や地域行事への参加など、アートを起点に街の人々との交流が深まることとなりました。「日本橋三越本店」をはじめ、地元企業とのコラボレーションも積極的に行われ、街の様々なステークホルダーとのコミュニケーションが制作活動に大きく影響した様子もうかがえました。

さらに、第2期で制作した作品「Hold Me Tight」(山口正樹氏作)を期間限定で日本橋室町三井タワーに展示するなど、1年を通して、アトリエの内外問わず本プロジェクトから派生した取り組みが生まれ、日本橋にアートを介した新たな街の賑わいが創出されています。


各期制作作品
第1期 成果展

▲青沼優介氏作品
▲井村一登氏作品


第2期 成果展『ドーナツサンド・ステーション』   

▲金子未弥氏作品
▲山口正樹氏作品

第3期 成果展『Drawing from practice 実践からの引用 / ドローイング』              

▲松本千里氏作品(写真中央)
▲後藤宙氏作品(写真手前・奥)

第4期 成果展『白い紙に書かれた白い文字は見えないものとする』              

▲柴田まお氏作品
▲牧野永美子氏作品


第5期 成果展『この野生のミューテーション』

▲山上渡氏作品
▲角文平氏作品

第6期 成果展『ゆきて、ぴゅーーー』

▲さとうくみ子氏作品
▲Sareena Sattapon氏作品
▲まちだリな氏作品

日本橋への展開
<内覧会、キッズワークショップの様子(一部)> 

▲第1期成果展内覧会
▲キッズワークショップの様子


<街とのコラボレーション、派生プロジェクト(一部)>

第3期アーティスト松本千里氏は、日本橋の画材店「有便堂」より譲り受けたアンティークの額を生かしたインスタレーションを制作

第2期参加アーティスト山口正樹氏が本プロジェクトで制作した作品「Hold Me Tight」が日本橋室町三井タワーに期間限定で展示。

第5期アーティスト角文平氏は、日本橋の「分身ロボットカフェDAWN ver.β」とコラボレーション。これを受け、分身ロボット「OriHime」が作品鑑賞のために来訪。

第6期アーティストさとうくみ子氏は、日本橋を象徴する存在としての「三越」にインスピレーションを受け、茶室を模した遊び場のインスタレーションとパフォーマンスを展開。

TOKYO MIDTOWN AWARDについて

東京ミッドタウンが「“JAPAN VALUE(新しい日本の価値・感性・才能)“を創造・結集し、世界に発信し続ける街」をコンセプトに、次世代を担うデザイナーやアーティストの発掘・支援、その先のコラボレーションを目的としてデザインとアートの2部門で開催するコンペティション。
17年間の実施で、応募者数延べ25,763 組の中から、デザインコンペでは、147 組・253 名(延べ 153 組・274 名)、アートコンペでは、93 組・98 名の受賞者・入選者を輩出。受賞作品だけではなく、アイデアや作品を生み出すことのできる「人」にフォーカスするアワードへの進化を目指しています。更に、これまで以上に受賞後支援も拡充し、受賞者・入選者の成長を継続的に支援するとともに、コラボレーションの機会を創出していくことに努めます。

ソノ アイダについて

「ソノ アイダ」は、空き物件・解体予定建物などの都市の隙間を空間メディアとして活用するアートプロジェクトです。アーティスト藤元明(ふじもと・あきら)を中心に2015年から、東京都内複数箇所での実施を通して、大小様々な空間的・時間的隙間=“その間”を見出し、様々な試みやアーティストたちの活動の場を生み出してきました。 <ウェブサイト>www.sonoaida.jp


【参考情報】三井不動産の「日本橋再生計画」について
三井不動産では「残しながら、蘇らせながら、創っていく」を開発コンセプトに、官民地域一体となった「日本橋再生計画」を推進しています。「産業創造」「界隈創生」「地域共生」「水都再生」の4つのキーワードに基づいたハードとソフトの融合した街づくりを通して、賑わいの再生に取り組んでまいりました。2019年には「日本橋再生計画第3ステージ」を発表し、「共感・共創・共発」の考え方のもと、「豊かな水辺の再生」「新たな産業の創造」「世界とつながる国際イベントの開催」の3つを重点構想として推進し、「未来に続く街道の起点、日本橋」というビジョンを実現するための街づくりを推進していきます。

■日本橋再生計画ビジョンについて

「未来に続く街道の起点、日本橋」

江戸時代の日本橋は、五街道の起点として、日本全国から人・もの・ことが集まり、それらの交流によって新たな産業や文化を生み出した非常にイノベーティブな街でした。そのような中心性ある街を、現代においては世界を舞台に再現したいと思います。
世界中から仲間を集め、交流し、未来に向けた新しい価値を、世界に向けて発信していく。その起点となる街を、私たちは目指していきます。https://www.mitsuifudosan.co.jp/business/development/nihonbashi/

■一般社団法人日本橋室町エリアマネジメントについて
日本橋室町エリアマネジメントは、日本橋室町地域及びその周辺地域において、日本橋らしい景観を維持しながら、江戸桜通り地下歩道をはじめとした公共空間等を活用し、賑わいに資する機会の創出・支援に関する事業を行うことによって、世界からも注目される街を目指しています。

三井不動産グループのサステナビリティについて
三井不動産グループは、「共生・共存・共創により新たな価値を創出する、そのための挑戦を続ける」という「&マーク」の理念に基づき、「社会的価値の創出」と「経済的価値の創出」を車の両輪ととらえ、社会的価値を創出することが経済的価値の創出につながり、その経済的価値によって更に大きな社会的価値の創出を実現したいと考えています。また、2024年4月の新グループ経営理念策定時、「GROUP MATERIALITY(重点的に取り組む課題)」として、「1.産業競争力への貢献」、「2.環境との共生」、「3.健やか・活力」、「4.安全・安心」、「5.ダイバーシティ&インクルージョン」、「6.コンプライアンス・ガバナンス」の6つを特定しました。これらのマテリアリティに本業を通じて取組み、サステナビリティに貢献していきます。

【参考】
・「グループ長期経営方針策定」 
  https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/innovation2030/
・「グループマテリアリティ」
  https://www.mitsuifudosan.co.jp/esg_csr/approach/materiality/

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会社概要

URL
https://www.tokyo-midtown.com/jp/about/outline/
業種
不動産業
本社所在地
東京都港区赤坂9-7-2 ミッドタウン・イースト 2階
電話番号
03-3475-3100
代表者名
藤井 拓也
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2004年12月