エミレーツ航空、成長を支える戦略的投資とワンランク上を飛びつづけるイノベーションを披露し、ドバイ・エアショーを締めくくる

●航空宇宙産業の発展に向け、関連業界およびサプライチェーン企業との重要なパートナーシップを締結
●グローバルな事業拡大を支えるため、次世代ワイドボディ機を新たに発注
●82,000人以上の来場者が最新の機内製品や高速Wi-Fiを体験
アラブ首長国連邦(UAE)ドバイ、2025年11月22日 — エミレーツ航空は、保有機材の拡充に向けた大規模なコミットメントを発表するとともに、最新の客室プロダクトとテクノロジーの導入計画を明らかにし、さらに航空宇宙産業の振興ハブとしてのUAEの競争力を高める戦略的パートナーシップを締結しました。これらを通じて、同社の長期的な成長への揺るぎない自信を示しつつ、実り多いドバイ・エアショーの1週間を締めくくりました。
同社として史上最大規模となるエアバスA380型機、A350型機、ボーイング777型機の展示には、会期を通じて 82,000 人以上が来場し、うち 15,000 人超がボーイング777型機 でスターリンクによる高速Wi‑Fiを実際に体験しました。
またエミレーツ航空は、同社の野心的な成長計画およびドバイ経済アジェンダ「D33」の目標を後押しする一連の戦略的取り組みを発表しました。
●機材の拡充:ボーイング 777‑9型機を65機、エアバス A350‑900型機を8機、総額414億米ドル相当を追加発注しました。これによりエミレーツのワイドボディ機の累計発注数は375となり、2038年までに順次納入される予定です。
●より快適でシームレスにつながる空の旅へ:来場者が高速接続を実際に体験できるよう、今回スターリンクを導入したボーイング 777‑300ER型機を初めて披露しました。今後2年間で、232機にスターリンクを搭載する予定です。さらに、既存機のうちの111機に対しても、洗練された客室イノベーションと没入型の次世代エンターテインメントを導入する大規模なアップグレードを実施する予定です。
●ネットワークパートナーシップの拡大:南アフリカ航空との提携を強化し、双方によるコードシェア便運航へと発展させました。また、エア・カナダとの相互コードシェアおよびロイヤルティ・パートナーシップを2032年12月まで延長するとともに、複数分野において連携を深めました。さらに、フライドバイとのこれまでの広範な協業と成功にスポットライトが当てられました。
●SAF の推進:ENOCと基本合意書を締結し、ドバイにおける持続可能な航空燃料(SAF)の供給に向けた共同イニシアチブの検討・開発を進めます。
●空域の効率運用:エミレーツ航空はドバイ航空管制サービス(dans: Dubai Air Navigation Services)、タレス社と協力し、ドバイ国際空港(DXB)における到着時のホールディングパターンを削減するための先駆的な研究に取り組み、空域運用効率の向上を図ります。
●AI 分野での協業:OpenAI と提携し、ChatGPT Enterprise を全社で導入します。あわせて、AIトレーニングプログラムや戦略的な実装フレームワークを通じて、その活用を支援していきます。。
●次世代ロジスティクス:エミレーツ・スカイカーゴは LODD Autonomous と基本合意書を締結し、UAE製の無人ハイブリッド大型貨物機を活用した、次世代の航空貨物ソリューションの開発および導入について共同で検討していきます。
航空宇宙産業の強化に向けて
ドバイを、世界の航空宇宙産業のバリューチェーンを支える戦略拠点としてさらに発展させることを目指し、エミレーツ航空は、製造施設の新設やエンジンMRO(整備・修理・オーバーホール)能力の拡充、機改修作業に関する認証取得能力の構築などに向けた複数の重要な合意を締結しました。
●エミレーツ航空とサフランシートは、ドバイ初の航空機座席製造施設の建設に向けた基本合意書を締結しました。まずはエミレーツ航空および他社向けに既存機の客室改修向けビジネスクラスおよびエコノミークラス座席を製造し、将来的には先進的な製造技術を活用した新造機向け座席の生産へと拡大していく計画です。
●エミレーツ航空とCCE グループは、次世代のキャビン製品および貨物製品を共同開発し、UAE における製造およびサービス能力の評価を行うことを目的とした基本合意書を締結しました。
●エミレーツ航空はまた、ロールス・ロイスと基本合意書を締結し、新設される専用施設において、2027年よりA380型機に搭載される トレント900 エンジンのMRO(整備・修理・オーバーホール)を自社で実施できる体制を整えます。本合意により、両社のTotalCareサービス・パートナーシップは2040年代まで延長され、エミレーツ航空がエンジン前方部の外枠であるファンケースの修理を担当し、それ以外の主要部品の修理については、引き続きロールス・ロイスが世界各地の拠点で対応していきます。
●ドバイの航空宇宙産業の専門性向上に向けた取り組みを支える一環として、エミレーツ・エンジニアリングはアラブ首長国連邦民間航空総局(GCAA)より、UAEで初となる設計組織承認(Design Organisation Approval: DOA)を取得しました。これには機体の大規模改修が含まれており、UAE国内における独立した設計認証能力を確立することで、国家としての航空宇宙技術の高度化に寄与するものです。
お客様および航空業界からの高い評価
会期中、エミレーツ航空はULTRAsトラベルアワードにおいて8年連続で「世界のベストエアライン」を受賞したほか、アビエーション・ビジネス・ミドル・イースト・アワード2025 でも「エアライン・オブ・ザ・イヤー」および「ベスト・ファーストクラス・オブ・ザ・イヤー」を受賞しました。
エミレーツについて
エミレーツ航空は2002年に日本就航。成田国際空港・羽田空港・関西国際空港から、ドバイをはじめとする世界各地へ快適な空の旅を提供しています。当社は航空業界で最新かつ効率性と快適さを備えた航空機を運航し、多様な文化的背景をもつ当社の従業員は、6大陸のすべてで受賞歴を誇るサービスを日々お客様に提供しています。
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