アジア人記者向け奨学生、元コリアヘラルド記者の金氏に決定
米コロンビア大学ジャーナリズム大学院(ニューヨーク、スティーブ・コル大学院長)はこのほど、アジア人記者・学生を対象にした「コロンビア・日経スカラシップ(奨学金)制度」の第3回奨学生を元コリアヘラルド記者、金甫京(キム・ボギョン)氏(29)に決定いたしました。同制度は株式会社日本経済新聞社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:岡田直敏)と同大学院が2017年に共同での創設で合意。金氏は2021年4月まで同大学院でデータジャーナリズムを研究します。
金氏はギリシャ・アテネで生まれ、韓国、シンガポール、米国、カナダで育ちました。韓国の延世大学で経済学を学び、2013年に韓国のテレビ局アリランTVで天気キャスターとしてキャリアをスタート。2016年からは英字紙コリアヘラルドの記者として自動車業界や鉄鋼、エネルギー産業のほか、国会、雇用労働省、外交などを取材しました。金氏は「コロンビア大学ジャーナリズム大学院で学ぶ機会をいただいたことは大変な名誉であり感謝している。人々の営みをデータを用いて報道していくことにとても関心がある」と話しています。
「コロンビア・日経スカラシップ制度」では、コロンビア大学ジャーナリズム大学院がアジア全域を対象に将来有望なジャーナリストの卵を毎年1人選出し、日経がこれを承認。奨学生は10万ドル(約1040万円)の奨学金を得て、データジャーナリズムや経済報道などについて学びます。修士号を取得後はそれぞれの母国・地域に戻り、民主主義の根幹をなす「言論の自由」に基づく健全なジャーナリズムを根付かせる先導役を担います。
コロンビア大学ジャーナリズム大学院について
コロンビア大学は1754年創立の全米でも5番目に古い伝統校で、80人超のノーベル賞受賞者が輩出しました。1912年創立のジャーナリズム大学院は1917年からピューリッツァー賞を運営。研究分野は調査報道、放送、マルチメディア、芸術など多岐にわたり、2010年には大学院内にデジタルジャーナリズム・センターを設置して将来のメディアのあり方を研究しています。詳しくはこちら<www.journalism.columbia.edu>
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