【商船系5高専】これぞ技術革新、環境変化に対応する次世代型海洋人材教育!
第6回高専・海事教育フォーラムで海事・海洋分野の人材育成、海事海洋広報活動を報告
独立行政法人国立高等専門学校機構 富山高等専門学校(富山県富山市 校長:國枝 佳明)、鳥羽商船高等専門学校(三重県鳥羽市 校長:和泉 充)、広島商船高等専門学校(広島県豊田郡大崎上島町 校長:河口 信義 )、大島商船高等専門学校(山口県大島郡周防大島町 校長:古莊 雅生)及び弓削商船高等専門学校(愛媛県越智郡上島町 校長:石田 邦光 )(以下5つの商船系高専を総称して「5商船系高専」という。)は、令和5年2月10日(金)に「第6回高専・海事教育フォーラム」を神戸においてWeb併用により開催いたしました。
本フォーラムは、5商船系高専が実施する「次世代の海洋人材の育成に関する事業」の活動状況及びその成果を広く海運界に紹介させていただくことを目的に開催しました。国土交通省、文部科学省、独立行政法人国立高等専門学校機構本部をはじめ、5商船系高専、 海事関連団体、海事関連企業及び海事教育機関等から合わせて200名以上の参加がありました。
フォーラムでは、独立行政法人国立高等専門学校機構理事長 谷口 功 氏、国土交通省 神戸運輸監理部長 田淵 一浩 氏及び文部科学省 高等教育局専門教育課長 塩田 剛志 氏の挨拶の後、各事業のプロジェクト担当者から報告を行い、報告後の質疑応答では活発な意見交換が行われました。また、「技術革新や環境対応に適合する海事教育と船員の魅力を伝える広報活動への期待」をテーマに本事業の6連携機関(一般社団法人日本船主協会、一般社団法人全日本船舶職員協会、全日本海員組合、国際船員労務協会、独立行政法人海技教育機構、公益社団法人日本海洋少年団連盟)から、貴重なご意見をいただきました。聴講者からも、高く評価し応援するコメントや質問をいただくとともに、改善の提案をいただくなど大変有意義なフォーラムとなりました。
会場の外では、令和4年度の各事業のプロジェクト事業内容及び成果を記載したポスターのほか、現在に至るまでの本事業の歩みもご理解いただけるよう、これまで実施したプロジェクトに関する過去のポスターも併せて展示し、多くの方にご覧いただきました。
今回のフォーラムを通して頂戴したご意見を活かし、本プロジェクトを継続し益々発展させてまいります。
- 開催概要
開催日時:令和5年2月10日(金) 13:30~17:00
会場名:神戸国際会議場メインホール
所在地:https://kobe-cc.jp/ja/visitors/access/
主催:富山高等専門学校、鳥羽商船高等専門学校、広島商船高等専門学校、大島商船高等専門学校、弓削商船高等専門学校
共催:日本船主協会、全日本船舶職員協会、全日本海員組合、国際船員労務協会、海技教育機構、東京海洋大学海洋工学部、神戸大学海洋政策科学部、日本海洋少年団連盟
資料:次世代の海洋人材の育成に関する事業(海事・海峡分野の人材育成、海事・海洋広報活動)令和4年度報告
ダウンロードURL:https://bit.ly/forum-report20220210
- 次世代の海洋人材の育成に関する事業について
本事業は、広報活動と人材育成事業の二つの活動を実施しており、広報活動では、児童生徒の「海」に対する親しみを育み、海事・海洋の魅力を伝える機会を初等中等教育段階の児童生徒に提供し、海洋人材のすそ野を拡大することを目的に事業展開しており、人材育成事業では全国の商船系高等専門学校と海事関連団体が一つのチームとなって、次世代の海事人材を育成するための教育システムの開発と実装に取り組んでいます。
☆ホームページ☆
海事広報:https://kaiji.info/
海事人材育成:https://www.nc-toyama.ac.jp/project/met-ng/about/
- 商船系5高専について
富山高等専門学校は、平成21年10月に国立高等専門学校の高度化再編により、富山工業高等専門学校と富山商船高等専門学校が統合して創立されました。
本校は、工学系4学科(機械システム工学科、電気制御システム工学科、物質化学工学科、電子情報工学科)、人文社会系1学科(国際ビジネス学科)、商船系1学科(商船学科)の合計6学科の本科、及び専攻科からなっており、世界で活躍する技術者、ビジネスパーソン、そして海事技術者を育成しています。また、科学技術・海洋に関連する高度な研究を行っている国内有数の高等教育研究機関です。
【学校概要】
学校名:独立行政法人国立高等専門学校機構 富山高等専門学校
所在地:富山県富山市本郷町13番地富山県射水市海老江練合1-2
校長:國枝 佳明
設立:平成21年10月
URL:https://www.nc-toyama.ac.jp/
事業内容:高等専門学校・高等教育機関
◆鳥羽商船高等専門学校について
鳥羽商船高等専門学校は、校祖近藤真琴により、明治8年に航海測量習練所を開設したことから始まった歴史ある学校です。令和7年には、創基150周年・高専創立60周年を迎えます。平成31年に工業系2学科を改組し、情報機械システム工学科(定員80名)とし、現在は、商船学科と情報機械システム工学科の2学科、および、専攻科の海事システム学専攻と生産システム工学専攻の2専攻から構成されています。
本校は、専門的な知識やスキルを身につけた社会に必要とされる技術者を輩出しています。商船学科は、我が国の物流を支える最新で高度な技術を習得した海事技術者、海技士資格をもつ海のスペシャリスト、海洋立国を支えるグローバルに活躍できる人材を育成するという点において重要な使命を持っています。
【学校概要】
学校名:独立行政法人国立高等専門学校機構 鳥羽商船高等専門学校
所在地:三重県鳥羽市池上町1番1号
校長:和泉 充
設立:1881年
URL:https://www.toba-cmt.ac.jp/
事業内容:高等専門学校・高等教育機関
◆広島商船高等専門学校について
広島商船高等専門学校は、明治31年(1898年)5月10日、当時広島県豊田郡にあった13町村による組合立芸陽海員学校として開校し、その後幾多の学校名と教育体制の変遷を経て、昭和26年に文部省所管の国立広島商船高等学校となり、昭和42年には国立広島商船高等専門学校に昇格しました。
現在、本校は本科に商船学科・電子制御工学科・流通情報工学科の3学科、さらに専攻科に海事システム工学専攻・産業システム工学専攻の2専攻を有する高等教育機関として多くの卒業生を社会に送りだすために、実験・実習・実技の体験学習を重視したきめ細かい教育体制によって豊かな人間力および高い知識・技術力を併せ持つ実践的技術者の育成を行っています。
その結果、本校の卒業生は海事関連にはもとより社会の様々な分野で活躍しており、特に卒業生のチャレンジ精神と努力によって、産業界等から極めて高い評価を頂戴して います。
【学校概要】
学校名:独立行政法人国立高等専門学校機構 広島商船高等専門学校
所在地:広島県豊田郡大崎上島町東野4272-1
校長:河口 信義
設立:1898年
URL:https://www.hiroshima-cmt.ac.jp/
事業内容:高等専門学校・高等教育機関
◆大島商船高等専門学校について
大島商船高専は、明治30年(1897年)10月1日、山口県大島郡立『大島海員学校』として創立されて以来、令和4年(2022年)には学校創立125周年を迎えました。
本校は、商船学科、電子機械工学科、情報工学科の本科3学科に加え、海洋交通システム学専攻、電子・情報システム工学専攻の専攻科2専攻から構成されており、我が国のものづくりの技術基盤を支え、質の高い専門能力を有し、創造性に富み、国際感覚を身につけた視野の広い実践的技術者を養成しています。
【学校概要】
学校名:独立行政法人国立高等専門学校機構 大島商船高等専門学校
所在地:山口県大島郡周防大島町大字小松1091-1
校長:古莊 雅生
設立:1897年
URL:https://www.oshima-k.ac.jp/
事業内容:高等専門学校・高等教育機関
◆弓削商船高等専門学校について
弓削商船高等専門学校は、瀬戸内海島嶼部に位置し、さらに海事産業により繁栄している「しまなみ海道」地域唯一の高等教育機関であり、1901年(明治34年)に開学した100有余年の歴史を持つ5年制(商船学科は5年半)の高等専門学校です。商船学科、電子機械工学科、情報工学科の3学科(学年定員各40、計120)で運営されています。
また、平成17年度より2年制の専攻科(海上輸送システム工学専攻(定員4)、生産システム工学専攻(定員8)の計12)が設置され、商船学・工学のより専門的知識や技術を学ぶことができます。
【学校概要】
学校名:独立行政法人国立高等専門学校機構 弓削商船高等専門学校
所在地:愛媛県越智郡上島町弓削下弓削1000番地
校長:石田 邦光
設立:1901年
URL:https://www.yuge.ac.jp/
事業内容:高等専門学校・高等教育機関
◆本リリースに関するお問い合わせ先
独立行政法人高等専門学校機構
富山高等専門学校
総務課企画室
TEL:0766-86-5169
e-mail:kikaku7@nc-toyama.ac.jp
~2022年度、高等専門学校制度は創設60周年を迎えます~
https://www.kosen-k.go.jp/Portals/0/60th/
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