競争ではなく共創 だから“応援”よりも“共感”してほしい ソーシャルネイティブ世代が共感する「ガチ勢」像とは
Z世代会議×マンダム 座談会調査レポート②
株式会社マンダム(本社:大阪市、社長執行役員:西村元延)は、2018年3月29日(木)に学習院大学特別客員教授 斉藤徹氏をファシリテーターに迎え、現役大学生25名を集めた座談会調査を実施しました。
■Z世代会議×マンダム 座談会調査サマリー
※本リリースでは、各世代の呼称を下記の定義に基づき使用しております。
X世代(Generation X)…1960年代初頭~1970年代頃に生まれた世代
Y世代(Generation Y)…1980年代~1990年半ば頃に生まれた世代
Z世代(Generation Z)…1990年半ば~2000年頃に生まれた世代
1)ソーシャルネイティブ世代が周囲に求めるのは「応援」よりも「共感」
今回の座談会調査でソーシャルネイティブ世代の若者たちに、自分が「ガチ」(本気)で取り組んでいる活動に
対して、「周囲から応援してほしい」と思う人は半数以下の45%だった一方で、「共感されたい」と思う人は80%を超え、応援されるよりも共感されたいという若者の意識が明らかになりました。また、ほぼ全員が「自分に興味を持ってほしい」と回答し、さらに身近な人だけでなく知らない人にも興味を持ってほしいという人も90%となりました。
2)共感する「ガチ勢」の共通点は、「想いがある」「目標を持ってチャレンジしている」「誰かのため」
また、“何かに本気で取り組んでいる”、“好きなものに熱中していて人生を楽しんでいる”「ガチ勢」に対して、共感できる人と共感しにくい人の特徴について聞いたところ、共感される人の共通点としては、「想いがある」「目標を持ってチャレンジしている人」「誰かのため」というキーワードが挙がり、共感されにくい人の共通点としては、「自己中心的」「独りよがりで周囲に迷惑をかけてしまうこと」「目標が無い」などが挙げられました。
■学習院大学特別客員教授 斉藤徹氏によるコメント(本座談会を終えて)
大人世代が注意すべき、ソーシャルネイティブ世代との向き合い方とは
今回の座談会を通して「応援されるより、共感されたい」というZ世代のインサイトを発見することができました。この背景には「競争か、共創か」という価値観の世代間ギャップがあると考えられます。
X世代のバックボーンにあるのは厳しい「競争社会」です。X世代は競争を勝ち抜くための積極的な支持、具体的な行動をともなう「応援してくれる人」をほしがります。「ミージェネレーション」と呼ばれるX世代の、自己中心的な世界観による特徴とも言えます。
一方、Z世代の背景にあるのは「共創社会」です。心地よいコラボレーションを実現するためには、自分と相手は対等であり、その上でお互いに興味を持ち、理解しあうことが大切です。行動をともなう「応援」よりも、まずは気持ちでよりそう「共感」こそが大切であり、行動はその結果にすぎないと考えるのです。
その背景には、ソーシャルメディアの影響があります。幼いころからネットでつながりあう彼ら彼女らは、他者からの非難や炎上がどれほど恐ろしい結果をもたらすかを肌身を通じて理解しています。そのために悪目立ちを嫌う傾向が強く、自然と自己中心的な発想から脱しているのだと考えられます。
学習院大学経済学部経営学科 特別客員教授。(株)ループス・コミュニケーションズ代表。2016年に学習院大学生と自主ゼミ「イノベーションチームdot」を設立、2017年には株式会社dotを設立して事業化。日常的にZ世代の学生たちと交流し、ともに人を幸せにするイノベーションを世界に広げる活動をしている。著書に『再起動 リブート』(ダイヤモンド社)、『BEソーシャル!』『ソーシャルシフト』(日本経済新聞出版社)『新ソーシャルメディア完全読本』(アスキー新書)など。Z世代会議リーダーも務める。
■Z世代会議×マンダム 座談会の開催概要
目的 :Z世代男女の意識調査
日時 :2018年3月29日(木)
場所 :株式会社マンダム 青山オフィス
参加者 :現役大学生25名
運 営 :Z世代会議、株式会社マンダム
■「Z世代会議」について
ソーシャルネイティブ世代の若者たちの価値観、ライフスタイルを研究し、新たなサービス・製品を創発するためのプロジェクトとして、株式会社dot、株式会社4th、株式会社ループス・コミュニケーションズのメンバーにて創設。
https://www.z-kaigi.com/
- ソーシャルネイティブ世代が周囲に求めるのは「応援」よりも「共感」
- 共感する「ガチ勢」の共通点は、「想いがある」「目標を持ってチャレンジしている」「誰かのため」
※本リリースでは、各世代の呼称を下記の定義に基づき使用しております。
X世代(Generation X)…1960年代初頭~1970年代頃に生まれた世代
Y世代(Generation Y)…1980年代~1990年半ば頃に生まれた世代
Z世代(Generation Z)…1990年半ば~2000年頃に生まれた世代
1)ソーシャルネイティブ世代が周囲に求めるのは「応援」よりも「共感」
今回の座談会調査でソーシャルネイティブ世代の若者たちに、自分が「ガチ」(本気)で取り組んでいる活動に
対して、「周囲から応援してほしい」と思う人は半数以下の45%だった一方で、「共感されたい」と思う人は80%を超え、応援されるよりも共感されたいという若者の意識が明らかになりました。また、ほぼ全員が「自分に興味を持ってほしい」と回答し、さらに身近な人だけでなく知らない人にも興味を持ってほしいという人も90%となりました。
2)共感する「ガチ勢」の共通点は、「想いがある」「目標を持ってチャレンジしている」「誰かのため」
また、“何かに本気で取り組んでいる”、“好きなものに熱中していて人生を楽しんでいる”「ガチ勢」に対して、共感できる人と共感しにくい人の特徴について聞いたところ、共感される人の共通点としては、「想いがある」「目標を持ってチャレンジしている人」「誰かのため」というキーワードが挙がり、共感されにくい人の共通点としては、「自己中心的」「独りよがりで周囲に迷惑をかけてしまうこと」「目標が無い」などが挙げられました。
■学習院大学特別客員教授 斉藤徹氏によるコメント(本座談会を終えて)
大人世代が注意すべき、ソーシャルネイティブ世代との向き合い方とは
今回の座談会を通して「応援されるより、共感されたい」というZ世代のインサイトを発見することができました。この背景には「競争か、共創か」という価値観の世代間ギャップがあると考えられます。
X世代のバックボーンにあるのは厳しい「競争社会」です。X世代は競争を勝ち抜くための積極的な支持、具体的な行動をともなう「応援してくれる人」をほしがります。「ミージェネレーション」と呼ばれるX世代の、自己中心的な世界観による特徴とも言えます。
一方、Z世代の背景にあるのは「共創社会」です。心地よいコラボレーションを実現するためには、自分と相手は対等であり、その上でお互いに興味を持ち、理解しあうことが大切です。行動をともなう「応援」よりも、まずは気持ちでよりそう「共感」こそが大切であり、行動はその結果にすぎないと考えるのです。
その背景には、ソーシャルメディアの影響があります。幼いころからネットでつながりあう彼ら彼女らは、他者からの非難や炎上がどれほど恐ろしい結果をもたらすかを肌身を通じて理解しています。そのために悪目立ちを嫌う傾向が強く、自然と自己中心的な発想から脱しているのだと考えられます。
■学習院大学特別客員教授 斉藤徹氏 プロフィール
学習院大学経済学部経営学科 特別客員教授。(株)ループス・コミュニケーションズ代表。2016年に学習院大学生と自主ゼミ「イノベーションチームdot」を設立、2017年には株式会社dotを設立して事業化。日常的にZ世代の学生たちと交流し、ともに人を幸せにするイノベーションを世界に広げる活動をしている。著書に『再起動 リブート』(ダイヤモンド社)、『BEソーシャル!』『ソーシャルシフト』(日本経済新聞出版社)『新ソーシャルメディア完全読本』(アスキー新書)など。Z世代会議リーダーも務める。
■Z世代会議×マンダム 座談会の開催概要
目的 :Z世代男女の意識調査
日時 :2018年3月29日(木)
場所 :株式会社マンダム 青山オフィス
参加者 :現役大学生25名
運 営 :Z世代会議、株式会社マンダム
■「Z世代会議」について
ソーシャルネイティブ世代の若者たちの価値観、ライフスタイルを研究し、新たなサービス・製品を創発するためのプロジェクトとして、株式会社dot、株式会社4th、株式会社ループス・コミュニケーションズのメンバーにて創設。
https://www.z-kaigi.com/
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像