TBM、国内外での事業成長に向けて経営体制を強化
~3部門長を執行役員に選任、新たにCSuO(最高サステナビリティ責任者)職を新設~
世界的な人口増加に伴う資源利用量の増大に伴い、環境問題や気候変動などへの対応が求められる中、TBMは 「進みたい未来へ、橋を架ける」をミッションに掲げ、脱炭素社会やサーキュラー・エコノミーの実現に向けて、石灰石を主原料とする新素材「LIMEX」の国内外への普及や資源マネジメント及び資源循環プラットフォームの構築・ 運用に取り組んでいます。2022年、LIMEXとプラスチックを自動選別・再生する国内最大級のリサイクルプラント「横須賀工場」を立ち上げ、野心的な目標「TBM Pledge 2030」で掲げる「2030年までにカーボンネガティブを実現する」「2030年までに100万トンのLIMEXとプラスチックを50カ国で循環させる」の実現に向けて、グローバルでの事業展開を推進しています。
この度の新たな経営体制を通じて、国内外での更なる事業成長と経営基盤の強化を図り、地球規模で の「サステナビリティ革命」の実現を目指して参ります。
・TBM 経営陣プロフィール |https://tb-m.com/company/profile/
■ 管掌体制への移行に伴う執行役員の人事(取締役兼務者を除き、異動者のみ)
■ コメント
・羽鳥 徳郎(執行役員 CSuO 兼 サステナビリティ部 部長)
新卒からずっとサステナビリティど真ん中で仕事をしてきて、この巨大で複雑な問題に対する自らの役割を問い続 けてきました。私たちは「TBM Pledge 2030」の1つに「2030年までに100万トンのLIMEXとプラスチックを50カ国で循環させる」という目標を掲げました。年間4.6億トンにものぼる世界のプラスチック消費に対しては焼け石に水かもしれません。それでも、私たちにとっては大きな挑戦です。一人ひとりの意志や行動が社会の変化になる。そう信じています。コンパスが指す方角へ歩み続ける。その強い信念が周囲を動かす様子を、TBMの一員として5年間、何度も見ました。自分もそんな存在でありたいと思い、このChief Sustainability Officerの任を受けました。「サステナビリティをアタリマエにする」これが、私の使命です。
[略歴]
慶應義塾大学在学時より、自然環境と人々の暮らしの接点に関心をもち、環境法や開発法学を学ぶ。留学先のクイーンズランド大学(オーストラリア)では、環境管理学を専攻。卒業後、PwC Japanグループにてサステナビリティコンサルティングに従事。ESG投資とサステナブルサプライチェーンの領域を中心に幅広い業界のクライアントのサステナビリティ推進体制整備を支援。 2018年、TBM初のサステナビリティ専任者として参画。2030年に向けた目標策定や製品のライフサイクルアセスメント、再生可能エネルギーへの転換、CDP等のESG評価機関への情報開示などに取り組む。2022年に、サステナビリティ部部長に就任。
・坂井 宏成(執行役員 兼 経営管理部 部長)
ものづくりベンチャーとして、国内外から注目を頂いている TBMの執行役員を務めさせて頂くことを、身の引き締まる思いで受け止めています。世界中から寄せられる多くのご期待にしっかりと応えるため、今後も妥協のない姿勢を貫く所存です。私たちの強みである日本発の技術やものづくりの仕組みを、多様なパートナーやお客様と共に今後も一層強化し、そこから生まれる製品やサービスを通じて、大きな感動をグローバルに広めて参ります。
[略歴]
大学院で無機/有機複合材料に関する研究活動に取り組み、卒業後に三 菱総合研究所に入社。コンサルタントとして通信キャリアのマーケティ ング戦略策定や、クライアントの知財をコアにした新規事業の立案・実 行支援に関与。2016年、TBM入社。多賀城工場建設をプロジェクトマ ネージャーとして推進した他、自社工場における生産計画策定プロセス などの生産管理体制の構築や、品質保証体制の構築に貢献。2022年より経営管理部部長として、事業管理体制構築やものづくりプロセス最適化、知財戦略を推進。
・永野川 真也(執行役員 兼 白石工場 工場長)
この度、国内の自社生産拠点である白石工場と多賀城工場を統括する執行役員に就任し、大変光栄に思います。私 は9年前「子供たちに豊かな自然を残したい」という思いでTBMへジョインいたしました。常に新たな挑戦を求 め、何もなかった状態から白石工場を立上げ、LIMEX製品を形にすることに情熱を持って取り組んで参りました。持続可能な社会、輝く未来の実現には、グローバルでのLIMEXの普及拡大が重要な要素となります。白石工場、多賀城工場の技術と創造力を駆使し、お客様に最高品質のLIMEXを提供すること、また、技術プラットフォームの海外展開等に全力を注ぎ、TBMの成長と成功を築き上げて参ります。
[略歴]
中国黒龍江省出身。15歳から宮城県で暮らす。金属加工メーカー勤務を経て、「子供たちに豊かな自然環境を残したい」との思いから2014年、TBMに入社。国内第1工場である白石工場の立ち上げメンバーとして、草が生い茂る工場敷地の整備から設備の導入、テスト生産と、文字通りゼロからのスタートに携わる。現在の安定生産までの苦難の道程を誰よりも知る人物。2022年に、白石工場工場長に就任。座右の銘は「現状維持が最大のリスク」。
■ 株式会社TBM
代表者 :山﨑 敦義
所在地 :東京都千代田区有楽町1-2-2 15F
設立念 :2011年
資本金 :236億2,993万円(資本準備金含む)
事業内容:環境配慮型の素材開発及び製品の製造、販売、資源循環を促進する事業等
URL :https://tb-m.com/
2013年 経済産業省のイノベーション拠点立地推進事業「先端技術実証・評価設備整備費等補助金」に採択
2014年 国内特許を取得し、現在、日中米欧を含む40カ国以上で登録。その他100件以上の特許出願を実施
2015年 宮城県白石市に第一プラントを建設(LIMEX生産容量:6,000トン/年)
2015年 経済産業省の「津波・原子力災害被災地域雇用創出企業立地補助金(製造業等立地支援事業)」に採択
2016年 米国シリコンバレーの「Plug and Play」で初の 『世の中に最も社会的影響を与える企業ソーシャルインパクトアワード』を受賞
2018年 COP24(第24回国連気候変動枠組条約締約国会議)に日本政府代表団として参加
2019年 軽井沢で開催された「G20イノベーション展」に出展。G20大阪サミット2019の会場での運営品としてLIMEX製品が採用
2019年 中国・河南省、モンゴルでのLIMEX事業化に向けた基本合意を締結
2020年 使用済みプラスチック等の再生材料を50%以上含む素材「CirculeX(サーキュレックス)」を発表
2020年 BtoC向けのEC事業「ZAIMA(ザイマ)」を開始
2020年 宮城県多賀城市に第二プラントを建設(LIMEX生産容量:23,000トン/年)
2021年 韓国財閥のSKグループと135億円の資本業務提携を合意
2021年 自社製造拠点で使用する全電力を実質100%再生可能エネルギーへ転換
2022年 資源循環コーディネートサービス「MaaR(マール)」を開始
2022年 科学的根拠に基づく目標(SBT)認定を取得
2022年 Amazonが設立した「The Climate Pledge」に署名
2022年 温室効果ガス排出量を可視化するサービス「ScopeX(スコープエックス)」を開始
2022年 神奈川県横須賀市にLIMEXとプラスチックを自動選別・再生するリサイクル工場を建設(処理能力:40,000トン/年)
2022年 CDPの「気候変動」と「水セキュリティ」に関する調査で「B」認定を獲得
*本リリースに記載された会社名および商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
*本リリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。
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