鏡が人を襲う!? 飛鳥部勝則のプレミア化した名著『鏡陥穽』が復刊!
特別企画「芳林堂書店と、10冊」を受けて
株式会社文藝春秋(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:飯窪成幸)は、2023年12月、飛鳥部勝則著『鏡陥穽』を復刊し、芳林堂書店をはじめとした書泉グループにて予約・店頭販売いたします。
今回の復刊は、「中世への旅」シリーズの大ヒットをきっかけにした企画「書泉と、10冊」を元に始まりました。この企画は、過去に出版された書籍で既に在庫がなく手に入りにくい名作を、株式会社書泉さまが主導して重版・復刊し、お届けしていくものです。
このたび、「書泉と、10冊」企画第3弾『堕天使拷問刑』(飛鳥部勝則著・早川書房刊)の復刊プロモーションの中で、ファンの方々から「飛鳥部先生の、他作品も読みたい!」という声がありました。
その声を受けた芳林堂書店さまの呼びかけによって、飛鳥部さんがご自身で『堕天使拷問刑』とあわせ“ゴシック復興三部作”と位置付ける2作である『黒と愛』(早川書房刊)と本作『鏡陥穽』の2冊同時復刊が実現する運びとなりました。これらの作品は全作品電子化されておらず、流通量も少ないためにプレミア化していました。読者からも「手が出なかった一冊」「手元においておきたい一冊」というコメントがあがっていた作品です。
今回の同時復刊は、新企画「芳林堂書店と、10冊」の先駆けとなるものです。本日10月18日は、著者・飛鳥部勝則さんのお誕生日でもあります。ぜひこの機会に、飛鳥部さんの名作にふれていただけましたら幸いです。
◆『鏡陥穽』あらすじ
帰宅途中、ホームレスふうの男に襲われた葉子は、無我夢中で抵抗した結果、男を死に至らしめてしまう。婚約を間近に控えた彼女は、悩んだ末、死体を海に捨てることを決意。完璧に隠蔽をやり終えたはずだったが、翌日、友人の結婚式で彼女に声をかけてきたのは、昨日殺してしまったはずのあの男だった……。旧家に伝わる鏡が、ひたひたと街を侵食する。
◆予約について
予約開始日:2023年10月20日(金)
予約〆切日:2023年11月20日(月)
商品お届け予定/店頭発売日:2023年12月末ごろ
・予約可能サイト
書泉オンライン:https://shosen.tokyo/?mode=grp&gid=2893705
書泉オンライン楽天市場店:https://item.rakuten.co.jp/shosen/c/0000000978/
・予約可能店舗
芳林堂書店 高田馬場店/芳林堂書店 みずほ台店
書泉グランデ/書泉ブックタワー
※復刊の取り扱い書店様は上記オンライン・リアル店舗様のみとなります。商品に関するお問い合わせは書泉様もしくは弊社までお願いいたします。なお、『黒と愛』(早川書房刊)については下記URLをご参照ください。
https://www.hayakawabooks.com/n/n1ad7c9da3311
◆企画起案 芳林堂書店高田馬場店 店長 山本さんのコメント
『堕天使拷問刑』が復刊するのならば次はこの作品を・・・。色々なところで飛鳥部先生のファンの方々の期待の声を目にしましたし、私自身の願望もあり各社様へ打診させていただきました。しかし、今回ばかりは担当としても展開が早すぎると感じています。この「広がり」と「スピード感」に関しましては、『堕天使拷問刑』をご予約いただきました皆様の圧倒的な実数のおかげです。世の中が飛鳥部作品を欲していることが示され、完全に扉が開きました。ありがとうございました。
◆飛鳥部勝則さんコメント
「70点ならいらない、100点の長編ホラーを」という依頼を受け、18年ほど前に書いた『鏡陥穽』が甦ります。稲垣考二装画・口絵付きの、手直しを繰り返し全力投入したこの怪奇小説を、再び世に問えるのは夢のような幸せです。ご購入いただいた皆様にも、グロテスクかつ楽しい悪夢を見ていただけますよう、心から祈っております。
◆担当編集者コメント
当時、ミステリとホラー、両分野にまたがる作風で知られた著者に、「突き抜けたホラーを書いてください」とお願いしました。古来より不可思議な魔力の依り代とされた「鏡」が鬼才・飛鳥部勝則に手にかかれば、もう……。読者諸氏も恐るべき陥穽から逃れるすべはありません。
◆書誌情報
書名:『鏡陥穽』
著者:飛鳥部勝則
定価:3,850円(税込、復刊特別価格)
体裁:四六版、352ページ
ISBN:978-4-163241-10-4
初版:2005年
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