セーフィーとMODE、工事現場でのAI活用として水中ポンプ死活監視ソリューションを提供開始

トンネル工事現場の排水作業の異常を即座に連携し、巡視コストの削減と迅速な対応を実現

セーフィー株式会社

 クラウド録画サービスシェアNo.1(※1)のセーフィー株式会社(東京都品川区:代表取締役社長CEO 佐渡島 隆平、以下「セーフィー」)は、現場業務に特化したAIアプリケーションの先駆けとして、企業の業務効率化と安全性向上を支援するMODE, Inc.(本社:米国カリフォルニア州、日本支店:東京都千代田区、CEO 上田 学、以下「MODE」)と協業し、「BizStack Construction Apps」の第一弾「水中ポンプ死活監視App」の提供を開始しました。本ソリューションによって、水中ポンプの稼働状況が常時確認され、停止や異常が発生した際にはAIが即座にアラートを発報し、現場の状況を迅速に把握が可能になります。特に、トンネル工事現場などでの見えづらく予測しにくい状況をセンサーや映像で「見える化」し、現場の巡視コストの削減と緊急時には迅速に対応が実現できるようになります。

本サービス開発の背景

 2040年には、日本の高齢化率が35%に迫り、働き手の中心となる15〜64歳は現在の8割となる「8掛け社会」が到来すると予測されています。特に土木・建築現場では、労働需要に対し22.0%の不足率(※2)が見込まれ、道路やトンネルで発生する事故や災害後の復旧の遅れが、重大な事故発生時の対応やインフラ維持をさらに困難にする可能性があります。こうした状況下で、モニタリング技術の導入により、現場の状況を的確かつ迅速に把握することが可能になり、地形の異常検知や機器・設備の常時確認が効率化されることで、現場での巡視負担を大幅に軽減できると期待されています。

 特にトンネル工事では、段階的に発生する排水作業に欠かせない水中ポンプが稼働停止すると、坑内の浸水による工期遅れや設備損傷、作業員の安全確保に支障をきたすため、例外なく定常的な巡視が求められています。しかし、稼働確認の巡視には手間と時間がかかり、緊急時の発見が遅れると損害が拡大し、事故が発生するリスクもあります。

本サービス開発の概要

 セーフィーはこれまで、映像データをもとに遠隔での状況確認や業務効率化、映像解析による異常検知・予測などの様々なソリューションを提供し、土木・建築現場のDXを推進してまいりました。2024年9月には、クラウド録画サービス「Safie」とAIを活用して現場の状況をチャット形式で把握・共有できる「BizStack」とのシステム連携を開始(※3)し、自然言語による現場の報告と映像の組み合わせにより、現場の状況把握やトラブル対応を迅速化しています。

 MODEは、業界知識が豊富なパートナー企業と連携し、業界特有の悩みを解決する製品開発の取り組み「BizStack Industry Edition」を開始しました。その第一弾である建設現場向けに特化したソリューション「BizStack Construction Apps」では、「水中ポンプ死活監視 App」の提供を開始します。このAppは、現場に設置した水中ポンプの稼働状況をセンサーで感知し、稼働停止や異常が発生した際、AIがチャットやダッシュボードを通じて利用者にリアルタイムに通知します。これにより、トンネル工事や大規模ダム建設といった、地盤の状況を地表から十分に把握できない現場における水没のような重大事故のリスクを遠隔で把握できるようになります。

 また、現場に設置しているクラウドカメラの映像確認と組み合わせることで、現場の巡視コストを削減できるだけでなく、緊急時にはアラートを発報するため迅速な対応が可能になったり、職員が現場に不在のタイミングでも状況を把握できます。危険地域に足を踏み入れる必要性が減るため、事故の発生件数も減少します。

▼想定されるユースケース(※4)

  • ダム工事での湧水排水作業

  • 臨海工事でのドライアップ作業 / 排水作業

  • シールド工法を使ったトンネル工事での排水作業

「水中ポンプ死活監視 App」製品概要

▼サービス概要

  • センサーのみ販売提供、その他機器一式、LTE通信はレンタルで提供

    (※当社から屋外向けクラウドカメラの提供はございません)

▼サービス特徴

  • 水中ポンプの稼働状況がいつでもどこでも確認できる

  • 水中ポンプの異常を即座に関係者にチャットやメールで通知

  • カメラ、センサー、通信、クラウドシステムなどオールインワンで簡単導入

  • カメラとセンサーの両方のデータを得ることで現場にいるかのように判断

  • AIとの会話形式で利用できるため利用者のトレーニング不要

導入についての詳細は bu2-contact@safie.jp よりお問い合わせください。

(※1)テクノ・システム・リサーチ社調べ「ネットワークカメラのクラウド録画サービス市場調査(2024)」より、エンジン別カメラ登録台数ベースのシェア(55.3%)

(※2)リクルートワークス研究所:未来予測2040 労働供給制約社会がやってくる|報告書」(2023年03月28日発行):
https://www.works-i.com/research/report/forecast2040.html

(※3)プレスリリース「クラウド録画サービス「Safie」とIoTデータ向け生成AIチャットボット「BizStack Assistant」が連携」(2024年8月6日発表):https://safie.co.jp/news/3432/

(※4)写真提供:ピクスタ、Khun Ta / PIXTA(ピクスタ)、’90 Bantam/ PIXTA(ピクスタ)

セーフィーとMODEの今後の展開

 セーフィーとMODEは、土木・建築現場で活用される水中ポンプの稼働状況をモニタリングできるソリューションの提供を開始しました。現場の安心・安全を守り、工期を予定通りスムーズに進行するためには、水中ポンプをはじめ、あらゆる機器や設備の正常な稼働が重要です。今後も両社の強みを活かし、あらゆる機器や設備の稼働状況を迅速かつ正確に把握できるソリューションを展開し、安心・安全で効率的な現場運営を支えてまいります。より多くの現場で映像データを起点としたDXを推進し、次世代の建設現場づくりに貢献してまいります。

建設現場向けに特化した、セーフィー社販売のBizStackベースOEMソリューション「BizStack Construction Apps」とは

 「BizStack Construction Apps」は、建設現場向けに特化した、セーフィー提供のBizStackの業界特化ソリューションです。 セーフィーのクラウドカメラと各種センサー、そしてMODEのAI・IoT技術を統合し、現場の映像とデータをリアルタイムに可視化・解析。チャット形式で状況を報告し、現場の業務効率化と安全性向上を支援します。第一弾として「水中ポンプ死活監視 App」の提供を開始し、現場に設置した水中ポンプの稼働状況に異常が発生した際、利用者にリアルタイムに通知し、重大事故のリスクを遠隔から把握します。

クラウド録画サービス「Safie(セーフィー)」とは

 Safieはカメラとインターネットをつなぐだけで、いつでもどこでも映像を確認できるクラウド録画サービスシェアNo.1のサービスです。

 「映像から未来をつくる」というビジョンのもと、人々の意思決定に映像をお役立ていただける未来を創造し、企業から個人まで誰もが手軽に利用できる映像プラットフォームを目指しています。

 我々は「映像データであらゆる産業の”現場”をDXする」というビジネスコンセプトを掲げ、小売り、土木・建築、製造、医療などのあらゆる現場のDXを率先して推進しています。

セーフィーは、データガバナンスに関する下記指針を遵守すると共に、ステークホルダーの皆様と協調して啓発活動にも取り組んでおります。また、社外有識者よりプライバシー保護などに関する助言を受けながら、指針及び実務上の運用基準の見直しを行っております。

・データガバナンスに関する取り組み:https://safie.co.jp/csr/advisoryboard/

・データ憲章(2022年4月1日発行)

https://bucket.safie.link/pdf/csr/advisoryboard/safie_data_charter_JP.pdf


MODEについて

MODEは、“現場”のDXを加速させるソリューション型IoTプラットフォーム「BizStack」を提供しているアメリカ・シリコンバレー発のスタートアップです。製造・物流、建設業界を中心にさまざまな業界に現場データ活用を浸透させ、ビジネスに変革を起こし、一歩進んだ社会の実現を目指します。

2023年6月に発表したBizStack Assistantは『現実の世界で起こっていることを一番よく知る”AI”アシスタント』をコンセプトとし、生成AIとリアル世界とを、現場データを介してつなぎ、刻々と変わる現場の状況に合わせて、自然言語で問いかけ/対話することで、皆さまの業務を支援します。

【MODE, Inc.の会社概要】 

所 在 地 1840 Gateway Dr. Suite 250 San Mateo, CA 94404 USA

設 立 2014年7月

代 表 者 CEO / Co-Founder 上田 学 

事業内容 センサープラットフォーム及び関連ソフトウェアサービスの提供

コーポレートサイトU R L https://www.tinkermode.jp

映像から未来をつくる


【セーフィー株式会社の会社概要】

所 在 地 東京都品川区西品川1-1-1 住友不動産大崎ガーデンタワー

設 立 2014年10月

代 表 者 佐渡島 隆平

事業内容 クラウド録画型映像プラットフォーム「Safie」の開発・運営および関連サービスの提供

サービスサイトU R L https://safie.jp/

コーポレートサイトU R L https://safie.co.jp/

採用ページ https://safie.co.jp/teams

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会社概要

セーフィー株式会社

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URL
https://safie.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都品川区西品川1丁目1番1号 住友不動産大崎ガーデンタワー
電話番号
03-6417-9556
代表者名
佐渡島 隆平
上場
東証グロース
資本金
56億4366万円
設立
2014年10月