観光と移住が連携!五島市が「観光×移住」統合サイトをリニューアルオープン~観光客を関係人口、そして移住者へ導く~
長崎県五島市は、移住定住サイトをリニューアルします。観光サイトと連携させることで、観光を目的とした五島ファンに島ぐらしの魅力に触れる機会を創出します。
長崎県五島市は、この度、移住定住サイトをリニューアルオープンいたします。

【重要なお知らせ】
現行の五島市移住定住サイト「五島やけんよか!」は、五島市観光サイト「五島の島たび」内に統合された新たな移住コンテンツ「五島の島ぐらし」として公開されました。
■新サイトリリース日:2025年10月21日(火)


■リニューアルの目的
観光で訪れたことをきっかけに移住される方が少なくないことから、五島市は、観光客の皆様に島ぐらしの魅力を伝える機会を拡大し、さらなる移住促進を図ることを目的として、観光サイトと移住定住サイトを連携させることにしました。また、移住を検討する方々が下見等で五島市を訪れる際に、観光サイトの情報を得ることで充実した旅程を組むことができるという効果も期待できます。
■リニューアルの背景と内容
リニューアル前の五島市移住定住サイトは、市役所公式ホームページの一つのコンテンツとして存在していたため、市役所全体の統一したルールに基づいてサイト運営を行ってきました。しかし、SEO対策を業者委託する際に、CMSが開示されず機能調査ができないことやソースへのタグ設定が許可されず効果測定ができないなどの問題がありました。また、現行の五島市移住定住サイトの月平均ユーザー数が9,604人であるのに対し、五島市観光サイトは50,314人と、5倍以上の差があります。これは五島市観光サイトが一般社団法人長崎県観光連盟が運営する「ながさき旅ネット」のサブドメインで作られ、強力なユーザー誘引力の恩恵を受けていることが大きな理由です。
そこで、上記の問題を解決するとともに、月平均ユーザー数を上げるために、五島市移住定住サイトを五島市観光サイトのドメイン内に移設し、五島市観光サイト運営会社にSEO対策を委託することとしました。
五島市観光サイトにとっても、移住定住のコンテンツが加わることで、サイト全体のドメインパワーの強化に繋がりますので、相乗効果が図られます。
移設に合わせてサイトのリニューアルも行いました。新サイトは写真を多くして、島ぐらしのリアルを実感できるデザインを心掛けて作成しています。また観光客(関心)を移住(愛着)へ導くためには、その間に中長期滞在・関係人口化(親しみ)という段階があることが有効と思われますので、今後は中長期滞在に適した宿泊施設を検索できるように、ワーケーションや二地域居住など関係人口の情報をさらに充実させていく予定です。
■全国初の「観光」と「移住」の融合サイト
観光や移住など、目的別のターゲットに絞ったサイト運営をしている自治体は全国的に多くあります。しかし、所管する部署が異なるため管理委託会社も異なり、それぞれ独立した運営となっているのが現状です。五島市では、観光から移住検討への発展という、観光と移住の密接な関係性に着目。そして、この関係性を活かすため、全国で初めて、観光サイトのサブディレクトリに移住定住サイトを設置。これにより、観光サイトユーザーがスムーズに移住情報へアクセスできる仕組みを構築しました。
「五島の島ぐらし」ロゴに込めた想い

リニューアル後の移住コンテンツに引き継がれる「五島の島ぐらし」ロゴは、水彩画のような優しいタッチと手書き風の文字で、五島の豊かな自然(鬼岳と島を囲む美しい海)と、そこで営まれる温かい暮らしを表現しています。
五島市の象徴である椿の花もアクセントに添え、親しみやすく、安心感のあるデザインにすることで、移住を検討される皆さまに穏やかな島の生活をイメージしていただきたいという願いを込めています。
五島市は、本リニューアルを通じて、より多くの人々が五島市の魅力を知り、訪れ、そして住みたいと感じるきっかけを提供していきます。








長崎県五島市とは

長崎県の西に浮かぶ大小約150の島々からなる五島列島。
五島列島の最南端にある五島市は、五島列島最大の島、福江島と久賀島、奈留島の大きな3つの島を含む10の有人島と53の無人島で成り立っています。
飛行機では、スムーズに乗り継ぐことができれば羽田空港からは最短約3時間で、伊丹空港からは約2時間で到着します。

美しい自然や新鮮で豊富な食材、古い歴史と文化に恵まれている五島市は、新しい事業や雇用が生まれ続けている元気な島でもあります。
暮らしの環境も整っており、複数の大型スーパーやドラッグストア、総合病院や診療所があるほか、保育所や小中学校も多数あり、「安心して暮らせる島」と多くの方の移住先に選ばれています。
五島市全体の人口は、33,288人(R7年8月末現在)。
直近5年間で約1,200人の移住者を受け入れています。うち30代までの若い世代が半数以上を占めており、定着率は約8割です。
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