年間2000冊を読破する書店員が語る、漫画『黄泉のツガイ』が“売れる”と確信した瞬間「今のうちに読んでおくべき作品」
6月17日(月)、NOLOV(ノルオブ)がDJを務めるラジオ番組「COMIC ATLAS」(FMヨコハマ・毎週月曜日深夜26:30~27:00放送、毎週火曜日と金曜日にPodcast配信中)が放送。
今回の放送では電子書籍ストア「ブックライブ」の「書店員すず木さん」がゲストで登場。
漫画家・荒川弘さんの最新作「黄泉のツガイ」の魅力やリスナーからの感想を紹介する中、すず木さんが考える「黄泉のツガイ」の見所の話題で盛り上がる一幕がありました。
NOLOV: 「黄泉のツガイ」を読んで色んな感想とか好きなポイントあると思うんですけど、どうですか?
すず木さん: 最初に1巻が出て読んだ時に、その段階で、私が書店員なので、売れるかどうかを考えながら読むんですよ。そこで「売れるだろう」って思ったんです。でも、その時に思ったのが、「どうやって売るのかな」だったんです。
NOLOV: なるほど!
すず木さん: ネタバレしちゃいけないですし、「黄泉のツガイ」ってそこが面白いじゃないですか。
NOLOV: 書店員泣かせなんですよね(笑)漫画の頭の部分を説明したら、終わっちゃいますもんね。
すず木さん: せっかくこれから買って読む方にとっては特にですよね。1巻しか出てない時もそうですし。
NOLOV: 第1話だけでも、こっちの脳がハックされますもんね(笑)荒川先生が時代劇ファンタジーが上手いというか。もともと「鋼の錬金術師」もありましたしね。
すず木さん: 「和モノの歴史物なんだな、前は西洋だったのにね」みたいな。
NOLOV: これはやられましたよね(笑)掴みもバッチリですよね。ちなみにすず木さんが書店員としてじゃなくて、読者として刺さったポイントはあったんですか?
すず木さん: 色々好きなシーンはあるんですけど、3巻でアサが「解」の力を手に入れたシーンの目の表現なんですよ。「自分で手を汚すよ」と、覚悟を決めたシーンの次のコマが現在の優しい目になってて。
NOLOV: やさぐれた目からね。
すず木さん: そうなんです! そこから優しい目に戻る対比が「えぐ!」って思って(笑)
NOLOV: あのシーンの「自分で選択する道」っていうのが良かったですよね。
すず木さん: 荒川先生の作品って、「覚悟と責任」を常に描かれているような気がしていて。
NOLOV: しかも、「鋼の錬金術師」の時もそうでしたけど、若いタイミングで自分の道を選択するっていうシーンがありましたもんね。
すず木さん: コマの対比が凄いんですよね!
書店員と読者としての目線で持論を語ったすず木さん。その後も「黄泉のツガイ」のストーリーに深く切り込んだトークが繰り広げられ、最後にまだ読んだことが無い方に向けて「全く面白さが途切れることが無く、失速することがなく、ずっと面白いので読んで損は無いですし、今のうちに読んでおくべき作品ですね」と締めくくりました。
このエピソードはPodcastで聴くことができます。
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また6月25日更新のエピソードでは、書店員すず木さんの人生を変えた漫画を紹介!
こちらも是非お聴きください。
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