【K-1大会事後レポート】K-1無差別級トーナメントの頂点に”全試合KO”のアリエル・マチャド(ブラジル)に!金子・大久保勝利、チーム・チンギスは1対1の結果に
本日15日12時〜YouTubeにて「K-1 WORLD GP 2024 in TOKYO~FINAL~」一夜明け会見を実施
K-1/Krush の運営及びジム運営する K-1 実⾏委員会は、12月14日(土)に国立代々木競技場第一体育館大会にて『K-1 WORLD GP 2024 in TOKYO~FINAL~』を開催しました。
試合結果:https://www.k-1.co.jp/schedule/16628
本大会では、K-1 WORLD GP の無差別級王者が遂に決定する試合で西欧予選、南米予選などトーナメントを勝ち上がった強豪選手が世界から集結し、その頂点に”全試合KO”のアリエル・マチャド(ブラジル)が君臨しました。
ワンマッチには、王者 金子 晃大と元ONE選手のロシアンファイター、アスランベック・ジクレーブが激突。1Rにダウンを奪った金子が実力差を見せ付け、判定勝利(3-0)しました。
さらに、2024年9月大会で玖村 将史から大金星を勝ち取った大久保 琉唯と、王者・金子 晃大に僅差で判定負けを喫した璃明武が対戦。試合結果は判定3-0(※29:30(三者とも))で大久保が勝利。
7月に行われた世界最強決定トーナメントで優勝したストーヤン・コプリヴレンスキーには完全復活を遂げた和島 大海が挑戦。2R、圧巻の右ストレートでダウンを奪った和島が判定勝利(3-0))しました。
第2代K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王者のチンギス・アラゾフが、チーム・アラゾフとして2人の刺客を送り込み、チーム・チンギスvsチーム・K-1の2対2の対抗戦も注目され、結果は1:1のドローとなりました。
また大会当日は、パリ五輪で活躍した「Shigekix」こと半井 重幸(なからい しげゆき)さんによる初のスペシャルパフォーマンス、また大会スペシャルゲスト解説として俳優の「和田 雅成」さんが登場し、第14~第18試合を盛り上げその後囲み取材に応じました。
また本日12月15日12時〜YouTubeにて一部勝利選手による一夜明け会見を実施いたします。
一夜明け会見 視聴URL:https://youtube.com/live/gvGi0SHy7AQ
▼チンギス・アラゾフ率いるチーム・アラゾフとチームK-1の対抗戦は1対1のドローに
第2代K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王者のチンギス・アラゾフが、チーム・アラゾフとして海外から送り込んだダニラ・クワチ(ベラルーシ)、ダニール・エルモリンカ(ベラルーシ)の2人の刺客が、チームK-1 日本人選手の寺島 輝 、中島 千博と対抗戦を行い、結果は1対1のドローとなりました。
また、試合前にはチンギスによる2分1Rのミット打ちのデモンストレーションが行われました。その動きは現役時代と変わらぬスピードとパワーにあふれ、ミットを構えるトレーナーの手に、鋭く打ち込まれるパンチ音が観客を沸かせました。デモンストレーション終了後、アラゾフにスピーチをいただきました。
「K-1リングに戻ってこれて嬉しいです。今回、私が推薦する2人の選手を連れてきました。しっかり練習してきたので必ず勝ってくれると信じています。私も準備が整ったらリングに戻ってきたいと思っているので、そのときを楽しみにお待ち下さい。明日、私の一般向け特別セミナーも行うので遊びに来てください。」
▼第8試合/K-1スーパー・ライト級/3分3R・延長1R 寺島 輝 VS ダニラ・クワチ(ベラルーシ)
ダニラ・クワチ(ベラルーシ)がKO(1R2分08秒 ※右バックブロー)勝利。
1R、クワチが積極的に左のローキックとミドルキックで攻め込んでいく。だがそのうちの一発がローブローとなり試合が中断。再開後、クワチの左ハイキックがヒット。序盤で早くもダウンを奪う。中盤以降はボディストレートで寺島の意識を下に向け、直後に左フックからバックブローを一閃。これがアゴを捉え、クワチが戦慄のKO勝利を飾った。試合後にマイクを握ったクワチは、関係者や観客に感謝を述べつつ「さらに強くなって来日したいと思います」とアピールした。
▼第9試合/K-1スーパー・フェザー級/3分3R・延長1R 中島 千博 VS ダニール・エルモリンカ(ベラルーシ)
中島 千博が延長判定(3-0 ※10:9(三者とも))で勝利。
1R、エルモリンカが積極的に左右のローキック、左ハイキックを繰り出す。中島も上段に前蹴りを返すなど、冷静に対処する。その後もエルモリンカが先に手を出し、中島がカウンターを合わせていくという展開に。手数では、ややエルモリンカが上回る。
2R、中島が空手仕込みの前蹴りで機先を制する。エルモリンカも左ミドルキックを返していくが、中島も同じく左ミドルキックで迎撃する。エルモリンカの強烈な右ストレートに対し、中島は時おりスイッチしながらミドルキックで反撃。甲乙つけがたい内容で2Rが終了。
3R、エルモリンカのフックに対し、中島はショートアッパーや前蹴りを返していく。圧力を強めるエルモリンカだが、中島はみぞおちを打ち抜くような前蹴りで前進を許さない。このラウンドも均衡は崩れず、三者とも30-30のドローとなった。
EXラウンド、中島がスイッチしながらのローキックで前に出る。1分すぎには両者の大振りのフックが交錯。スリリングな攻防が続く。一時、見合う場面もあったが、最後までエルモリンカの強打を封じた中島が判定3-0で逃げ切った。
▼第13試合/K-1無差別級 シナ・カリミアン(イラン)VS 木村 太地 が崩れ落ちノーコンテストに
シナ・カリミアンは、2024年10月 K-1 WORLD GP 2024 無差別級アジア予選でイストラテと再戦するも、後頭部を殴られたとアピールして倒れ込み、ノーコンテストとなりましたが、イストラテが決勝トーナメント進出となったことを不服として、10月25日に開催されたKrush.166の会場にニコラス・ペタスと現れ、Krushの宮田充プロデューサーに抗議して物議をかもしました。そして今回、木村のX投稿で対戦希望したことがきっかけで試合が決定しました。
結果は、ノーコンテスト。
1R 2分45秒、木村に偶発的なローブローが入り、ドクター判断で試合続行不可能となりノーコンテストとなった。1R、両者のローキックと左右フックが交錯。その後、木村の左ジャブがカリミアンの顔面を捉える。だがカリミアンが打ち合いの最中に左右フックを連打。左フックを食らった木村が、たまらずダウンを喫する。鼻血が見える木村に対し、カリミアンは左ジャブで二度目のダウンを奪取。木村はふらつきながら左右の大振りフックを返すが、カリミアンのヒザ蹴りでリング上に崩れ落ちる。
これはブレイク後の攻撃ということで、ダウンは宣告されず中断の後に試合が再開。木村が劣勢を取り戻そうとパンチで飛び込むが、カリミアンの左ローキックがローブローとなってしまい、またも試合が中断となる。結果、偶発的なローブローにより木村が続行不可能に。試合は2分45秒でドクターストップ。1Rが終わっていないためノーコンテストとなりました。
▼第16試合/K-1スーパー・バンタム級/璃明武 VS 大久保 琉唯 激戦を制し、大久保が判定勝利 結果は、判定3-0で大久保 琉唯が勝利
1R、大久保がまずはローキックとジャブで牽制。璃明武もローキックを返していく。中盤まではクリンチの場面はあるものの、遠い間合いの攻防が続く。終盤、大久保の右ストレートがヒット。大久保がやや優位に試合を進める。
2R、ガードを固めながら両者がフックを連打。だが1分すぎから、また中距離での心理戦となる。大久保はスイッチやL字ガードを織り交ぜながら璃明武を幻惑。ストレートの打ち終わりに、コンパクトな左ストレートを突き刺す。
3R、ミドルキックと右ストレートで大久保が襲い掛かる。フックでの反撃を食らうも、ムエタイを思わせる崩しで璃明武にペースを握らせない。残り1分になると、ロープ際の璃明武に大久保がパンチを連打。ここはうまく体を入れ替えた璃明武だが、なかなか自身のパンチを当てることができない。結果、先手で攻め続けた大久保が判定3-0(※29:30(三者とも))で勝利。
試合後、マイクを握った大久保は「試合前はKO狙うと言っていましたが、この結果。すごく悔しいです。」とファンに向かって勝利するも謝罪しました。
▼第17試合/スーパーファイト/-56kg契約/ 金子 晃大 VS アスランベック・ジクレーブ(ロシア)ダウンを奪った金子が判定勝利
結果は、判定3-0(※30:27/29:28/30:27)で金子 晃大が勝利。
1R、金子がコンパクトな左ジャブを突き刺す。ジクレーブも左のローキック、ミドルキックを返しつつ、右のフックを打ち込んでいく。中盤はジクレーブの攻めを見極めるようにガードを固め、残り1分となったところでカウンターの右ショートフックを一閃。格の違いを見せるように、ジクレーブからダウンを奪う。
2R、距離をつかんだのか、このラウンドはジクレーブの左右フックに合わせ金子も積極的にパンチを打ち返していく。中盤、ジクレーブは顔面への前蹴りやバックブローで反撃を開始。ジクレーブが形勢を逆転させたかに見えたが、金子が被せるような右のフックで強引にペースを引き戻す。右フックでジクレーブが体勢を崩したため、このラウンドのポイントは微妙。
3R、ジクレーブがジャブとミドルキックで前進。金子の左右フックが顔面を捉えるも、ジクレーブは攻め手を緩めない。驚異的なスタミナでジャブと左ミドルキックを出し続けるジクレーブに対し、金子も要所で右ストレートを繰り出し顔面を跳ね上げる。最後まで打ち合いが続き、勝敗はジャッジの手に委ねられることに。ノンストップの一戦は、1Rにダウンを奪った金子に軍配があがった。
試合終了後、金子は「KOはできなかったですが、今年は勝負の年でTHE MATCHの敗北を取り返しました。今日を乗り越えられたのはみなさんのおかげです。来年も期待しててください。」と、来年に向けた決意を述べました。
【宝仙堂の凄十 presents】K-1 WORLD GP 2024 無差別級トーナメントは”全試合KO”のアリエル・マチャド(ブラジル)が王者に
前回大会のK-1 WORLD GP 2024 無差別級アジア予選で勝ち進んだ、山口 翔大(日本)、クラウディオ・イストラテ(イタリア)、フェン・ルイ(中国)、マッティア・ファラオーニ(イタリア)、アリエル・マチャド(ブラジル)、リース・ブルーデネル(イギリス)、K-Jee(日本)、エロール・ジマーマン(キュラソー)の8名による頂上決戦が行われ、結果は、3戦連続KO勝利したマチャドが王者となりました。
・第10試合 準決勝(1)フェン・ルイ(中国)VS 山口 翔大(日本)
第2試合 1R、反則攻撃で大暴走したイストラテ(ルーマニア)にレッドカードが渡り、反則勝ちした山口 翔大と、第3試合 マッティア・ファラオーニ(イタリア)に最後まで圧力をかけ続け、判定2-0(※30:29/30:30/30:29)で勝利したフェン・ルイ(中国)との戦いにルイが判定勝利(3-0 ※30:29(三者とも))し、決勝戦に駒を進めました。
1R、ルイが前足のローキックで先制。山口はガードを固めながら、隙を見て右フックを返していく。試合は絶え間なく手を出すルイと、様子を見つつ重い空手流の下段廻し蹴りを繰り出す山口、という展開に。2R、両者のコンパクトなローキックが交錯。距離を詰める山口に対し、ルイは前蹴りで間合いを維持していく。中盤以降はルイのジャブや左右のローキックが目立ち、山口は時おり放つ下段廻し蹴り以外は攻めがつながらない。このラウンドも手数ではルイが優勢に。3R、山口ががっちりカードを固めながら下段廻し蹴りを連打。ルイもガードの上から左右のフックを叩き込む。手数ではルイだが、山口の体重を乗せた振り下ろし下段で対抗。残り30秒、山口の左前蹴りがローブローとなり試合が中断。再開後に蹴りをまとめたルイが判定3-0で勝利した。
・第11試合 準決勝(2)アリエル・マチャド(ブラジル)VS エロール・ジマーマン(オランダ)
第4試合 リース・ブルーデネル(イギリス)にKO勝利(1R 2分34秒 ※左フック)したアリエル・マチャド(ブラジル)と、第5試合 K-Jee(日本)にKO勝利(2R 0分58秒 ※飛びヒザ蹴り)したエロール・ジマーマン(オランダ)との戦いで、マチャドがKO勝利(2R 2分33秒 ※右カーフキック)し、決勝進出しました。
1R、まずは両者が距離を取りローキックで牽制し合う。圧力をかけるジマーマンに対し、マチャドはリングを広く使いながら左フックを返していく。先手はつねにジマーマン。だがマチャドは最後まで決定打を許さず、ジマーマンの攻撃を未遂に終わらせる。2R、マチャドがローキックで先制。ジマーマンは1Rで足を痛めたか、前に出る動きが止まる。ジマーマンも飛びヒザ蹴りなどで意地を見せるが、マチャドのカーフキックが効果的にヒット。ダメージが蓄積したジマーマンに反撃の力は残されておらず、マチャドが追い打ちのカーフキックでKO勝ちを収めた。
・第18試合 決勝戦 フェン・ルイ(中国)VS アリエル・マチャド(ブラジル)
山口を判定3-0で破ったルイと、カーフキックでジマーマンを沈めたマチャドの顔合わせとなった決勝戦。マチャドがKO勝利(1R 2分55秒)し、無差別級トーナメントの頂点に立ちました。
1R、ルイが左のサイドキックで飛び込む。だがマチャドは動じず、冷静にローキックを返していく。中盤、ルイの左右フックがマチャドの顔面を捉える。直後にルイも左フックを被弾。すかさずマチャドが右ローキックを叩き込み、戦前からダメージが蓄積していたと思われるルイからダウンを奪う。残り10秒。マチャドがコーナーにルイを詰めると、豪快な左フックを一閃。糸が切れたようにルイの体がリング上に崩れ落ち、マチャドがKO勝利しました。
尚、本大会を見逃してしまった方も、当日の大会試合動画はK-1公式YouTubeチャンネルおよび
(https://www.youtube.com/k1wgp_pr)、下記にてご覧いただけます。
皆さんどうぞご覧ください。
【一夜明け会見】
本日開催された大会の一夜明け会見を、下記スケジュールのとおり開催します。
会見の模様は「K-1【official】YouTube channel」にて生配信します。
◇日時
2024年12月15日(日)12:00〜 会見開始
◇視聴URL
https://youtube.com/live/gvGi0SHy7AQ
【今後の放送予定】
◇テレビ&ビデオエンターテインメント「ABEMA」
「K-1 WORLD GP 2024 in TOKYO~FINAL~」PPV
見逃し放送|配信終了後から12月21日(土) 23:59まで視聴できます
https://abema.tv/live-event/029d8564-b9a5-4c99-b818-5b794e8452a0
◇GAORA - CSスポーツチャンネル https://www.gaora.co.jp/fight/3885540
番組名 「K-1 WORLD GP 12.14国立代々木競技場第一体育館」
放送スケジュール:
12月14日(土) 11:15 ~ 22:00
12月26日(木) 16:00 ~ 25:00
1月10日(金) 19:00 ~ 28:00
実況席メンバー
魔裟斗(K-1 WORLD MAX2003・2008世界王者)
佐藤嘉洋(K-1 WORLD MAX 2006・2007日本王者)
ゆうちゃみ(K-1公式応援ギャル)
井口綾子(K-1公式サポーター)
平子祐希(アルコ&ピース)
和田雅成(スペシャルゲスト解説)
<【次回大会情報】 2025年2月9日(日)K-1 WORLD MAX 2025>
https://www.k-1.co.jp/schedule/16647
日程:2025年02月09日(日)
会場:国立代々木競技場 第二体育館
開催時間:未定
主催・後援:
・主催・著作 K-1実行委員会
・企画・制作 株式会社M-1スポーツメディア
・運 営 株式会社グッドルーザー
チケット料金:
・ロイヤルシート 70,000円 (当日 70,500円)
・アリーナSRS席 50,000円 (当日 50,500円)
・アリーナRS席 30,000円 (当日 30,500円)
・アリーナS席 15,000円 (当日 15,500円)
・スタンドS席 15,000円 (当日 15,500円)
・スタンドA席 10,000円 (当日 10,500円)
・スタンドB席 7,000円 (当日 7,500円)
※消費税込み/全席指定/小学生からチケットが必要となります。
※当日券は、全席種+500円となります。
5月31日(土)横浜BUNTAI 「K-1 WORLD MAX 2025」
7月13日(日)マリンメッセ福岡「K-1 WORLD MAX 2025」
※大会は都合により変更・延期・中止となる場合があります。
ー選手キャスティング・出演依頼はこちらまでー
(株)GENスポーツマネジメント
東京都渋谷区神宮前6-34-20 原宿リージェンシー1F
TEL : 03-6433-5253 メール:gsm@k-1.co.jp
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