ミラノの複合施設アルマーニ / シーロスにて、『ギイ・ブルダン:Storyteller』展がスタートしました
ミラノ、2023年2月 ージョルジオ アルマーニは、複合施設「アルマーニ / シーロス」において『ギイ・ブルダン:Storyteller』展を開催します。同展はフランス人フォトグラファー、ギイ・ブルダンの作品へのオマージュであり、挑発的なスタイルから深掘りされる作品の構成とストーリー性が目指すところを描き出すというものです。彼が尊敬してやまなかった映画監督のアルフレッド・ヒッチコックや画家のエドワード・ホッパーのように真のストーリーテラーであるブルダンは、犯罪小説やミステリー小説といった小説全体を1枚の写真に凝縮して表現することができました。
今回のアルマーニ / シーロスでのエキシビションのために、ジョルジオ アルマーニとギイ・ブルダン・エステートは、アイコニックなショットだけではなく、あまり知られていない写真を含む100枚の作品を選びました。ブルダンのスタイルを特徴づける飽和色使いが、赤、緑、ピンクの部屋全体で探求される一方、ブルダンならではの脱構築されたフォルムや、彼独自の構成がマネキンを使った作品で表現されています。21枚のモノクロ写真は、最もシンプルなコントラストでさえ、ブルダンの表現力がいかに高いものであるかをはっきりと分からせてくれます。映画はブルダンのクリエイティビティの中心的な要素であり、犯罪現場や警察の追跡シーンを思わせる広告キャンペーンの写真が展示されている一室では、アルフレッド・ヒッチコックと「ミステリアスなプロット」というテーマに彼が魅了されていたことを暗示しています。
「同展は、アルマーニ / シーロスを現代写真文化の中心地とし、アルマーニの世界に関連するものだけでなく、それ以外の限りないものまでも取り込んでいくという私の目指すところを強く示すものです。一見、ギイ・ブルダンは私とはあまり共通点がないように見えるアーティストです。しかし彼の語る言葉は明快かつ写実的で、インパクトがあります。彼の作品が挑発的であることはすぐに見て取れますが、私が最も感銘を受け、注目したかったのは、むしろ彼のクリエイティブな自由さ、ストーリーテリングの力量、そして映画へのあふれるばかりの愛情です。私は、ブルダンの大勢に従うことなく、何ら妥協しなかった姿に共感しました。集団的想像力に訴えるには、これ以外の方法はないと思っています」とジョルジオ・アルマーニは述べています。
1928年にパリで生まれたギイ・ブルダンは、画家としてキャリアをスタートさせ、1950年代前半に独学でフォトグラファーとしての道を歩み始めます。1951年に出会ったマン・レイとの長年の親交により、シュルレアリスム的な作風や雰囲気に満ちた独自のスタイルを瞬く間に確立したのです。フランス版『VOGUE』に見出されたのち、ブルダンは同誌とのコラボ―レーションの元、自由な発想の写真撮影や広告キャンペーンを手がけます。撮影では、製品ではなく、イメージ作りを優先するという彼の揺るぎない信念がぶれることはまったくありませんでした。ブルダンの画家としての経歴が、色彩の綿密な研究から、不条理と崇高の間を行き来する構図まで、観る人の潜在意識を強く刺激する彼ならではのアプローチに影響を及ぼしています。超現実的な色使い、光と影の駆け引き、モデルの「艶やかな」メイクアップは、すべて彼固有の独特なビジュアルコードの一部です。
『ギイ・ブルダン:Storyteller』展は、2023年2月24日から8月31日まで開催されます。
アルマーニ / シーロス
via Bergognone, 40 Milan, Italy. www.armanisilos.com
写真クレジット © 2023, The Guy Bourdin Estate
ダウンロード画像
https://xfs.jp/5mik3u
読者お問合せ先
ジョルジオ アルマーニ ジャパン
TEL:03-6274-7070
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像