原料は店舗で不要になったプラスチックハンガーを再利用 SUIT SQUAREが水平リサイクルハンガーを初めて商品化
環境負荷軽減を目的に資源循環の取り組みを推進
青山商事株式会社(本社:広島県福山市/代表取締役社長:遠藤 泰三)は、環境負荷軽減を目的とした資源循環の取り組みとして、洋服の青山、SUIT SQUARE(スーツスクエア)の店舗で使用していた破損および不要になったプラスチックハンガーを原料とした販売用の水平リサイクルハンガー(約9,000本)を初めて作製し、9月20日(土)から「SUIT SQUARE」全店(37店舗)で販売を開始します。

当社は2024年に発表した「2024~2026年度中期経営計画」において、サステナビリティの取り組みを基本戦略の1つに定めており、環境分野においては2050年カーボンニュートラル(Scope1+2)を宣言しています。(https://www.aoyama-syouji.co.jp/ir/management/pdf/plan/plan2024-2026.pdf#page=34)その実現に向けた活動の1つとして、2021年度からプラスチックハンガーの再資源化による廃棄物の削減に取り組んでいます。店舗で破損および不要になったハンガーは商品センターに集約し分別、粉砕した後にリサイクル専門業者に引き渡しを行うことで、2021年度から2024年度までの4年間で約320tをリサイクルしました。また、これら作業工程内の分別、粉砕においては障がいのある方が行っており、新たな活躍の場にもなっています。
そのような中、昨年度取り組んだ店舗で使用する商品陳列用の水平リサイクルハンガー作製に続き、この度、販売用の水平リサイクルハンガーを企画しました。プラスチックのリサイクルは耐久性や色ムラ、コストの安定化を図る上でリサイクル材(再生材)とバージン材(新品の原料)を混合する事が多いのが特徴です。今回は原料を自社の破損および不要ハンガーに限定しプラスチックリサイクル率100%のハンガー作製を実現しています。また、障害のある方が活躍し自社内で粉砕作業を行うことでコスト面の課題も解決しています。
当社グループでは今後も環境課題の認識と解決のためにSDGsを重要視し、持続可能な社会に向けた取り組みを推進してまいります。

【商品概要】
商品 メンズJKハンガー(品番:OHS-4055)
レディースJKハンガー(品番:OHS-9601)
共通ボトムスハンガー(品番:OHS-9713)
素材 再生ポリスチレン/スチール
販売価格 全て税込770円
販売店舗 SUIT SQUARE全店(37店舗)
※記載の情報はリリース発表時現在のものです。

■担当者コメント リテール第二部 小野啓喜
資源の有効活用とともに障がいのある方の活躍などがあって誕生した水平リサイクルハンガーをお客様の手に取っていただき、当社のSDGsの取り組みを1人でも多くの方にご認識いただけるきっかけになれば非常にうれしいです。そして、今回作製した肉厚でスーツの型崩れ防止にもつながるハンガーを使用し、洋服を長く大切に着用していただきたいと思います。
■商品センターの作業工程





■障がい者雇用の取り組み
当社では、身体障がいや知的障がい、精神障がいのある方が働きやすい職場づくりに取り組んでいます。当社の本社や営業店とともに、物流センター「井原商品センター」「千葉センター」「神辺商品センター」では、障がいのある方が多く在籍し、商品の検品や値付け・梱包などの業務分担を細分化することで、個人がそれぞれの特性を活かして働ける業務に就いています。2024年度の障がい者雇用率は法定雇用率2.5%に対し3.05%となっています。
■その他リサイクルの取り組み
・ハンガー納品による段ボール資材使用低減とスーツカバーのリサイクル
・不要衣類の回収と資源循環
(https://www.aoyama-syouji.co.jp/ir/esg/e_activities.html#e_activities_detail_05)
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