自然災害からどうやって身を守る? 局地的な大雨、大型台風、記録的猛暑、そして巨大地震──、災害多発時代に必携の『NHK出版新書 新・いのちを守る気象情報』が5月11日発売!
気象情報の読み方と防災の必須知識を、NHK「ニュースウオッチ9」の気象キャスターがわかりやすく解説。
激甚化する自然災害に私たちはどう対処すればいいのか? 気象情報の読み解き方と防災の必須知識を、NHK「ニュースウオッチ9」の人気気象キャスターであり、連続テレビ小説「おかえりモネ」の気象考証もつとめる著者が、わかりやすく解説します。前著から8年、その間に大きく変わった気象情報に対応する改訂最新版!
- 自分だけは大丈夫という「意識」から変えていく
しかし、情報を活かしきれていない状況は、以前と変わっていません。2018年の平成30年7月豪雨(別称、西日本豪雨)では、200人を超える方が亡くなりました。防災気象情報の伝え方の改善が急務であり、取り組みは各所で進められています。
そこで、改訂版の本書では、「いつ」「どの情報に注目すべきか」についてより詳しく記していきます。実際に行動するのは「あなた自身」だということを強く意識して読み進めて下さい。気象情報は、より良い未来を生きるための情報です。
──「はじめに」より
- 気象防災情報の必須知識と読み解き方をアップデート!
- いかに「行動」するべきか、「いつ」「どの情報に注目すべきか」
必要なときにすぐに見直すことができるように、各章の最後には「行動に移すためのチャート」を「チェック」としてまとめています。また巻末には、補章として「最新情報の集め方」も収載しています。
- 著者
斉田 季実治(さいた きみはる)
1975年、東京都生まれ。気象キャスター。北海道大学で海洋気象学を専攻し、在学中に気象予報士資格を取得。北海道文化放送の報道記者などを経て、2006年からNHKの気象キャスターを務める。現在はNHK「ニュースウオッチ9」に出演中。防災士。危機管理士1級。星空案内人。日本気象学会、日本災害情報学会、日本危機管理防災学会会員。著書に『知識ゼロからの異常気象入門』(幻冬舎)、監修に『天気のふしぎえほん』(PHP研究所)など。
- 目次
<第1章 「大雨」による大規模災害に備える>
1 同時多発的な河川の氾濫
2 局地的な大雨と都市型水害
3 雨による死亡災害
4 大雨による災害をイメージする
5 自らのいのちを自ら守るための情報へ
★チェック 避難は〝事前〞に決めておく
<第2章 「台風」の災害リスクをどう減らすのか>
1 台風の被害をイメージする
2 台風による死亡災害
3 台風の対策は3段階
4 知っておきたい台風の知識
5 特別警報とマイ・タイムライン
★チェック 台風対策「いつ」「どこで」「何を」
<第3章 「雷」の常識は間違いだらけ>
1 「雷」は光と音の時間差で安心してはいけない
2 雷による災害
3 「大気の不安定」を意識する
★チェック 落雷のリスクは「科学的」に減らす
<第4章 「竜巻」発生の見極め方>
1 竜巻の予想は1%しか当たらない?
2 竜巻による災害
3 竜巻は解明されつつある現象
★チェック 「五感」を総動員して、竜巻の接近を察知する
<第5章 「猛暑」に負けない「熱中症」対策>
1 まさかの熱中症体験
2 日常生活の中で「熱中症」が急増
3 熱中症による死亡災害
4 熱中症は防ぐことができる
★チェック 熱中症は習慣と気遣いで防ぐことができる
<第6章 「大雪」の災害は〝慣れ〞から起こる>
1 雪の事故は油断が命取り
2 雪による死亡災害
3 雪の量だけでなく風や温度の変化にも注意
★チェック 慣れや過信が雪の事故を招く
<第7章 「地震」頻発時代をどう生き抜くか>
1 相次ぐ震度7の地震
2 地震による死亡災害
3 巨大地震は予知できるのか
4 どう行動すべきかシミュレートする
★チェック 防災グッズ「非常持出品」「非常備蓄品」
<第8章 「火山」の噴火予知はどこまで可能か>
1 噴火予知はどこまで可能になったのか
2 噴火による災害
3 噴火対策は情報の入手が鍵
★チェック 火山の噴火対策は事前準備が重要
<補章 最新情報の集め方>
◉気象予報士がよく利用するウェブサイト
◉気象予報士がよく利用するアプリ
おわりに
- 商品情報
『NHK出版新書 新・いのちをまもる気象情報』
著者:斉田 季実治
出版社:NHK出版
発売日:2021年5月11日
定価:本体968円(税込)
判型:新書判
ページ数: 232ページ
ISBN:978-4-14-088654-0
URL:https://www.amazon.co.jp/dp/4140886544
https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000886542021.html
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