記憶の底にこびりつく忘れた方がいい「何か」『こどもの頃のこわい話 きみのわるい話』が9/29に発売
2025年9月29日(月)発売

株式会社竹書房(所在地:東京都千代⽥区、代表取締役社⻑:宮⽥ 純孝)は、著 蛙坂須美『こどもの頃のこわい話 きみのわるい話』を2025年9月29日(月)に発売いたします。
<あらすじ・内容紹介>
幼少期に目撃した奇妙な光景、いま思い出してもぞっとする体験。
それぞれが己の胸にあれは何かの勘違いか夢であったと封印してきた記憶を静かに呼び覚まし、丹念に聴き集めた怪異取材録。
猿面の人物は相変わらず、タタタン、タタタン、と同じリズムで太鼓を叩き続けている。よく見れば、ジャングルジムの下のほうに犬用のリードみたいなものが結びつけてあり、その先にはこれもまた真っ赤な革製の首輪がつながっていた。猿なし猿まわし。そんな言葉を当時の康介さんが思い浮かべたかどうかは定かでないが、気味が悪いと感じたのは事実だ。おまけに、その太鼓の音を聞いていると、不思議と不安な気持ちになってくる。心拍数が増え、腋の下から汗がにじむ。腰から下の力が抜けて、体温が奪われていくようだ。「……あれ、ちょっとダメなやつかも。もう行こうぜ」
――「猿なし猿まわし」より
・公園から聞こえる太鼓の音。そこには見えない猿をつれた猿面の男がいて…「猿なし猿まわし」
・友人家族と行った異形の集う焼肉屋。そこで食べた定番メニューにないものとは…「焼肉ハナ」
・学級文庫にあった不気味な児童書。誰もがそんな本はなかったと言うのだが、一人だけ記憶を共有する子がいて…「首のない女の子の話」
・両親以外の男女と暮らしていた謎の記憶。そこで繰り返される不気味な儀式とは…「家族こっくりさん」
・祖父母の家にお泊りした夜、仏間を覗くと二人の男女が異形の腹を嘗め回していて…「餓鬼ねぶり」
・母の化粧台の抽斗から出てきた烏帽子姿の男と異界に繋がってしまった自宅のトイレ…「おばけの世界」
・母が亡くなってから部屋に引きこもってしまった父。娘が部屋の中に見たものは…「人形地獄」
他、追憶の45話収録。
<イベント・特典情報>
本書の発売を記念して、著者の蛙坂須美先生のサイン会を機械書房(東京)で開催いたします。
開催場所:機械書房(東京・水道橋駅最寄り)
所在地:東京都文京区本郷1丁目5−17 三洋ビル 36
開催日時:10/3(金)18時~20時
さらに、機械書房で『こどもの頃のこわい話 きみのわるい話』を購入していただいた方に、蛙坂須美先生の書き下ろし怪談が収録された特典ペーパーを配布いたします。
サイン本の通販も行われているので、遠方の方もこの機会をお見逃しなく。
<書誌情報>

タイトル:『こどもの頃のこわい話 きみのわるい話』
著者:蛙坂須美
◆発売日:2025年9月29日
◆仕様:文庫/288ページ
◆予価:840円+税
<作家情報>
蛙坂須美(あさか・すみ)
Webを中心に実話怪談を発表し続け、共著作『瞬殺怪談 鬼幽』でデビュー。
著書に『怪談六道 ねむり地獄』、共著に「怪談百番」「怪談七変幻」各シリーズ、『憑き狂い 現代怪談アンソロジー』『怪談番外地 蟲毒の坩堝』『実話怪談 虚ろ坂』『実話奇彩 怪談散華』など多数。

■株式会社竹書房について
1972年設立。麻雀漫画誌「近代麻雀」や、4 コマ漫画等の専門雑誌、書籍、コミック、写真集、DVD などを取り扱う出版社です。
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