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日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社
会社概要

ベーリンガーインゲルハイムがTrutino Biosciences買収オプションに署名

日本ベーリンガーインゲルハイム

2022年6月14日、ドイツ/インゲルハイム及びカリフォルニア州/サンディエゴ – ベーリンガーインゲルハイムは本日、サンディエゴを拠点とするバイオテクノロジー企業であるTrutino Biosciences Inc.を買収するオプション(以下「本取引」)に署名したことを発表しました。

Trutino Biosciencesは、がん免疫と自己免疫疾患を治療するための次世代サイトカイン療法に関する創薬および開発に取り組む前臨床開発中心のバイオテクノロジー企業です。 ベーリンガーインゲルハイムは、がん細胞を標的とした化合物と免疫細胞を標的とした化合物の2本柱からなる研究戦略で、がんに立ち向かっています。ベーリンガーインゲルハイムとTrutinoとの間で現在進行中の研究パートナーシップは、患者さんの免疫系に働きかけてがんを攻撃する包括的な取り組みの一環です。

「ベーリンガーインゲルハイムは、Kim博士およびTrutino Biosciencesの卓越したチームとのパートナーシップを拡大できることを楽しみにしています。 すでに協力している共同研究は短期間で急速かつ素晴らしい進歩を遂げており、この分野は、当社の免疫を標的とした治療薬候補と組み合わせた時にベネフィットをもたらす可能性があると期待しています」とベーリンガーインゲルハイムのコーポレート・シニアバイスプレジデント兼創薬研究部門のグローバルヘッドであるClive R. Wood(Ph.D.)は語り、「腫瘍微小環境内に局在する特異的サイトカインの選択的活性化は非常に有望であり、免疫系ががんを攻撃する力を十分に利用するために重要となる可能性があります」と述べています。

MBAと博士号を持ち、Trutino Biosciencesの創設者でありCEOであるPhillip Kim氏は次のように語っています。「最初の戦略的提携が始まってから2年が経過しました。世界のがん患者さんの生活を一変させる可能性のあるサイトカイン療法の選択肢を前進させるために、がん免疫学のリーダーであるベーリンガーインゲルハイムとのパートナーシップをさらに強化することを大変嬉しく思っています。ベーリンガーインゲルハイムは、当社の革新的な科学的アプローチや、患者さんに新しいがん治療薬を届けることに、深くコミットしています。このグローバルなパートナーシップは、当社独自の「オンデマンド・サイトカイン」プラットフォームの幅広い可能性を検証するものです。今回拡大された共同の枠組みの一環として、単剤で、またベーリンガーインゲルハイムのパイプラインポートフォリオ(がんワクチン、腫瘍溶解性ウイルス、T細胞誘導剤、及びその他の治療法)と組み合わせて、新世代のサイトカイン療法を迅速に開発することを私たちは目指しています」。

ベーリンガーインゲルハイムは本合意に基づき、所定の期間内にプログラムのマイルストーンが達成された時点でTrutino Biosciencesの株式をすべて購入する権利を有します。その時までTrutinoは独立企業としての業務を継続し、既存の有意義な戦略的パートナーシップと企業間の共同研究契約も中断なく継続します。

本取引の対価は、オプション料金、転換社債の発行及び固定買収価格の条件で構成され、事前に定められたマイルストーン達成後にTrutino Biosciencesを買収します。 オプションへの署名時にベーリンガーインゲルハイムが資金提供したオプション料金及び転換社債の元本は、Trutino Biosciencesの次の主要な開発マイルストーンまでの資金をTrutino Biosciencesに一括して全額出資することになります。

ベーリンガーインゲルハイムとTrutino Biosciencesは、サンディエゴで開催されたベーリンガーインゲルハイムの「Grass Roots Innovation」のイベントの中で2019年に出会いました。 その後2020年に条件付きでマスクされたサイトカインに関してマルチターゲット戦略的パートナーシップを構築しました。ベーリンガーインゲルハイムのGrass Rootsプログラムでは、バイオテクノロジー起業家へのメンタリングと、専門知識や可能な資金調達へのアクセスを提供しています。 詳しくは、Grass Roots Innovationをご覧ください。

Trutino Biosciencesについて
Trutino Biosciencesは、有害な副作用を引き起こすことなく疾患部位でがんを攻撃する免疫細胞を安全に活性化できる次世代サイトカイン療法を開発することで、がん患者の免疫バランスを回復させることを使命とした研究主導型バイオ医薬品企業です。Trutino独自のOn-Demand-Cytokine™(ODC)プラットフォーム技術は、不活性の形で全身に送達され、腫瘍部位で直接局所的に活性化される治療薬候補の設計を可能にすることで、従来のサイトカイン療法の重篤な毒性を回避し、単剤又は他の治療法との併用による有効性の改善を可能にすることを目的としています。2018年に設立されたTrutinoはODCプラットフォームから派生した新規のZYTOKINES™とZYMOKINES™で幅広いメニューを開発しています。これらは全身毒性のリスクなく、腫瘍部位でのみがんを攻撃する免疫反応を最大限に誘発します。同社の主力製品候補であるODC-IL2は、有力な前臨床データを示しており、併用療法アプローチでは相乗効果が強化されるようなIL-2療法となる可能性があることが示唆されています。Trutino Biosciencesの詳細については、www.trutinobio.comをご覧になり、Twitterの@TrutinoBioでフォローをお願いいたします。

ベーリンガーインゲルハイムについて
ベーリンガーインゲルハイムは、今日そして次世代にわたり、暮らしを変革する画期的な医薬品や治療法の開発に取り組んでいます。研究開発主導型のバイオ製薬企業のリーディンクカンパニーとして、アンメットメディカルニーズの高い分野において、イノベーションによる価値の創出に日々取り組んでいます。1885年の創立以来、ベーリンガーインゲルハイムは、株式を公開しない独立した企業形態により長期的視野を維持しています。医療用医薬品、アニマルヘルスおよびバイオ医薬品受託製造の3つの事業分野において、52,000人以上の社員が世界130ヵ国以上の市場で事業を展開しています。

詳細は、下記をご参照ください。
https://www.boehringer-ingelheim.com/
(ベーリンガーインゲルハイム)
https://www.boehringer-ingelheim.jp/
(ベーリンガーインゲルハイム ジャパン)
https://annualreport.boehringer-ingelheim.com
(アニュアルレポート 英語)

〈このプレスリリースは、本町記者会、厚生労働記者会、厚生日比谷クラブ、重工業研究会、へ配布しております〉

当プレスリリースについてこの資料は、ドイツのベーリンガーインゲルハイム(Boehringer Ingelheim GmbH)が6月14日に発表したプレスリリースをもとに日本語に翻訳したものです。なお、日本の法規制などの観点から一部、削除、改変または追記している部分があります。この資料の内容および解釈については英語のオリジナルが優先することをご了承ください。

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日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社

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URL
http://www.boehringer-ingelheim.co.jp
業種
製造業
本社所在地
東京都品川区大崎2-1-1 ThinkParkTower(17階)
電話番号
03-6417-2200
代表者名
ヤンシュテファン・ シェルド
上場
未上場
資本金
-
設立
1961年06月
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