医師12万人が参加する医師専用コミュニティサイト「MedPeer」、2020年 医師が選ぶ「医学界・医師界における今年の漢字一文字」、1位は「禍」
2位に大差をつけて首位。新型コロナウイルスに翻弄された医療現場、診療も日常も至るところに「禍」。2位は「密」、3位は「疫」。
当社は、「Supporting Doctors, Helping Patients.」をミッションに、医師12万人(国内医師の3人に1人)が参加する医師専用コミュニティサイト「MedPeer」を中心とした事業を展開しておりますが、より多くの患者さんが救われる理想の医療が実現されるよう、引き続き医療従事者をテクノロジーでサポートしてまいります。
- 調査サマリー(n=3,385人)
1位 / 禍 / 713(21.1%)/ 「コロナ禍」一色の一年だった。
2位 / 密 / 305(9.0%) / 海外にも紹介された「3つの密を避ける」対策に追われ、仕事も私生活も「密」を意識した。
3位 / 疫 / 237(7.0%) / 疫病(コロナ)が猛威をふるい、人々は免疫の力を上げようとあらゆる手立てを探した。
4位 / 感 / 155(4.6%) / 感染の「感」でもあるし、コロナ禍による変化の中で色々感じた年。
5位 / 冠 / 128(3.8%) / 冠は、ラテン語でcorona。今年1年、コロナに悩まされた。
- 「2020年 医学界・医師界における今年の漢字一文字」の募集に対し3,385人の医師が回答し、「禍」が最も多い713票を得た。
- 2位以降についても、新型コロナウイルスから連想される漢字が続いた。
- 大規模災害に見舞われた18年、19年に2位に選ばれた「災」は、今回12位。「わざわい」という読みは、今年の「禍」も同じだが、自然災害以上に新型コロナ感染症に苦しめられた1年と感じる医師が多かった。
- ベスト10と、主な理由(コメント抜粋)
1位 「禍」 713票
・「コロナ禍」による混乱が最大のトピック(泌尿器科、40代)
・診療体制、労働環境、感染リスク、医療収入、風評被害など、診療上の様々な影響が今も継続している。(産業医、60代)
・医療よりも経済が重視され、理不尽な差別等で現場が疲弊している。(一般内科、30代)
・コロナ禍で崩壊するところ、倒産するところなど禍が多く、正念場のような1年がまだ続いている(小児科、30代)
・ピンチはチャンス。一部の前向きな人にとっては生き方さえも変えるチャンスにもなり得たと考える(一般内科、40代)
2位 「密」 305票
・医療機関も密になり、院内感染が危惧された(心療内科、50代)
・密な環境の管理に難渋した(皮膚科、20代)
・入院患者の面会を禁止にしたり、院内の勉強会を中止にしたり、密を避ける動きに神経をとがらせていた(老年内科、50代)
・3密はもとより、COVID-19患者の対応に当たる医療スタッフも外部と隔離された密閉空間の中で治療に当たっているから(アレルギー科、40代)・密を避けざるを得ず、多くのものが失われた(50代、一般内科)
3位 「疫」 237票
・コロナ感染という疫病に振り回された1年です。(泌尿器科、60代)
・新型コロナウイルスで終始した一年。疫病ともいえる感染症で防疫対策に追われた。(眼科、60代)・感染が蔓延し、疫学が重要とされた(呼吸器外科、20代)
4位 「感」 155票
・感染症、衛生に対する感覚、情報に対する感受性などが印象的だったから(整形外科、30代)・恐怖感の感、閉そく感の感、孤独感の感、無力感の感、憤り感の感、医療者への感謝の感。いろいろなことに感じ入った1年だった(一般外科、60代)
5位 「冠」 128票
・コロナ=冠 に悩まされた一年(整形外科・スポーツ医学、50代)
・コロナの冠と医療従事者に冠をという意味で(一般内科、40代)
6位 「染」 98票
・新型コロナウイルス感染症 感染る、コロナ一色に染まる、という感じから(総合診療、30代)
7位 「乱」 88票
・突然のコロナで、患者も減り、医療用品は不足。診療が乱れ、心も乱れた(耳鼻咽喉科、60代)
8位 「忍」 82票
・新型コロナの特効薬が開発されるまで耐え忍ぶしかないと感じた(一般内科、30代)
・ひたすらマスクと消毒液で嵐が過ぎ去るのを待っている状態(皮膚科、50代)・風評被害に耐えつつもできる限りの医療を提供しようと努めた(泌尿器科、40代)
9位 「耐」 79票
・発熱対応や救急外来は大変。仕事だけでなくプライベートも自粛でストレス発散も難しい。今年は様々なことに耐えている医療者が多いはず(その他、20代)
・コロナ対策に耐え、ボーナス減額にも耐え、歓迎会や納涼会、忘年会などの楽しみなイベント中止にも耐え、ノイローゼになりそうな1年だった(小児科、50代)・世間がgo to で賑わっていても、医療従事者という理由で飲み会や旅行に行き難く、自制を強いられている(総合診療、30代)
10位 「病」 78票
・新型コロナウイルス感染症の影響が大きく、世界的に「病」に恐怖した一年だから(麻酔科、40代)
- 調査概要
調査期間:2020年11月12日(木)~2020年11月13日(金)
有効回答:3,385人(回答者はすべて、医師専用コミュニティサイトMedPeerに会員登録をする医師)
調査方法:インターネット調査
質問:今年2020年の「医学界・医師界」表す漢字を「1文字」でご回答ください。
- 過去の調査結果
当調査「医学界・医師界における今年の漢字一文字」は、2012年から毎年実施し、今回で9回目となります。
2019年は、「令和」への改元を契機に、医療分野における新たな変革への期待が膨らんだことを背景に、「令」が最多得票となりました。
※過去の結果詳細はこちらをご覧ください。
2019年度・・・1位「令」≫https://medpeer.co.jp/press/7328.html
2018年度・・・1位「免」≫https://medpeer.co.jp/press/6125.html
2017年度・・・1位「専」≫https://medpeer.co.jp/press/4702.html
2016年度・・・1位「高」≫https://medpeer.co.jp/press/3465.html
2015年度・・・1位「偽」≫https://medpeer.co.jp/press/2448.html
2014年度・・・1位「偽」≫https://medpeer.co.jp/press/2048.html
2013年度・・・1位「偽」≫https://medpeer.co.jp/press/653.html
2012年度・・・1位「再」≫https://medpeer.co.jp/press/533.html
- 引用・転載時のお願い
本調査結果の引用・転載時には、必ず下記のとおりクレジットを明記いただけますようお願い申し上げます。
・医師専用コミュニティサイト「MedPeer」調べ、と明記ください。
・WEB上での引用に際しましては、「MedPeer」に https://medpeer.jp へのリンク付与をお願い致します。
【メドピア株式会社について】
「Supporting Doctors, Helping Patients.」をミッションに、医師12万人(国内医師の3人に1人)が参加する医師専用コミュニティサイト「MedPeer」を中心とした事業を展開。
2016年には株式会社Mediplat、株式会社フィッツプラスを子会社化し、法人向け産業保健支援サービス「first call」、管理栄養士による特定保健指導サービスなど、専門家ネットワークを活かした各種事業を開始。直近では、かかりつけ薬局化支援サービス「kakari」、医師人材紹介サービス「MedPeer Career Agent」の開始など、事業領域を拡大。
【メドピア株式会社の概要】
会社名 :メドピア株式会社(東証一部 6095)
所在地 :東京都中央区銀座6-18-2 野村不動産銀座ビル11階
設立 :2004年12月
代表者 :代表取締役社長 CEO 石見 陽(医師・医学博士)
事業内容:医師専用コミュニティサイト「MedPeer」の運営、その他関連事業
URL :https://medpeer.co.jp
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像