新会社 セーフィーセキュリティ株式会社を設立
CSPとの資本業務提携により、AIの活用と人の力を融合した次世代の安心を創出
クラウド録画サービスシェアNo.1(※1)のセーフィー株式会社(東京都品川区、代表取締役社長CEO 佐渡島 隆平、以下「セーフィー」)は、警備・防犯領域に特化した新会社セーフィーセキュリティ株式会社(東京都品川区、代表取締役 西村 宣昭、以下「セーフィーセキュリティ」)を設立しました。併せてセーフィーセキュリティは、セントラル警備保障株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役執行役員社長 市川 東太郎、以下「CSP」)との資本業務提携の締結を行いました。
設立の背景~社会変化による次世代の防犯・みまもりのニーズ~
セーフィーは設立から約11年間、幅広い業界のお客様と向き合う中で、多様化する防犯・みまもりニーズに対応してきました。昨今、高齢化や労働人口減少による社会変化が進むなか、IoTやAIを活用した「現場に人がいなくても防げる遠隔警備」への期待は急速に高まっています。さらに防犯に限らずお客様の事業継続性を支える「みまもり、よりそい」の要望も拡大しています。具体的に各現場では以下の課題とその解決を望む声があがっています。
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屋内の無人・省人化店舗:無人フィットネスジムでは、怪我や急病による事故発生時の利用者の早期発見と緊急対応が急務です。24時間の省人化店舗は、夜間のトラブル(不法侵入、不審行動)を発見時の従業員の安全確保が課題となっています。
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建設現場:夜間の無人現場で発生する金属などの盗難は、資材の再仕入れ・再設置による現場負担の増大や工期への影響を及ぼし、深刻な問題を引き起こすにも関わらず、適切なコストで防止する有効な手立てがないのが現状です。
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太陽光発電所:窃盗集団による銅線盗難を目的とした設備破壊は、復旧までの発電途絶・ケーブル総交換による復旧・保険料額の増大など事業継続に多大な影響を与えています。
これらの課題に対し、セーフィーセキュリティでは、25年1月の設立から現在まで「遠隔によるみまもり」を目的とした実証実験を15ヵ所以上実施しています。実際の現場において、盗難防止や資材の保全など多様なケースを想定し、建設、発電所、無人施設をはじめ、各業態の企業と連携をはかり検証を行っています。その中で、映像を活用した侵入検知後の即時対応が、被害の未然防止などに有用であることを確認しました。
< 実証実験で得られた有用ケース(一部) >
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太陽光発電所:広大な敷地での不審な偵察行動を映像にて発見。施設管理者を通じた情報提供により、警戒態勢を強化することで、これまで被害のあった銅線の盗難を抑止しています。
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建設現場:不法侵入を検知後、声がけによる侵入者を撃退し、被害を未然に防ぎました。被害が発生した場合は、施設管理者を通じた証拠映像の情報提供に貢献しています。
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店舗・施設:省人店舗・施設における不審行動のAI検知とみまもりにより、事故につながるリスクの早期発見にも活用されています。
これらの結果に加え、実証実験の連携企業からも高い評価をいただいたことから、新たなニーズと捉えています。今後は、現場への駆けつけに不可欠な警備会社との連携も強化し、即時性対応の有用性をさらに高めてまいります。
このような社会変化による課題(不)を解決するため、セーフィーセキュリティは、テクノロジー(IoT・AI)と人の力を融合した「カメラ・遠隔監視・遠隔声かけ」を実現し、次世代の安心を創出していきます。AIカメラやセンサーなど、さまざまな警備手法に基づいた出動前の遠隔による即時声掛けと現場への駆けつけ、運営者への即時通告と並行した映像によるモニタリングを連携していきます。

CSPとの提携により警備・非警備領域における新たな価値創造
セーフィーセキュリティの設立背景やビジョン「みまもり、よりそい、社会に確かな安心をつくる」と、CSPの中期経営計画が合致し、今回の提携に至りました。今後は、警備業の進化を中長期的に共に描き、非警備領域における新たな価値創造にも事業を展開していきます。
セントラル警備保障株式会社(CSP) 代表取締役執行役員社長 市川 東太郎 様
私たちは2025年4月に公表した中期経営計画「想い2030~連携して実現する~」を掲げ、「お客さまに、必要な時に、速やかに寄り添い、適切に対応する」サービスの提供を目指し、さまざまなパートナー様と共にAIやクラウドを活用して、人と技術を最適に融合させて、よりレベルの高い警備・サービスをする、という新しい価値創造を行っております。
また私たちはCreative Security Partnerとして、安全・安心・快適な社会基盤を提供することを自負して、「この街には、CSPがいる。」を掲げて地道に尽力をしています。セーフィー様は「映像から未来をつくる」をビジョンに掲げて、カメラ映像のクラウド化を推進して、さまざまな分野で貢献をしており、その中でセーフィーセキュリティ様は、「みまもり、よりそい、確かな安心をつくる」という理念に基づき、映像の活用を通じて多くの方々にそのサービスを提供しています。この度、CSPとセーフィーセキュリティ様が手を携えて、それぞれが持つ強みを連携することで、警備はもとより警備以外のサービスも含めたさまざまな分野においても、安全と安心のレベル向上と新たなスタンダードを共に築いていくことを楽しみにしております。
セーフィーセキュリティが目指す未来像
セーフィーセキュリティは、CSPとの提携を契機に、プロダクトやサービスを自社のみに閉じず、広く各業界の企業へ開放することで社会全体への貢献を目指します。まずはセーフィーの強みである既設カメラを活用し、遠隔からの「みまもり」の連携を開始し、段階的にサービスやソリューションによる連携を展開し、業務範囲を拡大してまいります。
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初期フェーズ:新たな社会課題により、従来の警備が浸透していない領域も含めて遠隔警備の提供をしていきます。
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中長期フェーズ:来る労働人口の減少に向けて、既存警備との融合とともに、IoTを活用した関係機関との連携による協力の実現を目指します。警備業界をはじめ多様なパートナーとも連携を図り、警備だけではなく非警備領域でのサービス提供を目指し、お客様の事業継続性にも貢献を図っていきます。
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目指す未来:さまざまな連携により得たノウハウを法人向けから個人向けへと展開し、さらには国内で培ったサービスを海外へ拡大していきます。
関係者コメント
セーフィーセキュリティの事業展開にあたり、現場での実証実験を行っています。今後の事業展開に関してご賛同の皆様からコメントをいただいていています。
・NTT東日本株式会社 執行役員 CTO ビジネス開発本部長 山口 肇征 様
このたびは、セーフィーセキュリティ社のご設立、誠におめでとうございます。NTT東日本はこれまで、当社のアセットとセーフィー社の技術力を融合させ、「映像プラットフォームの社会インフラ化」を目指した取り組みを進めてまいりました。今回設立された貴社の事業は、お客様の安心で安全な業務運営を支える圧倒的な価値を提供するものであり、その展開に心からの期待を寄せております。今後も当社は、ICTの力を活用しながら、貴社との積極的な連携を図ってまいります。
・キヤノンマーケティングジャパン株式会社 マーケティング統括部門 セキュリティマーケティング部門 NVS企画本部 本部長 加藤 貴志 様
セーフィー社とは2017年以来、種々の協業を進めてきました。当社の映像ソリューションとセーフィーのクラウドサービスとの連携、またキヤノングループのアクシスコミュニケーションズ社製デバイスの提供など、映像データの利活用を軸として協業領域は着実に拡がっています。「8掛け社会」の到来を見据えて、さらに両社のパートナーシップは新たなフェーズへ進んでおり、セーフィーセキュリティもその一環と捉えています。今後も両社の強みを掛け合わせ、社会課題の解決に共に取り組んでまいります。
・セーフィーセキュリティ株式会社顧問 元内閣サイバーセキュリティセンター長・元内閣官房副長官補/弁護士 西川 徹矢 様
官公庁での奉職、および弁護士としての活動を通じて、多様な安全保障領域に関わるなかで、官民の連携による情報技術の活用が有効である場面を数多く経験してまいりました。これまでの知見に基づき、セーフィーセキュリティの目指す遠隔にまつわる新しいみまもりや警備において、映像を主体とする新たな技術の活用に関する助言を行っております。将来的には、安心安全において新たな技術や技法を駆使し、遠隔での手法を含めた官民の連携による支援体制の構築を、一体となり目指していくことを期待しています。
セーフィーセキュリティは、テクノロジーと人の力を融合し、「社会に確かな安心」を提供し、創り続けてまいります。セーフィーセキュリティの詳細については、URLをご参照ください。
https://safie.co.jp/security-inc/
(※1)テクノ・システム・リサーチ社調べ「ネットワークカメラのクラウド録画サービス市場調査(2024)」より、エンジン別カメラ登録台数ベースのシェア(55.3%)
クラウド録画サービス「Safie(セーフィー)」とは
Safieはカメラとインターネットをつなぐだけで、いつでもどこでも映像を確認できるクラウド録画サービスシェアNo.1のサービスです。
「映像から未来をつくる」というビジョンのもと、人々の意思決定に映像をお役立ていただける未来を創造し、企業から個人まで誰もが手軽に利用できる映像プラットフォームを目指しています。
我々は「映像データであらゆる産業の”現場”をDXする」というビジネスコンセプトを掲げ、小売、土木・建築、製造、医療などのあらゆる現場のDXを率先して推進しています。
セーフィーは、データガバナンスに関する下記指針を遵守すると共に、ステークホルダーの皆様と協調して啓発活動にも取り組んでおります。また、社外有識者よりプライバシー保護などに関する助言を受けながら、指針及び実務上の運用基準の見直しを行っております。
・データガバナンスに関する取り組み: https://safie.co.jp/csr/advisoryboard/
・データ憲章(2022年4月1日発行): https://bucket.safie.link/pdf/csr/advisoryboard/safie_data_charter_JP.pdf

映像から未来をつくる
【セーフィーセキュリティ株式会社の会社概要】
所 在 地 東京都品川区西品川1-1-1 住友不動産大崎ガーデンタワー
設 立 2025年1月
代 表 者 西村 宣昭
事業内容 クラウド録画型映像プラットフォーム「Safie」を活用した、遠隔みまもりサービスの開発・運営および関連サービスの提供
コーポレートサイト https://safie.co.jp/security-inc/
【セーフィー株式会社の会社概要】
所 在 地 東京都品川区西品川1-1-1 住友不動産大崎ガーデンタワー
設 立 2014年10月
代 表 者 佐渡島 隆平
事業内容 クラウド録画型映像プラットフォーム「Safie」の開発・運営および関連サービスの提供
サービスサイト https://safie.jp/ / コーポレートサイト https://safie.co.jp/ / 採用ページ https://safie.co.jp/teams
【セントラル警備保障株式会社の会社概要】
所 在 地 東京都新宿区西新宿2-4-1新宿NSビル
創 業 1966年3月
代 表 者 市川 東太郎
事業概要 常駐警備、機械警備、輸送警備、機器販売及び工事
コーポレートサイト https://www.we-are-csp.co.jp/
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